こんにちは。眠りの力があなたを変えるネムリノチカラ代表、快眠コンシェルジュのヨシダヨウコです。
年末年始を迎える気持ちも今年は少し違って、あまり気分は晴れないかもしれませんが、ここは感染を拡大させないためにも、気を抜かないで手洗い、しっかり睡眠を続けていきましょう。
今年はコロナの影響で在宅勤務になった、感染防止のために家にいる時間が増えたということで、ほんの少し日本人の睡眠時間が長くなったとのデータがありました。
今まで日本人は睡眠時間が短く、経済開発協力機構の国際比較調査ではワースト1位の短眠国と呼ばれていたわけですから、それ自体は大変喜ばしいと思います。ただ、一方でどんどん伸び続けている、好ましくない時間があります。
それは「座る時間」です。
通勤もなく、家にいる時間が増えたことで、単純に外を「歩く」機会が減っています。テレワークで朝から晩までPCに向かったまま、家の中でわずかに移動するのみ。これでは一日1000~2000歩がやっとで、少ない人はもっといるかもしれません。
今年はテレワーク用の椅子が売れ、ヒット商品になったそうです。それくらい座ることを意識した年ですが、座る時間の長さについては、どうでしょうか?
日本人が世界の中で一番長い時間座っているという調査結果があります。日本は短眠であると同時に、座る時間が長い国だったのです。
長く座っているのは真面目に仕事しているからともとれますが、デメリットはとても多いようです。
肩こりを始めカラダの痛み、ゆがみ、しびれ、目の疲れなどから、血行不良、筋力低下を招き、さらに高血圧、肥満、糖尿病、心疾患、癌、認知機能の低下まで、生死にかかわる多方面に影響を及ぼすといわれています。
年末年始になっても外出を控える今年は、「家で見たかった映画三昧をしよう」「家で読みかけの本を読もう」などと思う方もいらっしゃるでしょう。普段できない○○三昧はいいのですが、座ったままでいないことを意識してみてください。
前回の「冬季うつ」対策でも散歩の有効性をお伝えしましたが、歩かない、動かないとココロにも影響がありますし、睡眠の質も悪くなります。
このお正月を少しでも明るく楽しく過ごすためにも、今年は特に座り過ぎに気を付けて、適度にカラダを動かしてみてくださいね。(自戒のつもりで書いております)
では、今宵も良い眠りを。
ヨシダヨウコ
ネムリノチカラ