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被災して避難した夜、眠るために考えておきたいこと

ヨシダヨウコ

ヨシダヨウコ

ネムリノチカラ代表。
快眠コンシェルジュ。日本睡眠学会正会員。

寝具店の娘として生まれ、心地よい睡眠を幼児期より体験するが、社会人になりたての頃、働きすぎで体調を崩す。また、実母の介護生活からも睡眠の重要性を再認識する。
漢方、発酵食、アロマ、呼吸、瞑想、ストレッチなどを取り入れ、日々「質の良い睡眠」を探求しながら、各方面へ発信中。代表を務めるネムリノチカラでは、企業の健康経営セミナーや個人の睡眠相談に応じるなど、睡眠全般についてのサポートを行っている。著書に『眠りのチカラ タイプ別睡眠改善&リッチ睡眠TIPS 101』(みらいパブリッシング)がある。

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神戸夜景

この夜景、素晴らしいですよね。
あの震災から30年。
いまは跡形もないほど美しい街並みに復興を遂げていますが、あの日の朝は確実にここに住む人たちにとって大きな影響があったはずです。

 

防災を強く意識する9月ではありますが、睡眠とも密接な関係があります。

 

災害はいつ何時来るかわからないこと。日中の活動中であれば着替えもしていてある程度、自分が逃げることもできる体制ですが、阪神淡路大震災のように朝方5:46であれば大半の方が未だ眠っています。

 

そうなると家からの避難経路の確保や、寝室の安全性がとても大事になってきます。ベッド周りに倒れそうなものは固定するとか、床に障害となるようなものが置いていないかなど普段からチェックが必要です。

 

眠れる環境づくりとは?

 

被災した後も自宅にとどまらず、避難所生活を選択することで、かなり状況が変わってきます。避難所で過ごすことを余儀なくされた時、あなたは何を持っていきますか?
大きな体育館のような場所に大勢の人がいる、プライバシーほとんどなく、やっと眠るスペースが確保できるくらいだとしたら、何かあると少しでも安心して眠れるでしょうか? 平時だからこそ考えてみてほしいテーマです。

 

安心材料は人それぞれ違うでしょう。ライナスのようにお気に入りの毛布とか、肌触りの良いタオル、または匂いかもしれません。寒暖の問題もあります。電源のあるものは基本制約されますから手動、容易に持ち運べる、自分のココロが休まるそんな身近なものです。

 

疲労はカラダの疲れからココロの疲れに移行します。まずカラダを休めることが何より先決だと考えます。被災という大きなストレス下では不安要素で眠れない、体調を崩すなどで災害関連死に結びつくケースもあります。

 

時には災害で直接亡くなるより多くの方が命を落とされることすらあります。

 

災害は無いに越したことはありません。ただ、自分が遭遇したときに何が必要か、どうやったら少しでも眠れるような環境を作れるのか、ほんの少し考えてみてくださいね。

 

では、今宵も良い眠りを。

眠りの力があなたを変えるネムリノチカラ代表、快眠コンシェルジュのヨシダヨウコでした!

 

 

ネムリノチカラ

 

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