趣味が多いほど脳年齢が若い!
「趣味の数が女性の場合は4つ、男性の場合5つ以上の人が最も認知症の発症率が低いという研究データがあります。何かに挑戦することで脳が活性化し、快楽を多く感じることでストレスが軽減されることや、社会との接点づくりにもひと役買っているからだと思われます」。
趣味というほど大げさでなくても、心が動くものでOK。たとえ続けられなくても、とにかくトライしてみましょう。それだけでも脳は元気になります。
趣味を通じた年下の友だちを作る
「内閣府のデータによると、日本人の60歳以上の約3人に1人は親しい友人がいないそうです。それは友人というと同世代の同性と決め込んでいるからかも。
行きつけの店の常連同士、散歩で会う犬友、習い事やボランティア仲間など、共通項があると幅広い人と知り合うことができます。特に年下の人との交流は、脳細胞に新鮮でうれしい刺激を与えてくれます」
パソコンの趣味があると認知症になりにくい
「パソコンでインターネットを検索したり、画面上で写真などを整理すると、認知機能を高める効果があります。SNSを利用すれば、性別や世代を超えた人たちと交流ができます。
こうしたことが脳にプラスに働いていると思われます。一方で使いすぎると、ストレスになったり、考える力が低下することも。時間を制限するなどして、上手につき合うことが大切です」
2008年に企業や個人のパフォーマンスを上げる会社を設立。著書は『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)など、海外も含めシリーズ32万部突破
イラスト/midorichan 構成・原文/山村浩子