せっかく整体で調整しても、すぐに歪んだバランスに戻ってしまう。歪みがなかなか治りにくい…。「そうそう、だから定期的に通わないとツラくて」なんて人はいませんか?
この対策にはふだんの生活で続けられるものが必要だと考えたのが、整体スタジオやスクールの運営を手掛ける「クワトロハート」の代表取締役、熊谷剛さん。これまでに技術指導をした整体師は1,200人以上、現在も“プロに教えるプロ”として「疲労回復協会」の会長も務めています。そんな熊谷さんが手にしているのが、今回開発したという「OSHIRI MAKURA(おしり枕)」です。
「『家でどんなことをすれば歪みにくくなりますか?』とよく質問されるものの、みんな続かないんです。ならば、新たに何かをするのではなく、使っているものを替えて自然治癒力を高めることが出来れば、と『キュアレ』ブランドを立ち上げました」
今までに睡眠中にゆがみを整える枕やマット、立ち姿勢の時に調整するインソールやサポーターなどを開発。そして今回、日本人は世界の中でも座っている時間が最も長いと言われていることから、座姿勢をサポートするツールが新登場!
上の写真は、悪い姿勢で座った時のダメージの解説です。本人は楽に座っているつもりでも、血管や神経、内臓に大きな負担をかけているんだとか。
「ヒトの体は、重力のダメージを軽減するようにS字構造になっています。そのため、悪い姿勢だと重力のダメージをもろに受けてしまうのです。特に、背中が丸くなっていると肺が圧迫されて隠れ酸欠に。呼吸が浅くなると疲れはどんどん蓄積され、代謝も落ちてしまいます」
背中のほか、首や肩、腰など丸まった姿勢になりがちな部位にダメージがかかりやすいのだそう。この負担をカバーしようとするから歪みが起き、腰痛や肩こり、頭痛、むくみなどの不調を招いていたのです。
2月6日(木)に新発売した「OSHIRI MAKURA」(¥15,800/税別・送料込)。座面が四角でも丸くても効果が発揮出来る形状を模索して、台形のような六角形になったのだそう。
整体理論を基に、骨盤と太ももを重力からフリーの状態にする座面2/3の幅に設計。また、座った時にかかる圧を徹底的に研究して、体の緊張や関節に負担をかけない硬さを採用。おしりはしっかりとのせることで猫背状態が減り、崩れない姿勢をキープします。
「OSHIRI MAKURA」を使うと、自然とこんなに美しい姿勢に!
「正しい姿勢で座れると、さまざまな不調を招くネックストレスも軽減されます。おしりに使うものですが、首にもアプローチすることから製品名に『枕』と付けました」
深い呼吸が出来るようになるのも、このツールの大きな利点です。発表会では、腕の上がり具合で血流改善の効果を検証するデモンストレーションも。使う前では上がりにくかった腕が、「OSHIRI MAKURA」に3分座った後だとラク〜に上がっていましたよ!
血液が3周以上全身を巡って酸素を運び、心臓に戻ってきて老廃物を排出するのにかかる時間が3分とか。私たち取材陣も同じ体験をすることが出来たのですが、腕の上がり具合はもちろん、サーモグラフィのチェックでも手の温度が上がっていたのでビックリ! う〜む、たった3分で…。では、1日に座っている時間はどれくらい?と考えると、いかに悪い姿勢=浅い呼吸がダメダメなのか思い知らされますよね。
「疲れや負担を補正するために体は歪むわけですから、無理に姿勢を良くしようと矯正するのはツラいこと。自然と正しい姿勢になれれば、疲れも取れ、歪みも改善します」という熊谷さんの言葉が深く心に響いた私は、早速愛用しています。座り直すことが減り、集中力が続くようになったかも♪を実感しているところです。
「キュアレ」ブランドサイト
取材・文/佐藤素美