フィットネストレーナー・Sayaさん考案の「グローボディフィットネス」が、今、シリコンバレーで大人気。筋肉を増やし、体脂肪を燃焼させて落とすとともに、引き締め効果が得られ、美ボディに! 短時間でできるので続けやすいのも魅力です。
※glo(グロー)とは、global(全世界の)とglow(輝き)を合わせた造語。
教えていただいたのは
Sayaさん
1976年生まれ。フィットネストレーナー。米・シリコンバレーを拠点に、Google本社のエグゼクティブトレーナーを務めるほか、最先端企業幹部のクライアントも多数。7月に初の著書を発売。
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有酸素運動と筋トレを約3分で行う最新エクササイズ
内臓脂肪とともに皮下脂肪も落としたい人にイチ押しなのが「グローボディフィットネス」。多忙な米・グーグル社員たちの効率よく体を引き締めたいという要望でSayaさんが作ったエクササイズです。
「グローボディフィットネスは、ひとつのプログラムが、①セットアップ、②ファットバーン、③パルシング、④ホールド、⑤ストレッチの5つのステップに分かれ、続けて3分ほどで行っていくエクササイズです。
特に、大きく体を動かす有酸素運動のファットバーンは心拍数を上げて脂肪を燃やす効果が高く、小さく体を動かすパルシングはインナーマッスルを鍛える筋トレ効果が高いのが特徴」。
「筋肉がつくので体重はあまり減りませんが、体が引き締まって見た目は確実に変わります。
運動不足の人は少しきつく感じるかもしれませんが、やったあとの達成感とすっきり感が絶大。さっそく始めてみてください」
体重は+4㎏でも、こんなに体が引き締まった!
写真左は、グローボディフィットネスを始める前のSayaさん。太ってはいないけれど、あまりメリハリがない状態。写真右はグローボディフィットネスを続けたあと。脂肪が減って筋肉がついた分、体重が4㎏増えてもご覧のように引き締まって美しいメリハリボディに
「グローボディフィットネス」は5つのステップで脂肪燃焼+体引き締め
まず、グローボディフィットネスの5つのステップの意味を理解しましょう。有酸素運動、筋トレ、ストレッチを約3分で行えて、脂肪燃焼&体の引き締め効果大。
Step1
●体を正しいポジションに整える
セットアップ
「つま先や膝、骨盤、肩の向きなど、体のポジションを正しい状態に整えないまま体を動かすと、効果が得られにくくなり、ケガなどの原因にもなるので、まずは正しい状態に整えます」
Step2
●手足を大きく動かして脂肪を燃やす
ファットバーン
「手足を大きく動かして、関節の可動域を広げながら、できるだけ多くの筋肉を活性化させ、心拍数を上げることで、脂肪を燃焼させる動きです。余分な脂肪を落とす効果が抜群です」
Step3
●小さな動きでインナーマッスルを強化
パルシング
「2〜3㎝ほど、小さく小刻みに体を動かすことで深層部のインナーマッスルを鍛えてボディラインを整えます。関節に負担をかけないので、40代〜50代の女性でも安心してできます」
Step4
●10秒動きを止めてさらに筋肉を刺激
ホールド
「きつめのポーズで動きを止めて筋肉がプルプルするくらいまで10秒間ホールド。鍛えたい筋肉にピンポイントにレーザーを照射するイメージで強めの刺激を与え、さらに引き締め」
Step5
●使った筋肉をリラックスさせる
ストレッチ
「最後に、使った筋肉をストレッチでリラックスさせ、動きのいい筋肉を目指します。20秒ストレッチをするのが基本ですが、気持ちよく感じたら、もう少し長めに行ってもOK」
「グローボディフィットネス」をするときのポイント
Point1
●いつ行ってもOK。基本は1日2〜3回
「グローボディフィットネスは、いつ行ってもOK。余分な脂肪を落とすためには、基本的に毎日朝、昼、夜のうち2〜3回、次回からご紹介する動き<プログラム1~4>を毎回変えてひとつ行うとより効果的。特に朝行うと、一日中代謝が高い状態を維持できます」
Point2
●ファットバーンを多めにするのもおすすめ
「脂肪を落としたいなら、有酸素運動のファットバーンを長めに行って。自分の最大心拍数の4〜6割の運動が最も脂肪燃焼効果が高いとされているので、少し息が切れる程度に心拍数を上げることを目指しましょう」
Point3
●パルシングの回数を増やしてもOK
「筋肉に効かせるには、自分で『やっとできた!』と感じる程度のきつさがポイント。パルシングの回数の目安は20回ですが、やってみて楽にできるなら回数を増やしましょう。きついなら減らしてもOK」
Point4
●慣れたら4種類行って。無理なら1種類でも
「次回からご紹介する4種類のグローボディフィットネスの<プログラム>を、できるようになったら毎日行うのが理想的ですが、運動不足できつく感じる人は1種類から始めてみましょう。 続けてみて慣れてきたら、種類を増やしていけばOKです」
※次回より「グローボディフィットネス」の具体的な<プログラム>をご紹介していきます。
撮影/城 健太(vale.) ヘア&メイク/永田紫織(nous inc.) スタイリスト/程野祐子 イラスト/二階堂ちはる 構成・原文/和田美穂