認知症になっても生き生きと暮らせる社会づくり、認知症と診断され不安と感じる気持ちを転換し、笑顔になってほしいという想いから活動している取り組みを宮城県と東京都町田市からご紹介します。
認知症当事者が不安を持った当事者の話を聞く相談窓口
おれんじドア
診断され不安があったときに、笑顔の当事者と出会い、「この人のように生きたい」と前向きな気持ちを取り戻し、「今度はそれをほかの当事者に伝えたい」と、2015年に宮城県でスタート。
「不安を持った当事者に、最初の一歩を踏み出してもらうための“ドア”(=入口)の役割として、一人でも多くの当事者に笑顔になってほしいと考えて実行しています」(主催者)
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認知症の人が働くことを後押しする活動も!
DAYS BLG!
DAYS BLG!は「NPO町田市つながりの開」が運営する次世代型のデイサービス施設で、“働く”プログラムに力を入れています。地域社会のボランティアや対価を得る仕事を企業から受注し、メンバーさん(登録入居者)から希望者を募る形で実施。
例えばカーディーラーの洗車、チラシのポスティングなど。「社会とつながっていたい」と望む声が形になり、今や11カ所に拡大。みんなイキイキと働いているそうです。
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認知症の人やその家族、地域の人の交流の場
町田市 × スターバックスのDカフェ
東京・町田市はスターバックスの協力のもと、2016年から「Dカフェ」(認知症カフェ)をスタート。認知症の人やその家族、地域の人との情報交換やつながりの場に。
現在は新型コロナウイルスの影響で休止していますが、市内9店舗で開催し、「認知症の人にやさしい地域づくり」を行なっています。
お問い合わせ
町田市高齢者福祉課地域支援係 ☎︎042-724-2140
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写真/高橋ヨーコ 取材・原文/山村浩子