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食べすぎてないのに太る⁉ 「ぽっこりお腹」に立ち向かう成分たち【更年期太りと機能性表示食品】

体重は変わらないけれどお腹ぽっこりが気になる…。食生活も変えていないのに、なぜか太りやすいし、頑張っても痩せない…。それはまさに「更年期太り」です! 今回は「更年期太り」、特に内臓脂肪にアプローチできる機能性表示食品の成分と、選び方のヒントを薬事コンサルタント・持田騎一郎さんと一緒に見ていきます。

なぜ太る? 更年期に起こる体の変化

「食べすぎてないのに太る」「なんだか下腹だけぽっこり」——40代、50代に多いこの現象。体の内側では、閉経前後の期間からこんな変化が起きています。

 

◆筋肉量が減る
年齢とともに全身の筋肉は少しずつ減っていきます。筋肉は脂肪を燃やすエンジン。量が減ると基礎代謝が落ち、摂取したエネルギーをうまく使えず脂肪がため込まれていきます。

 

◆女性ホルモン「エストロゲン」の減少
エストロゲンには、内臓脂肪(腸のまわりにつく脂肪)の蓄積を抑える働きが解明されています。ホルモンが急減することで内臓脂肪、つまり“下腹”に脂肪がつき、ぽっこりお腹になるのは当然。

 

◆食欲にも変化が
エストロゲンは、食欲を抑えるホルモン「レプチン」の分泌にも関係しています。エストロゲンが減るとレプチンの分泌が減り、空腹を感じやすく食欲が抑えられなくなるという影響が!

 

◆自律神経の乱れ
更年期は自律神経も不安定になりがち。睡眠不足やストレスといった要因が重なって、代謝のバランスが乱れ、太りやすく・痩せにくい状態に。

 

こうして、「以前と同じ生活をしているだけでも太る」「努力しても以前のように痩せない」状態になってしまう。

 

それが、いわゆる「更年期太り」です!

 

「お腹ぽっこり」に対応するサポート成分は?

 

「更年期太りは、その世代ならではの“体質の変化”が背景にある。だからこそ、ずばり機能をうたうことができる【機能性表示食品(*1)】を味方につけるのがいいと思います」

 

そう教えてくれるのは、健康食品制度に詳しい持田騎一郎さん。確かに、なんとなく「痩せそう」と選んだサプリメントよりも国に届け出た成分を含むもののほうが信頼があるはず。特に、更年期特有の内臓脂肪へのアプローチができる【機能性関与成分(*2)】を見つけることがポイントです。

 

*1 機能性表示食品:「○○に役立つ」と機能を表示するため、根拠を国(消費者庁)に届け出た食品のこと。
*2 機能性関与成分:「○○に役立つ」と機能を表示するための主要成分のこと。

 

記事が続きます

お腹ぽっこりに喝! 内臓脂肪にアプローチする注目の成分

内臓脂肪を減らす期待の“ケトン体”

機能性関与成分【D-β-ヒドロキシ酪酸(D-BHB)】

エネルギー源となるケトン体の一種。脂肪がエネルギーに変わりやすくなり、内臓脂肪の減少に関する機能が報告されています。今後の展開にも注目。

 

緑茶のチカラで脂肪にアプローチ

機能性関与成分【エピガロカテキンガレート(EGCG)】
緑茶に多く含まれるカテキンの一種。糖や脂肪の代謝に関与し、内臓脂肪の蓄積を抑える作用があるとされます。抗酸化力にも優れ、幅広く健康をサポート。

 

黒しょうがの成分で脂肪をためにくく

機能性関与成分【ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン】
代謝を高め、エネルギー消費を促進する成分。内臓脂肪の減少に関する機能が複数届出されています。運動との組み合わせもおすすめ。

 

天然の“バラの実”が脂肪燃焼を後押し

機能性関与成分【ローズヒップ由来ティリロサイド】
ローズヒップから抽出されるポリフェノール成分。脂肪代謝を促し、特にお腹まわりの脂肪に作用する機能が報告されています。自然派志向の人にも人気。

 

ポリフェノールの力で脂肪の蓄積にブレーキ

機能性関与成分【エラグ酸】
ベリー類やざくろなどに含まれるポリフェノール。脂肪の合成を抑え、分解を促す作用があり、内臓脂肪や体脂肪率の減少に関する届出も多数。

 

血糖値&腸内環境からアプローチ

機能性関与成分【サラシノール】
サラシアに含まれるポリフェノール。糖の吸収を抑え、血糖値の急上昇を防ぎつつ、腸内フローラにも働きかけます。内臓脂肪の減少に関する機能も確認ずみ。

 

伝統素材から抽出された脂肪ケア成分

機能性関与成分【葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類)】
脂肪の分解・燃焼にかかわる遺伝子に作用。内臓脂肪や腹囲、体脂肪率の改善が報告されており、機能性表示の届出も豊富です。

 

記事が続きます

内臓脂肪に効くチーム戦、 複数成分配合に注目!

近年は、ひとつの製品に複数の【機能性関与成分】を組み合わせた【機能性表示食品】も増加中。それぞれの成分が異なる角度から働くことで、内臓脂肪への多面的なサポートが期待できます。

 

代表例が、富士フイルムの「メタバリア」シリーズ。成分バリエーションや配合の工夫から、自分の目的に合わせて選びやすいのも特徴。

富士フイルム メタバリア 機能性表示食品

<商品左から>

日本初*¹!3つの機能性関与成分を配合し、おなかの脂肪ケア*²をサポート
メタバリア
(機能性表示食品/届出番号:I661)

機能性関与成分:サラシノール、エピガロカテキンガレート、6-パラドール
(30日分) ¥5,184

*1 「おなかの脂肪を減らし、維持するのを助ける」機能を含む機能性表示食品として。消費者庁「機能性表示食品の届出情報検索」で確認(自社調べ)。
*2 BMI23以上30未満

シリーズ最高峰*¹!糖*²・脂・腸内環境*²、3つにアプローチ!
メタバリアプレミアムEX(機能性表示食品/届出番号:D677)

機能性関与成分:サラシノール、難消化性デキストリン(食物繊維)、エピガロカテキンガレート、モノグルコシルルチン、フロロタンニン
(30日分) ¥6,264

*¹メタバリアシリーズで唯一、脂の吸収を抑える
*²サラシノールの研究レビュー

葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類)が、3つのメカニズム*¹で脂肪にアプローチ
メタバリア葛の花イソフラボンEX
(機能性表示食品/届出番号:G548)

機能性関与成分:葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類)
(30日分) ¥4,935

*¹想定されるメカニズム

メタバリアシリーズについて詳細はこちら

 

続々と増えている機能性表示食品。成分のラインナップを見比べるのも、ちょっとした楽しみに。選ぶ理由が、ひとつ増えるかもしれません。

 

【教えていただいた方】

持田騎一郎
持田騎一郎さん
薬事通販コンサルタント
公式サイトを見る

1962年生まれ。一橋大学法学部卒業。株式会社RCTジャパン代表取締役社長。過去10年間で1万件以上の化粧品、機能性表示食品、医療機器などの薬機法、景表法案件をコンサル。機能性表示食品制度の普及と啓蒙に努めることを目標に、商品開発、届出支援に特化した機能性表示食品検定協会株式会社を設立、会長に就任。2017年から「機能性表示食品検定講座」をスタート。

取材・文・画像制作/蓮見則子

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