いや、驚きました。
2023年の初夏、「トコジラミを家に連れてこないでね」と、こちらの連載記事で皆さんにお伝えしましたが、今やフランスや韓国で「トコジラミパニック」なるものが起きているらしいのですね。
パリの街角にトコジラミが棲みついてしまったマットレスが重ねられ、公共交通機関のバスや電車などからも発見されているため、空いている席があっても座ることを躊躇して立っている人も多いとか。
2024年の夏にオリンピックを控えているパリにとっては、この駆除問題が必須とのこと。
韓国も同様に、トコジラミを意味するビンデから「ビンデデミック」と呼ばれていて、ホテルも徹底して清掃を行い、安全性を示す認証ステッカーを貼るなどして旅行客にアピールしているところもあるそうです。
このように年末年始のホリデーシーズンを前に、世界で何かとお騒がせなトコジラミを、旅行先から厄介なお土産にしないようにお気をつけくださいね。
新年の自分をさらにパワーアップするために寝室を整える
さて12月に入り大掃除が気になりますが、この夏は特に暑かったですし、汗もずいぶんかいたはずです。
カバー類はその都度、洗濯していると思いますが、カバーや寝具が古くなっていたり、劣化して布地が薄くなっていないかなど、少し注意してみてください。
新しい年を迎えるにあたり、新調するのもよい時期かと思います。
寝具は毎日使う物ですし、何時間も使います。
心地よく、リラックスするためにも「清潔」にしておく事はまず第一条件となります。
秋にかけて、夏に繁殖したダニが死滅し、その残骸もありますから、まず天気の良い日に思いっきり窓を開けて換気をし、洗えるシーツやベッドパッドなどは全部外し、マットレス下の掃除をして、床の埃もきれいにしましょう。合わせてフレームなども拭き掃除してください。
先のトコジラミではありませんが、何か棲みついていないか、こういう時こそ徹底チェックしておきましょう。
さらに匂いが気になるという方には「重曹」掃除はいかがでしょう。
マットレスに重曹を適量ふりかけて、そのまましばし放置。できるなら一日くらいが良いようですが、数時間そのまま放置して、あとは一気に掃除機で吸い取る。
重曹が細かな汚れも吸着してくれるようで、吸い取り後の重曹は色が違うこともあるそうです。
匂いだけでなく、気持ち的にもとてもさっぱりしますから、天気の良い日にぜひ試してみてほしいです。
もし、もっと本格的にきれいにして、気持ち良く眠りたい! そんな方はマットレスクリーニングがおすすめです。(私がお願いした時のようすはコチラ)。
ここまですれば、買い替えるまでいかなくても、かなり気持ち良く過ごせます。
毎年でなくても、こんな風に両面(両面使える仕様のものに限る)をきれいにしておく事で、マットレスを長持ちさせることもできますよ。
マットレス、カバー類、毛布、掛け布団、枕、ベッドのフレーム、そして床下などいつも見ないところにも埃やダニなども潜んでいますから、新しい年を迎え、新しい気を取り込むためにも、年末はさっぱりと寝室掃除をしてくださいね。
では、今宵も良い眠りを。
眠りの力があなたを変えるネムリノチカラ代表、快眠コンシェルジュのヨシダヨウコでした!