冷え込む日も増えてきて、いよいよ冬本番!インフルエンザシーズンに突入したこの時期、今年は新型コロナウイルス感染症の同時流行もあるのでは?と不安になってしまいますよね。
どちらも対策するには、体の免疫力を高めることが大切。そこでまずは、医師であり健康ソムリエも務めている石原新菜先生に、普段実践している、免疫力をキープする生活習慣を教えていただきました!
2006年帝京大学医学部卒業。同大学で2年間の研修医を経て、イシハラクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたる。わかりやすい医学解説と親しみやすい人柄で、公園、テレビ、ラジオ、執筆活動と多方面で活躍中。
【免疫力をキープ!石原新菜先生流ライフスケジュール】
◆朝食時
・リンゴ1個とにんじん2本をジューサーにかけたリンゴにんじんジュースを飲む
・マヌカ蜂蜜スプーン1杯を喉全体に行き渡らせる、ゆっくりなめる
◆診療時
・患者さんの診察が1人終わるごとに、医療設備や手指を消毒し、スプレータイプのプロポリスを喉にスプレー
◆昼食時
・玄米おにぎりなどとともに、皮ごとすりおろした生姜紅茶を2~3杯飲む
・黒糖をひと口かじりながら生姜紅茶を飲むことも
◆診療後
・5㎞ランニング
・ランニング後はスーパー銭湯でじっくり入浴
◆夕食
・刺身や焼き魚、根菜の煮物、みそ汁、玄米、など和食中心の献立
・簡単に作れる蜂蜜メニューを必ず1品添える
ちなみに石原先生の蜂蜜メニューは、「ほうれん草の黒ゴマハニー和え」(ゆでたほうれん草を黒ゴマペーストとはちみつで和える)、「豚肉の蜂蜜生姜焼き」(豚肉の生姜焼きのたれに蜂蜜をプラス)、「トマトの蜂蜜がけ」(生のトマトに蜂蜜をかける。チーズを加えてカプレーゼ風にしても)などをつくっているんだそう。
診察の合間に体にいい食事を取り入れたり、運動を習慣化したりと、健康的な生活をされているのがわかりますね。それでは、具体的にどのようなメカニズムで免疫力をアップするのか、ポイントごとに見ていきましょう!
【ポイント1】体を温めて免疫機能を活性化する
ウイルスの侵入や増殖を防ぐために重要な働きをするのが、マクロファージをはじめとする免疫細胞。これらの働きは、体温と深く関わっており、体温が高くなるとマクロファージが活性化するのだそう。また、ウイルスと戦う免疫細胞の働きを助ける酵素は、37~38度で働きが活発に。平熱が低い人は特に体を温めることを意識することが大切です。
☑入浴はシャワーで済まさず、40℃以上のお湯に肩までしっかり浸かる
☑ウォーキングやトレーニングで活動量を増やし、筋肉による熱産生を促す
☑24時間いつでも腹巻をして内臓を保温する
【ポイント2】旬の食材などからビタミンやミネラルなどをバランスよく摂る
体の免疫力を高めるには、食事も大切です。漢方では体を冷やす陰性食品と、体を温める陽性食品があります。ごぼう、にんじん、れんこんなどの根菜類、黒砂糖、玄米など未精製のものといった陽性食品を摂るのがおすすめ。また、生姜に含まれるシンゲロールは体を温める効果があるなど、香味野菜を摂ることで体を整えることができます。さらに、免疫機能を調整する働きがあると注目されているビタミンDをしっかり摂るようにしましょう。
☑体を温める陽性食品を摂る
☑生姜、にんにくなどの香味野菜を多めに!
☑きくらげや青魚でビタミンDを摂取
【ポイント3】腸内環境を整える
腸は最大の免疫機能なので、常に調子を整えておくことが大切。小腸に多い乳酸菌には強い免疫増強因子があり、それが腸内のリンパ球などの免疫を刺激してくれます。また大腸に多いビフィズス菌は、食物繊維などを分解することで短鎖脂肪酸を産生。この短鎖脂肪酸は、粘膜面で病原体が体の中に侵入するのをブロックするIgA(免疫グロブリン)を作り出す作用があり、腸管だけでなく喉や気管支などの粘膜も感染から守ってくれます。
☑食物繊維やオリゴ糖の多い食品を摂る
☑乳酸菌やビフィズス菌を含む食材を取り入れる
\石原先生注目!/
蜂蜜とプロポリスが免疫力アップのカギに⁉
健康ソムリエの石原先生が今、最も注目しているのが「蜂蜜」と「プロポリス」。
「蜂蜜にはビタミン類、ミネラル、各種ポリフェノール類、オリゴ糖など180種類上の栄養成分が含まれている上、殺菌効果や抗菌効果も高いもの。インフルエンザ対策にぴったりですね」と石原先生。なかでも特に抗菌活性が高いのが、マヌカ蜂蜜。抗菌活性の主成分がメチルグリオキサール(MG)で、MG値が高いほど抗菌性が高くなります。
プロポリスにも強い抗酸化作用があり、体のだるさを軽減して風邪の治りを早めたり、インフルエンザに対する抵抗力を高める作用も!
「毎日摂ることが大切です」(石原先生)とのことなので、例えば次のようなアイテムを生活に取り入れて、ダブル流行対策をするのがよさそうです。
なめらかな食感で食べやすいクリームタイプ。クセが少なく、初めての人にもおすすめ。MGはマヌカ蜂蜜の抗菌活性成分・メチルグリオキサールの量を示すもので、一般的に「MG100+」(蜂蜜1㎏に100㎎のメチルグリオキサールを含む)以上のものが抗菌活性が高いと言われています。マヌカ蜂蜜MG100+(クリームタイプ) 100g ビン入り 1,500(山田養蜂場)
プロポリス特有のピリピリとした刺激が、イガイガをサポート。マヌカ蜂蜜とローズヒップ、ハイビスカスなど40種類の天然由来成分も配合。有用成分のアルテピリンCを多く含む、ブラジル産バッカリス由来のプロポリスを使用。プロポリスリッチスプレー 30㎖ 3,700円(山田養蜂場)
どれも、生活の中で取り入れやすい習慣ばかりですね。体を温めることや食生活を意識しながら、蜂蜜とプロポリスの力を活用して、この冬を元気に乗り切りましょう!
◆資料提供/山田養蜂場
構成・文/倉澤真由美