「あらっ、久しぶりだけどどうしました?」
いつもパキパキして明るい先生の前で「とうとう発疹してしまったようです・・」と、痛みにやや身をかがめて診察室に入る私。
突然ですが帯状疱疹になりました。
ご存知の方、すでに経験された方もいらっしゃると思いますが、この帯状疱疹は、子どもの時に罹患した水ぼうそう、つまり水痘・帯状疱疹ウイルスが体の中の神経節にずーっと長く残り潜んでいて、50〜70歳代にかけて何らかのきっかけで急に暴れ出し、その患部に痛みを起こし、続いて神経に沿って帯状に盛り上がった赤い斑点が現れ、水ぶくれができるというものです。
その痛みは結構なもので、水ぶくれなどの皮膚症状が治っても帯状疱疹後神経痛とういうピリピリとした痛みが後遺症として、いつまでも続いてしまうこともあるようです。
その後遺症にならないための方法は、「赤い斑点がでたらすぐ受診」だそうです。
実は私の場合、半月くらい腕や脇腹、みぞおちあたりにピリピリ、時に何かで刺されたかのようなズキっとした痛みが続いており、赤い斑点もないことから一度内科を受診しました。
当たり前ですがその時ははっきりとした原因が分からず、その数日後に赤い斑点が出てきて、「あー、やっぱり!」と思い、翌日朝イチで皮膚科に駆け込んだのが冒頭のやりとりです。
水ぼうそう経験者は、誰でもなる可能性あり!
この帯状疱疹は、血液検査などではわからず、水ぶくれを採取して顕微鏡で確認して、めでたく(?)「間違いないですね」となります。そのため皮膚に症状がない限り、診断できないそうです。
そして先にも書きましたが、皮膚症状が確認できた3日以内くらいに受診して投薬すれば後遺症を減らせるようです。
そもそもなぜ寝た子が起きるようなことが起こるのか?といえば、これまで免疫で抑えられていたものが、
・加齢
・季節の変わり目
・ストレス
・疲労
など、体に負荷がかかった時に「ひょっこり」現れるのだそう。
発疹部位もさまざまで、体の右か左のどちらか半身に現れます。一番多くは脇腹や背中などらしく、ほかにも顔、耳、特に目のまわりなどに出ると失明の恐れもあるなど、怖いこともあとから知りました。
去年くらいに帯状疱疹のことが気になり調べていた時にワクチンがあることも知っていましたが、発症する人は80歳までに三人に一人といわれると、「どうしようかな?」とそのままにしておりました。
地域によっては、ワクチン接種に補助金を出して推奨しているところもあるくらいです。(気になる方はご自分の地域で検索してみるといいかもしれませんね)
今となっては「打っておけばよかった」とも思いますが、発疹後すぐに診てもらい、場所も目立つことなく、また大きく広がることもなく、このまま投薬治療で終えられそうなので、これで済んで良かったと思っています。
発症前も後も睡眠に影響あり
この程度で抑えられたのは毎日の睡眠のおかげかもしれませんが、ちょっとしたスキをついて、加齢に加え、この夏の猛暑からの急な気温差にも影響されての罹患かもしれません。
さらに少し忙し過ぎたことへの警鐘でもあったのでしょう。
いずれにせよ、発症させないためにも、あるいは発症したとしても重症化させないためにも、十分な睡眠は必須事項です。
改めて睡眠と、健康でいられることのありがたみを感じました。
では、今宵も良い眠りを。
眠りの力があなたを変えるネムリノチカラ代表、快眠コンシェルジュのヨシダヨウコでした!