ペブルビーチでのクラシックカーイベントの翌日はサンフランシスコ空港に向かう前に、早起きしてサンフランシスコ市内で働く息子に会いに行く計画を立てました。当日は夕方16:00発のフライトでしたので、朝の9:00にホテルを出て、11:00にオフィス到着。(ペブルからサンフランシスコ市内まではたっぷり3時間かかります)オフィス見学後、歩いて10分ほどの彼の住むシェアハウスを見学して、近所でランチして、13:00過ぎに市内を出て、空港に向かう算段です。
今はGoogle Mapがあるので都会のど真ん中にある駐車場も簡単に見つけることが出来ます。ほぼ約束の時間に到着。そこからLINEすると(アメリカではLINE使用者はごく少数。WhatsAppかFacebook Messengerが主流)、「今会議中だからチョット待ってて」というメッセージが。これまでアメリカではUC Berkeleyの学生としての息子としか会ってなかったので、「本当にアメリカで仕事しているんだ」とこのメッセージを読んだ時、痛感、おバカ母さんです。
案内されたAIを使ったコンサルティングのstart-upという、最先端らしいが聞いても何もわからない会社は、彼が日本で勤めていた丸の内の一流企業の立派なビルとは似ても似つかない普通のビルの中にありました。
GoogleやLINEのオフィス紹介で見かけるようにオフィスの中にはピンポン台やビリヤード台があります。社員は皆ヘッドフォーンをつけていて、会話はすべてチャット。だからものすごく静か。しかも昔オウム真理教のサティアンの「お仕置き部屋」(?)を連想させるような電話ボックス型の箱がずらりと並んでいるスペースがあって、「これ何?」と尋ねると「集中スペース」とのこと。防音で、加湿空気清浄機付きとか。
そして息子のアパートに。オフィスからシェアハウスへの街並みは綺麗とはとても言い難いもの。でも今やサンフランは世界一家賃の高い都市!!息子のシェアハウスも一人20万円という信じられないような高額。
着いた先はわりと広いリビングルームを共有する若い男3人のヒッピーハウス。他の二人はカーネギーメロン大学というテクノロジー系の超有名大学出身で、それぞれIBM、マイクロソフトという一流企業で働いているイケメン君ですが。しかし「自由、愛、平和を標榜し、パーティーが大好き」といった60年代のヒッピー文化をそのまま受け継ぐような雰囲気。それは街のいたるところで感じることでした。今回のサンフランシンコ訪問で、「シリコンバレーの活況でサンフランがIT色の街になったのかと思ったけれど、やっぱりヒッピーがオリジナルの街なんだ〜」と痛感。そういえばシリコンバレーの巨星Steve Jobsも典型的なヒッピーでしたね。
P.S. 息子、楽しそうに、立派に、生活してました〜。