「歯の黄ばみに悩んでいる人は多く、ホワイトニングの意識が年々高まってきていると感じています」
ホワイトニング専門クリニック「ジュエルホワイトクリニック広尾」の登坂万喜先生です。クリニックを訪れる患者さんたちは人それぞれに「好みの歯の白さ」があるそうで、「パッと見て白い」「セラミックのようなマットな白さ」など歯の色に対する要望が細かくなってきているのだとか。
確かに、にこっと笑ったときに見える歯が白いと清潔感や若々しさもあり、それだけで美人度はグッと高まりますよね。とはいえ、毎日念入りに歯みがきをしていても、コーヒーや赤ワインなどによる着色が積み重なり、さらにOurAge世代ともなれば、加齢によって歯質が変質、歯の黄ばみや変色はグングン加速…。
歯科クリニックでの定期的なクリーニングを受けていても、「毎日の歯みがきで白さをもっとキープできたらいいのに」が一番の願いではありませんか?
そんな願いを叶えてくれる画期的な歯ブラシ「シルキンWAVE」(税別¥35,000)がイスラエルから初上陸! 何が画期的かというと、振動で汚れを落とす一般的な電動歯ブラシとは異なり、ラジオ波、高周波とも呼ばれるRF(radio frequencyの略)が歯に付着した汚れにアプローチする歯ブラシなんです。
発表会には、同製品を開発・製造したイスラエルの家庭用美容機器メーカー、ホーム・スキノベーションズ・リミテッドのCEOヨーラム・サデ氏が本国より来日。RFによる交流電流を歯の表面に行き渡らせるために、開発にはとても苦労したと説明されましたよ。
RFはエステティックサロンの痩身などにも使われていますが、その場合は皮下組織にRFを流して得られる温熱効果を利用しています。一方、今回の歯ブラシに採用したのは、電流を流すことによって得られる化学反応。電極と電極の間にシリコンバリアを配置することでRF電流がブラシの先端の方へと流れ、イオン化した歯磨き粉の粒子と相まって歯の表面や歯茎で交流電流が活発に動きます。これにより、エナメル層にこびりついた汚れや歯周ポケットに蓄積した不純物を取り除きやすくするのだそう。
RFが引き起こす化学反応の効果事例を見せていただきました。一番上の写真が、この歯ブラシを使用前の歯。使用2カ月後が一番下の写真で、ステインがキレイに落ちてますよ! 汚れの除去を促すだけでなく、再び汚れが付着するのも防ぐとか。こういう着色汚れって、歯科クリニックでのクリーニングじゃないと落ちないと思っていたのでビックリ!
ブラシの左右にある2つの電極とその中央に配置されたシリコンバリアにより、RFが歯の表面全体に広がって化学反応を引き起こし、付着したステインや歯垢まで除去することが可能になったのだそう。
一般的な電動歯ブラシと同じくらいの大きさで、大小のブラシヘッドが1つずつ付いています。実際に使ってみて、確かに着色汚れが落ちているのを実感。磨いた後の歯を舌でなぞってみると、クリニックでクリーニングしたときのようなツルツル感も♪
「歯の白さと若さは比例しており、アンチエイジングに効果的。白目と同じくらいまで白くするとレフ板効果を発揮して肌色も明るく見え、シワも目立ちにくくなります」とは、最初にお話しをした登坂先生。
使い続けることで本来持つ歯の白さになってくるというので、それを目標にRF歯みがきにいそしんでいます。定期的にクリーニングで通っている歯科クリニックの担当医が、次回私の歯をチェックしてどんな反応をするのか、今から楽しみです。
「シルキンWAVE」公式サイト
取材・文/佐藤素美