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五味・五色・五法の「漢方ごはん」で多忙な年末もGO!

樫出恒代

樫出恒代

漢方薬剤師・漢方ライフクリエーター。漢方カウンセリングルームKaon代表。Kaon漢方アカデミー代表。新潟薬科大学薬学部卒業後、一人ひとりのこころとからだにていねいに向き合う漢方カウンセリングを提唱。連載の味わいあるイラストは、本人によるもの。
美容家吉川千明氏との共著に「内側からキレイを引き出す 美肌漢方塾」(小学館)
OurAgeインタビュー「信じていなかった漢方の力に救われて、この道を究め続ける薬剤師」はこちら

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そろそろ

忘年会、クリスマスパーティー

食べる・飲む機会が増えますね。

 

 

漢方薬剤師・漢方ライフクリエーターの

樫出恒代です

 

元氣な人は

年齢に関係なく

 

よく食べ

よく飲み

よくしゃべり

よく歩く

 

そんな感じがします。

そして、いつも笑っている( ◠‿◠ )

パワーあふれ

愛にあふれ、

いつまでもそんな風でありたいものです

 

 

年末年始も

よく食べ、よく飲み、たくさんおしゃべりして、今年をしあわせに締めくくりましょう

 

そこで!

何より食は大事。漢方では、

「薬食同源」という言葉があるように

食で健康を守ろう、という考え方があります。

 

たとえば

寒い時は身体を温めるものを食べる

イライラしやすい時は

氣持ちを安定させる効果のあるものを食べるなど

 

また、病氣になりにくい身体づくりや

不調が起きた時に悪化させず

すぐに回復する身体つくりのために

毎日の食を大事にする

 

しかし、忙しい毎日、

しっかりした料理などは作れない。。。

そうです、そうです、

だからこそ、漢方の食事の知恵。

 

五色と五味、そして五法を

意識してみてください

 

 

五色とは、

緑・赤・黄・白・黒

 

 

 

漢方の「五行説(ごぎょうせつ)」の

考え方に対応する五色。

 

 

緑・・・デトックスに

〈ピーマン・ニラ・ほうれん草・小松菜・春菊・ブロッコリー・そら豆など〉

 

赤・・・元氣に

〈にんじん・まぐろ・かつお・なつめ・クコの実・トマト・牛肉など〉

 

黄・・・氣分を安定

〈かぼちゃ・とうもろこし・栗・ぎんなん・柿・みかん・菊の花・はちみつ・米など〉

 

白・・・粘膜・お肌に

〈大根・かぶ・里芋・れんこん・長いも・ネギ・梨・りんご・白身魚など〉

 

黒・・・血をきれいに、むくみに

〈黒ごま・黒豆・黒酢・黒砂糖・昆布・わかめ・きくらげ・しいたけ・のり・ひじき・ごぼう・玄米など〉

 

これら五色は五臓と対応し

緑ー肝臓、赤ー心臓、黄ー胃腸

白ー肺、黒ー腎臓

 

それぞれの内臓の働きを助ける、と言われています

 

この五色を1回のお食事でとるようにすると、

目にも満足、栄養価もバランスよく

食べ過ぎないというメリットが。

 

※五味の、心やからだにもたらす効果は、次ページへ

 

五味について

 

酸っぱいーイライラすっきり

お酢・レモン・梅など

 

苦いー頭すっきり

セロリ・にがうり・緑茶など

 

甘いー疲れすっきり

芋・米・はちみつなど

 

辛いー代謝アップ

ねぎ・しょうが・大根など

 

塩っぱいーむくみすっきり

海藻・味噌・天然の塩など

 

 

酸っぱいものが、すごく食べたいという時はイライラしている時かもしれませんし、また、

辛いものが無性に食べたい、などの時は

なんだか身体が重い~時かもしれません。

そんな風に自分の身体をみることができたら、
未病のうちに治せますね。

 

 

また、

五法とは

 

生で食べる

煮て食べる

焼いて食べる

揚げて食べる

蒸して食べる

 

の5つの調理法。

 

いつも生で食べると身体が冷える

揚げ物ばかりでは、脂が多すぎかも。

 

漢方はバランスの医学。

 

5つの色を5つの味で

5つの調理法によっていただくのは、

こころと身体のバランスにとてもよい。

 

 

小松菜・なつめ・あぶら揚げ・大根・黒ごまの五色煮物

 

 

そして、

お食事の時は

感謝の氣もち、穏やかな氣もちでよく噛んで。

心が波打って、怒っている、イライラ

している時は

それがおさまってから食べるように。

無理に食べると、せっかくの

お食事も毒になり、脂肪にも変わりやすいのです。

 

野菜、豆、魚、肉、、、

すべての命を

「いただきます」

 

お忙しい年末年始

外食も多くなりがち。

その時は3日で調整を。

2日連続の外食したら、3日目はお家ごはんで調整。3日外食で大食が続くと胃腸の調子を取り戻すのに、約1週間かかるのです。。。

 

お家でのお食事は

 

5つの色と味と調理法。

すべて完璧でなくても

ゆるゆると、優しく、美味しく

楽しくね。

 

注:漢方薬については

漢方専門の医師や漢方薬剤師

漢方アドバイザーなどにご相談・

カウンセリングの上お飲みください。

 

 

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