推しは大切! 最も多かったのは音楽、読書、配信ドラマなどのエンタメにハマること
多忙を極める医師たちのメンタル回復法について聞いてみたところ、多くの医師たちが、エンタメを上手に活用してリフレッシュしていました!
「Netflixで好きなドラマや映画をとことん観る」(渡邊千春先生)、「YouTubeで80年代のヒット曲を聞きながら、一緒に歌う」(有川順子先生)、「コメディ系の韓流ドラマにハマります」(大倉萬佐子先生)、「瞑想的効果のある本や好きな詩集を読む」(慶田朋子先生)などの声が。忙しい毎日の中でも隙間時間に観たり、読んだりして、手軽にテンションをアップさせているようです。
さらに、「素敵ドクターズ」が心の栄養のためにやっていることをご紹介します。
無心でテニスを2時間。汗と一緒にもやもやも流れる!
体を思い切り動かすことでリフレッシュしているのは、石井さとこ先生です。
「週1回、テニススクールに通っていて、そこで打ち込みます! コーチとテニス友達と無心で2時間弱。汗と一緒に心のモヤモヤも流れます。体を動かすことでメンタルとのバランスが整います」(石井さとこ先生)
ホワイトホワイト デンタルクリニック。歯のホワイトニングを日本で広めた第一人者。明るく、フレンドリーなキャラクターから「さとこ先生」と呼ばれ親しまれている。 女性歯科医師ならではの、歯と体を美しく保つための食事や、歯が美しく見える口元メイクについてのアドバイスに定評がある。 女優・モデル・タレント・アナウンサーなど、多数のビューティーセレブからの信頼も厚い。著書に『マスクしたまま30秒!! マスク老け撃退顔トレ』。テレビなどメディアで話題に。
自分に合った心の回復法を、いくつか持っておく
丹羽祐子先生は、気分や使える時間次第で気分転換の方法を変えていました。
「ウォーキングをして公園や神社に行ったり、ホテルのラウンジでお庭の木を眺めながらお抹茶をいただいたり。パワーストーンを眺めながら瞑想するのも気持ちが落ち着きます。また、時間が取れれば1泊でもいいので旅行します。旅先で大自然に触れて、非日常に身を置くとうつうつとした気分が消えます。
日常的には、とにかく何も考えずに仕事に集中するようにしています。歯科の仕事は手を使い、細かい部分にフォーカスするので、じーっと歯に向かって集中していると一種の瞑想状態になる気がします。そして結果が目に見えるので、よい仕事をしたという達成感を味わうことができ、意外とすっきりすると思っています」(丹羽祐子先生)
写真は旅先での1枚。
医療法人社団橋本会理事長/橋本歯科医院院長 特定非営利活動法人日本咬合学会認定医、日本顎咬合学会認定医、日本歯科東洋医学会理事・認定医、YNSA(山元式新頭針療法)学会理事・認定講師、点滴療法研究会マスターズクラブ会員など
ジャズにハマり演奏やライブを。追っかけも40年以上続けています
ジャズへの熱い思いを語ってくれたのは、塩之谷香先生。
「ビッグバンドでテナーサックスを吹いています。もともと経験はなかったのですが、ジャズのビッグバンドに加えてもらい、そこから猛練習。年に2回、春と秋にライブハウスにプロのミュージシャンをお招きして、ライブもしています。また、森山威男さんというドラマーの追っかけを40年以上続けています。先月も中国まで行ってきました。ジャズに触れていると気分が上がり、ネガティブな気持ちはふっ飛びます!」(塩之谷香先生)
塩之谷整形外科院長。金沢医科大学卒業後、名古屋大学医学部整形外科に入局。江南昭和病院、名古屋大学医学部附属病院などで研鑽を積む。1995年から塩之谷整形外科での診療に携わり、2018年に2代目院長に就任。「足と靴」に関する専門的な診療には、遠方から通う患者も多い。超弾性ワイヤーによって爪を矯正する、巻き爪の治療も行っている。
落ち込んだときややる気が出ないときは「腟治療」
二宮典子先生が教えてくれたのは、こんな意外な方法でした。
「クリニックにあるレーザーや高周波などで『腟治療』をします。落ち込んでいるときややる気が出ないときに腟の治療をすると、治療をしているうちに嫌だったことなどを忘れていますよ!」(二宮典子先生)
写真は、二宮先生のクリニックで腟治療に使用しているマシンの一部です。
医療法人 心鹿会 理事長。泌尿器科専門医・指導医、性機能専門医、漢方専門医。最近注目されているフェムケアやGSMにいち早く取り組み、婦人科、泌尿器、性機能、外見のコンプレックスなどの、相談しにくい悩みにも対応。下ネタ医療系YouTuberとしての顔も持ち、若い世代から更年期世代、シニアまで幅広い層に人気。
フラメンコのレッスンで活力が湧いてくる!
長年続けているという趣味について話してくれたのは、中崎恵美先生。
「フラメンコのレッスンを受けると、感情が高ぶる! 一時は、スペインまでフラメンコを習いに行くほどハマっていました。今は生活環境も変わりなかなか余裕がありませんが、少しずつでも続けていきたいです」(中崎恵美先生)
emiスキンクリニック松濤院長。2000年、東京医科大学病院皮膚科入局。その後、都内、埼玉の皮膚科、大手美容皮膚科にて勤務。2012年、北里東洋医学研究所病院にて漢方研修。2016年、emiスキンクリニック松濤開院。 日本皮膚科学会皮膚科専門医。所属学会:日本皮膚科学会・日本美容皮膚科学会・日本東洋医学会・日本レーザー医学会。 「当院では、“Attractive Aging”つまり魅力的に年を重ねることで、自分らしく健康的で自然な美しさをかなえることを第一に考えた美容医療を提供しております。自然な表情を残したままシワを減らす、当院オリジナルのナチュラルボトックスに力を入れています。趣味はフラメンコ」
休日は一日テレビで野球観戦をします
宮澤優美子先生には、こんな休日の楽しみが。
「野球が大好きなので、MLB(メジャーリーグベースボール)、デーゲーム、ナイターと一日中テレビで野球観戦をして過ごします。シャツやキャップなどの応援グッズを着用して、声を張り上げたり、拍手をするメジャー式の応援をしています。
ここ3年は、何か面白いことをしてくれるであろう新庄監督率いる、北海道日本ハムファイターズも応援中。北海道へ観戦に行くことが増えました。新しい球場(エスコンフィールドHOKKAIDO)はメジャーリーグの球場のようで、天然芝の香りが気持ちいい。球場内では、北海道グルメやブルワリー、サウナ施設まで楽しめます。かなり発散できますよ~」(宮澤優美子先生)
表参道内科眼科。医学博士。日本眼科学会認定専門医。日本眼科学会、日本眼科手術学会、日本眼科医会、東京都眼科医会、港区医師会会員。 「クリニックは、東邦大学眼科名誉教授が開設した所で、眼科の中でも、専門は白内障、網膜硝子体疾患を得意としています。今は、東邦眼科医局の上級生に加え、日本大学病院教授、准教授が非常勤で、高度な大学医療レベルを保っています。内科を併設していて、網膜疾患を発症した方が、かかりつけ医ではコントロール不良の、高血圧や糖尿病を管理しています。私は、医局の人事異動で配属され、全体のサポートとして関わってきました」
素敵ドクターズとは?
「素敵ドクターズ」とは、over42歳のOurAge世代で、若々しくイキイキと輝いている医師たちのこと。超多忙なはずなのに、ずっと美しく健康でいられるのはなぜ? 皮膚科、婦人科、歯科、形成外科など、それぞれの専門知識を生かしたアドバイスから、本人が実践していること、愛用の私物まで惜しみなく教えてくれる100名の医師たちです。
取材・文/野々山 幸(TAPE)