Q. O脚は治しておくべき?
A. はい。年齢とともに下半身力の低下につながります
日本人女性に圧倒的に多いO脚は、年齢とともに悪化していく傾向があります。姿勢の悪さから、骨盤が後傾して、股関節で大腿骨(太ももの骨)が外旋し(外に向かって回る)、体重が足の外側に乗るためです。こうなると膝が安定せず、動くたびに横揺れが生じるので、軟骨がすり減り、やがて変形性膝関節症などで、痛くて歩けなくなることもあります。軽いうちから改善する努力が必要です。
太っている人は減量を。姿勢を改善し、膝の横揺れを防ぐために大腿四頭筋や股関節と骨盤まわりの筋肉を鍛え、場合によっては医療用インソールを使用するといいでしょう。
●治し方は?
- ・減量
- ・姿勢の改善
- ・筋トレ
- ・医療用インソール
減量、姿勢の改善、筋トレは必須。膝の変形が進んでいる場合は、整形外科医に相談のうえ、医療用インソールの活用を
「整形外科 スポーツ・栄養クリニック」(福岡、東京・代官山)理事長。日本で初めて医療にピラティスを取り入れ、独自の「カラダ取説」プログラムの普及に尽力
イラスト/かくたりかこ 構成・原文/山村浩子