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【実例】更年期の不調をあきらめない!「隠れアレルギー」の検査結果から食生活を見直し、快復するまでの体験談★61歳・草深さんの場合「遅延型フードアレルギー(食物過敏症)」⑨

40代~50代のOurAge世代が抱える不調は、女性ホルモンの影響だけではない可能性も。「遅延型フードアレルギー(食物過敏症)」も原因のひとつかもしれない、と疑った読者3名。ラストに登場するのは草深さん。この数年ありとあらゆる症状が重なり、体調の波を払拭できずにいた人です。検査後の数カ月で体調はどう変わったのでしょう?

教えていただいた方

斎藤糧三
斎藤糧三さん
医師/日本機能性医学研究所所長
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1973年生まれ。日本医科大学卒業後、産婦人科医に。その後、美容皮膚科治療、栄養療法、点滴療法、ホルモン療法を統合したトータルアンチエイジング理論を確立。2008年「日本機能性医学研究所」を設立(2009年に法人化)。2017年、スーパーフードとしての牧草牛(グラスフェッドビーフ)の普及を目指し、日本初の牧草牛専門精肉店「Saito Farm」をオープン。2022年、機能性医学と再生医療を融合させた治療拠点として「斎藤クリニック」を開設。著書に『サーファーに花粉症はいない』(小学館)、『病気を遠ざける! 1日1回日光浴 日本人は知らないビタミンDの実力』(講談社+α新書)ほか多数。斎藤クリニックSaito Farm

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「不調のデパート」から一歩進むために、まずしたことは?

最終回を飾るのは、検査を受けてくれた3人のうち、いちばん体調不良に悩まされていた草深理恵さん(1961年生まれ/宿泊業、菓子・パン製造業)。

更年期は「不調のデパート」「症状のデパート」などと言われますが、草深さんはこの数年、それを地で行くような絶不調。

 

母と伯母のダブル介護、さらに家族の病気まで重なり、更年期も終わりかけのはずなのに、メンタルも体も下向きの境地でした。

 

【草深さんが特に気になっていた不調】

1)朝、目覚めが悪い(起きた瞬間から落ち込んでいることが多い)。

2)疲労感、倦怠感、寝ても疲れが取れない。

3)気持ちが塞ぐ、人に会いにいく気持ちが湧かない。

4)手指をはじめ、あちこちの関節の痛み。

5)ひどい皮膚の乾燥とかゆみ、炎症、シワ、シミ… 。

*そのほか、 時々感じるめまい、肩こり、足や顔のむくみ、便秘がち、筋力低下、喉に何かつかえを感じる、手足のしびれ、肌の乾燥や低体温…と、挙げればキリがない不調の数々。

 

そこで、遅延型フードアレルギー(食物過敏症)の検査を決行。

 

この連載で詳しく紹介していた「アンブロシア」の検査キットを利用しました。

 

結果がこちらです。

 

健康意識が高く、添加物や農薬を避け、低糖質&高タンパク質の健康的な食生活をしてきたはずの草深さん。

 

ところが!

遅延型アレルギーは9種類の食品で高反応。

 

特に高反応だった卵白と牛乳。

これは仕事で取り扱う、パンやケーキに欠かせない食品。

普段の摂取量が少なくても、手を使うので皮膚から吸収される分も少なくないと考えられます。

 

不調から抜けられない不安を埋めるように、さまざまなサプリを飲んでいたという草深さん。

鉄&葉酸、コンドロイチン、脳サプリ、コラーゲン粉末、アロエ粉末、エクオール、そのほかにもプロテインが入ったドリンクや、MCTオイルなど。

 

本当にそのサプリが必要なのか、不要なサプリはないのか?  いつか専門家にきちんとアドバイスをもらいたいと思っていたのです。

 

そこで、この連載を監修しているドクター、斎藤糧三先生のもとへGO!

 

斎藤先生のクリニックではほとんどの患者さんが、不調の原因を探るため遅延型フードアレルギー(食物過敏症)の検査を受けています。

 

当然ながら斎藤先生からは「レベル6と5の食品はしばらく完全除去。ほかはできるだけ食べないように」というお達しが。

 

卵白に反応しているので、卵そのものと卵が入った食べ物(ケーキなど)を除去し、調理の際はできるだけ手袋をつけたほうがいいとのこと。

 

「卵や乳製品を食べない分、タンパク質を補うためにプロテインをおすすめします。

草深さんはラッキーなことにホエイ(乳清)に反応がまったくないので、良質のものが多いホエイプロテインがいいのでは?」

以前から受診してみたかった斎藤クリニックにて。

 

♦今の栄養状態を知るために、血液検査を

 

そのほかに今回草深さんが斎藤クリニックで実施したのが「機能性医学血液検査」。

約40項目の血液検査データから体内の栄養状態を推測し、足りていない栄養素や過剰な栄養素、不調の原因などを分析してくれます。

 

「機能性医学血液検査」からわかったことは…

 

 

想像していたより、不足している栄養素は多くないようですが…。

 

「まず、余計なサプリはやめて足りないものを補うようにサプリを整理しましょう」

と、斎藤先生が処方してくれたサプリは、先生自身の開発による3点。

 

左から、体内の栄養を根本から見直すことを目的としたベーシックサプリメント「newBasic」。不足ぎみミネラルのカルシウムとマグネシウムを配合した「CaMg300」。アレルギーの改善にいちばん重要なビタミンDサプリ「VD1000」(すべて機能性医学研究所)。

 

でも、草深さんの症状は多岐にわたるため、一筋縄ではいかない雰囲気。

 

更年期にはあるあるですが、家族の介護や心配事は大変なストレス。

 

 

接客業だから、体調不良をおくびにも出さずに笑顔と気遣い…、知らず知らずストレスが積み重なっていると思われます。

 

そこへ斎藤先生曰く。

 

「いちばんの問題はきちんと睡眠をとれていないこと。

睡眠時間はできれば8時間は確保したいところ、草深さんは半分も眠れていない。

仕事柄、時間の確保は大変でしょうけれど、睡眠の問題を解決することが不調改善のいちばんの近道だと肝に銘じて。

朝起きられないのは副腎疲労の可能性が高いので、改善のためビタミンCは多めに、1日3000mgをとってみましょう」

 

ほかにも、

「甲状腺ホルモン値がやや低かったので、これも不調の原因になっている可能性が。

長引くようなら再検査も考えて」。

「お腹が張って便秘がちなのは、合わない食物繊維のとりすぎの可能性もある、まず少し減らしてみること」。

などなど、斎藤先生の細かなアドバイスが続きます。

 

♦睡眠の確保・食事の工夫・婦人科の受診など、一歩一歩前進

 

斎藤先生の指摘にあった睡眠問題。

 

草深さんは仕事の事情で睡眠時間は5時間程度、忙しいと3時間。

中途覚醒もあるし、目覚めが悪すぎるとのこと。

 

先生の言う8時間睡眠は無理だとしても、なんとか6〜7時間は眠ることを目標にしました。

 

また、婦人科へも行きました。

 

結果、経過観察のまま放置していた卵巣のう腫も、問題なし。

 

現在の症状を相談すると、更年期の三大漢方薬のひとつ「加味逍遙散(かみしょうようさん)、便秘がちのため整腸薬の「ミヤBM」が処方されました。

写真左:斎藤先生開発の各種サプリメントは、保存袋に入れていつも携帯。手前は婦人科で処方してもらった漢方薬「加味逍遙散」と、整腸薬「ミヤBM」。右:一時悪化した指の痛みと腫れ。リウマチの検査までしましたが、斎藤先生のサプリメントを飲み始めてから徐々に軽減。更年期の手指の痛みに効くと評判のサプリ「エクエル」も飲み続け、さらには、この連載のライター蓮見の勧めで購入した、指関節用のマッサージローラーで劇的に緩和!

 

 

食事は卵や乳製品を避け、その分、植物性・動物性どちらのタンパク質もしっかりとるのが課題。

忙しい中でも、工夫を凝らしました。

①夕食のおかず:凍み豆腐のカレー風味・油揚げピザ・殻付きのスチームエビ

②常備菜:発酵りんご酢に漬け込んだ赤玉ねぎのスライス

③よくある夕食:超時短! 圧力鍋で作る野菜・鶏肉スープ

④昼食:“おから麺”使用、油揚げときのこと野菜入りうどん

⑤夕食:黒豚の角切りカレー&ダイズライスに、みょうがのサラダ

⑥常備菜のひとつ:ささ身・鶏胸肉・長ねぎのグリル

(藻塩、胡椒、EXバージンオリーブオイルをまぶしてオーブンで焼くだけ)

 

「間食」ではなく「補食」になるように考えたおやつたち。

 

写真左:グラスフェッドのホエイプロテイン&豆乳ヨーグルトのシェイクは飽きないおやつに。右:小腹が空いたり、食べる時間のないときのおやつ。検査で反応がなかったナッツ類、ハイカカオのチョコレート各種、そして大好きな枝豆!

 

♦1カ月目から体調が少しずつ上向きに! 5カ月後には激変!

 

アレルギー反応の高い食品の除去、睡眠の確保、食事内容の改善…と、多方向からアプローチして改善を試みた5カ月。この間、斎藤クリニックには3回ほど通院。

 

困っていた症状をひとつひとつ解決すべく、斎藤先生が毎回親身に相談に乗ってくれました。

 

最初に効果が実感できたのは手指の痛み。

1カ月目で痛みがやわらぎ、関節の腫れも引いてきたのです。

 

睡眠時の中途覚醒がなくなったのは3カ月目。

同じく、お腹の張りや便秘ぎみだったのも改善傾向に。

その頃から、お肌のツヤも表情の明るさも際立ってきました。

 

5カ月目にはいろいろな行動に積極的になり、見るからに元気度が違って見えます。

ただ、朝起きて、すぐに動き出せない不調は、もう少し時間がかかりそうだとのこと。

 

 

「でも、気持ちが塞いでしまったり、わけもなく悲しくなったりすることは本当になくなりました。

斎藤先生の寄り添ってくれる気持ちが伝わり、お会いしてお話を聞いてもらうだけで安心できました。これからも時々通いたいと思います」(草深さん)

 

実は草深さん、斎藤先生には裏ワザサプリも処方してもらっていました。

 

「このふたつのサプリが今の私にとって、元気の源のような気がします!

上質なサプリメントを処方していただけたことが 、心身の確かな快復を実現してくれました」

というほど、草深さんには効果絶大。

それは右の写真で手に持っている、斎藤先生開発の2品。

 

ミトコンドリアから元気にしてくれる水素サプリ「水の素」、話題の若返りNMNサプリ「NMN ON!」でした。

「去年の落ち込んでいだ自分が嘘のようです。

年齢を重ねても、元気をあきらめてはいけないんだと思えるようになりました!

こんなに早く取り戻すことができた健康を、もう二度と手放すことがないよう肝に銘じながら、過ごしていきたいと思います」(草深さん)

 

更年期+遅延型フードアレルギー(食物過敏症)だけでなく、いろいろなことが原因と思われた草深さんの不調。

 

快調に向けてのストーリーはまだまだ続きますが、上向き傾向が何よりです。

 

取材・文・撮影/蓮見則子 

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