「あー、腰が痛い」と目覚める朝。
実家には定期的に通う身のため、自分専用の布団はあります(ちなみに実家はふとんで自宅はベッド)。どちらも自分の寝床として変わらないはずなのに、やはり眠りの質というか寝心地のようなものはかなり差があるのは確かなようです。
いつもと違う生活音や灯りの感じ、そして香り。寝具はもちろん違いますし、空間自体が異なるわけです。
そういう意味では、この春から新天地に住むことになったとか、出張が多い方、または義実家に介護などで通う方にとっては、このような違う場所で眠る問題もあるではないでしょうか。「眠り」はご自身の大切な回復時間ですから、眠れないはおろそかにはできません。
睡眠の質が落ちれば、翌日のパフォーマンスにもろ影響してしまいますよね。
そのため私はできるだけ、実家や出張先など、いつもと違う場所でもよく眠れるようにすることを意識しています。
慣れていない場所だからこそ、普段と同じコトを
慣れない場所で眠ると、脳は警戒します。
「ここは安全なの?」「ここは安らげる場所なの?」と、無意識の本能レベルで警戒体制をとっているのです。
大昔、洞穴で暮らしていた時のように、違う場所は獣などから身を守る必要があったからです。
だからこそ一番必要なのは、今いる場所が安全で安心して、今夜自分が眠る場所だと意識することです。
ですが何もかも違う要素に囲まれているわけですから、落ち着かないのも当然です。そこでお気に入りのものをいくつか持参するのもありでしょう。
アスリートの方々はマイ寝具やマイ枕を持参して遠征や合宿に入ったりしますが、なかなか普通に移動するのにそこまでできない人は、いつも使う枕カバーだけでもいいでしょう。
またピロースプレーとか。
いつもと同じ香りに包まれて寝るだけでも安心感があります。
大事なのは自分が安心できる「お守り」的な小物を身の回りに置いたり、同じ時間で生活することです。
特に旅先や実家など、同じように過ごせないこともありますが、カラダが覚えているルーティンや生活リズムは崩さないことがベストです。
私の場合は必ず寝る前に行ういくつかの行動は変えず、寝床に入る最後のアクションはオリジナルのスリープストレッチやヨガをして眠りにつきます。
☀︎いつもと同じルーティンまたは入眠する前の行動
☀︎お気に入り小物を持参 香りや枕カバーなど
☀︎入眠時のいつもの音楽
など
普段から愛用しているものを取り入れて自らのお守りにして、慣れない場所も楽しんでみてくださいね。
では、今宵も良い眠りを。
眠りの力があなたを変えるネムリノチカラ代表、快眠コンシェルジュのヨシダヨウコでした!