美と健康の基本! ビタミンCは欠かせない
多くの素敵ドクターズが、美と健康を保つための基本としてビタミンCのサプリをとっていることが判明。「抗酸化作用のあるビタミンCは欠かせません」(飛田砂織先生)、「ビタミンCを中心に、グルタチオン、亜鉛、鉄など。それぞれいろいろな効果はありますが、主に解毒を意識しています」(吉田貴子先生)、「ビタミンCはもちろん、ビタミンB群、D、Eや、ビオチン、トラネキサム酸、ハイチオールC、ミヤBMのサプリをとっています」(塩之谷香先生)など、ビタミンCと他のサプリをうまく組み合わせて、インナーケアに取り組んでいるようです。
ここからは、他の先生方が実践しているインナーケアを教えていただきました。
眼&髪。気になるところを意識してとっているサプリ2種
自身の悩みに合わせてサプリを選んでいるのは、大倉萬佐子先生です。
「2種類のサプリをとっています。ひとつは、VISION FORMULA SUPPLEMENTで、ルテイン、ゼアキサンチン、アスタキサンチン、ビルベリーエキス、プテロスチルベンなどを配合。もともと目の弱い家系ということもあり、酸化ストレスや慢性炎症対策として欠かせません。眼疾患の予防のみならず、紫外線やブルーライト対策になり美肌効果、アンチエイジング対策としても期待できます。
もうひとつは、ミレット&L-リジン。髪が細くなりコシがなくなっていると感じてとり始めました。ミレットエキスは、髪をつくるタンパク質(ケラチン)の材料となるシスチンなど、髪に必要な栄養素を豊富に含みます。L-リジンは髪の原料であるアミノ酸としての働きをして、丈夫な髪を育てます」(大倉萬佐子先生)
左がミレット&L-リジン、右がVISION FORMULA SUPPLEMENT。
医療法人ウェルビジョン アイクリニック天神院長。 日本眼科学会認定専門医。日本抗加齢医学会評議員・専門医。日本温泉気候物理医学会温泉療法医。HITOMIBIYOU LABO代表。「目はアンチエイジングの原点」をモットーに「瞳美容」「休眼日」を提唱。
亜鉛、リポC、マグリポを選択。リポCは抗酸化と肝斑にも
慶田朋子先生は、美容と健康のどちらにも効果的な3種類を厳選。
「生命維持に不可欠な微量元素である亜鉛、抗酸化と肝斑予防を期待してリポソームタイプのビタミンCを。また片頭痛のコントロールの補助になるといわれているマグネシウムもリポソームタイプのものをとっています。自分に必要と思われるサプリを3種類、厳選しました」(慶田朋子先生)
銀座ケイスキンクリニック院長。医学博士。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本レーザー医学会認定レーザー専門医。2001年、東京女子医科大学皮膚科助手、聖母会聖母病院皮膚科医員、美容クリニック勤務(兼務)。2006年、有楽町西武ケイスキンクリニック開設。2011年、 銀座ケイスキンクリニック開設。最新の照射治療と注入治療を組み合わせ、メスを使わずに肌質を高め、バランスのとれた若々しい顔立ちに変える治療が人気。著書に『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)などがある。
腟に入れるマルチビタミン剤で、肌がきれいに
口から摂取するだけじゃない、こんな意外な方法を教えてくれたのは住吉周子先生です。
「1週間に一度、腟に入れるマルチビタミン剤的なものを使用。腟内の環境を整えたり、乾燥の改善を期待できるそう。私の場合は肌がきれいになって、腰痛が軽減するといううれしい変化もありました」(住吉周子先生)
韓国で見つけた、炎症を鎮め、保湿力を高める幹細胞上清液入りの腟剤。
Shuko Clinic 美容皮膚科・漢方内科 美容クリニック院長、ラッフルズメディカルクリニック皮膚科部長を経て、2017年より「Shuko Clinic」院長に。
エクオールでホルモン対策、乳酸菌でフェムケアを
八田真理子先生は、女性のためのふたつのサプリを愛用。
「エクオールは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをしながら、余剰なエストロゲンを下げてくれるので、乳がん予防も期待できます。
もうひとつとっているのは飲んでフェムケアができる乳酸菌のサプリ。とり始めてから、おりものの状態がよくなり、便通も改善したと思います」(八田真理子先生)
エクオールがとれる「エクエルプチ」と、腟内ケアができる「ココラクト」。
幅広い世代の女性の診療・カウンセリングを行う地域密着型クリニック「 聖順会 ジュノ・ヴェスタ クリニック八田」院長。著書に『思春期女子のからだと心 Q&A 資料ダウンロード付き』(労働教育センター)、『産婦人科医が教える オトナ女子に知っておいてほしい大切なからだの話』(アスコム)ほか。
PCに顕微鏡…仕事でドライアイになりがちな目を意識して摂取
仕事で存分に力を発揮するために、欠かせないサプリを紹介してくれたのは宮澤優美子先生。
「疲労回復のために日常的にとっているのがビタミンB群のサプリ。またラクトフェリン、EPA、DHA、ルテインが配合された、ドライアイに効果がある乳酸菌のサプリも継続しています。仕事でPCと顕微鏡が必須なため、かなりのドライアイで、何もしないと目が痛く、赤くなってしまい…。サプリで改善したと思います」(宮澤優美子先生)
宮澤先生が摂取しているビタミンB群の「ビタノイリン」と複合サプリメント「オプティエイド」。
表参道内科眼科。医学博士。日本眼科学会認定専門医。日本眼科学会、日本眼科手術学会、日本眼科医会、東京都眼科医会、港区医師会会員。 「クリニックは、東邦大学眼科名誉教授が開設した所で、眼科の中でも、専門は白内障、網膜硝子体疾患を得意としています。今は、東邦眼科医局の上級生に加え、日本大学病院教授、准教授が非常勤で、高度な大学医療レベルを保っています。内科を併設していて、網膜疾患を発症した方が、かかりつけ医ではコントロール不良の、高血圧や糖尿病を管理しています。私は、医局の人事異動で配属され、全体のサポートとしてかかわってきました」
オーソモレキュラー栄養療法に基づいた約14種類のサプリ
大木美佳先生は、病気の予防を意識してサプリを摂取。
「オーソモレキュラー栄養療法に基づいた食事と、サプリを摂取しています。オーソモレキュラー栄養療法とは、食事やサプリから至適量(細胞が最適に機能するための栄養素の量)の栄養素を取り入れることにより、全身のすべての細胞機能を改善させ、安定した健康な心身に導く医学です。現在、ビタミン、亜鉛、鉄、カルシウム、マグネシウム、イソフラボンなど、約14種類のサプリメントをとっています」(大木美佳先生)
アスタキサンチン、DHEA以外はすべて、オーソモレキュラー栄養医療をトータルサポートするMSSの商品。
1991年、東京慈恵会医科大学卒業。同年、東京慈恵会医科大学付属病院 初期研修。1993年、東京慈恵会医科大学 形成外科。1995年、ニューヨークモンテフィオーレメディカルセンター 形成外科。2008年~2011年、聖路加国際病院 形成外科 非常勤勤務。2011年~2016年、東銀座ウェルズクリニック 院長。2016年~2017年、都内再生医療クリニック 院長、2018年~都内美容クリニック非常勤勤務(複数)。2019年~、ノエル銀座クリニック 勤務。
素敵ドクターズとは?
「素敵ドクターズ」とは、over42歳のOurAge世代で、若々しくイキイキと輝いている医師たちのこと。超多忙なはずなのに、ずっと美しく健康でいられるのはなぜ? 皮膚科、婦人科、歯科、形成外科など、それぞれの専門知識を生かしたアドバイスから、本人が実践していること、愛用の私物まで惜しみなく教えてくれる100名の医師たちです。
取材・文/野々山 幸(TAPE)