久しぶりに高校の同級会で
会った高校時代の友人たち
変わった?
変わらない?
漢方薬剤師・漢方ライフクリエーターの
樫出恒代です。
子供がいる友人は
娘、息子が
就職した、結婚した、
孫が産まれた
仕事バリバリの友人は
責任ある役職についた、
そろそろ早期退職する、
転職した、
この年代になれば
親の毎日の介護で大変、
施設を探しているところ
結婚生活もいろいろで、
離婚した
別居している、
再婚した、
などなど、プライベートは
ほんとにいろいろ。
いろいろすぎて、ついていけない
話が噛み合わない、なんてことも。
しかし、
同窓生が集まって
みんなの話が合う、唯一の話題、
それは、健康のこと。
メニュー見ても、最近見えないのよ
わかるわかる、わかるわ
血圧が上がってきて〜
血糖値も危ないの
夜も眠れない
安定剤、飲んでる
私も。わたしも。
お腹が出てきて引っ込まない
そうよね、わたしも、
わかるわかる、
みんながひとつになる瞬間!?
7年ぶりくらいに会った
ひとりの友人が、話しかけてきた。
けれど
声があまりに小さくて
何を言ってるのかわからなかった
こんな子じゃなかった、
もっとハツラツとしていた、から。
「実はうつだったの」
「夫が亡くなって、、」と話してくれたのは、
同級会の後、ふたりでカフェに寄った時。
「よく同級会にきてくれたね」
「このままじゃだめだと思って、思い切ってきたの」
私に会えると思って
とも言ってくれた。
彼女の話は尽きることがなかった。
ひとり娘が不登校だったこと
その後、浪人したけど、無事に大学までいき、
結婚し、娘が落ち着いてホッとしたら、
同居の義父の認知症が始まり
昼夜なく、介護の毎日であった。
ストレスからか、急性心不全で、
急にご主人が亡くなられたこと。
それからは、あんまり覚えてないけど、
声さえ出なくなり
眠れなくなり、何にもできなくなった
と、話してくれた。
更年期はただでさえ
女性ホルモンの急激な減少により、
精神的にもバランスをくずしやすい時
それに、加えての過度のストレスは、
かなりの負担であり、
生活さえままならなかっただろう、と
彼女の流れ落ちる涙をみて
こちらも涙が出てしまう。
「話せてよかった」
涙声でそう言う彼女。
話せる人がいなかったから、と。
少しだけ、笑顔になった。
それは、高校の時の彼女の笑顔だった。
奥が深い「漢方カウンセリング」…
漢方カウンセリングを始めて
25年以上になる。でも、
こうやって聞いてほしい人の話を
ちゃんと聞いているかな、
と、あらためて自問自答した。
「睡眠薬、飲んでる人
案外たくさんいたね」
「私だけじゃないんだね」
「でも、私はやめたいの」
「漢方に切り替えたいな、できるかな」
「もちろん」
彼女のその希望にしっかり
応えてあげなくちゃ。
今の自分の問題を
話すことで
いったん手離す、手放す
ほら、少し軽くなるよね?
ただ「聞く」こと
今、目の前にいる人を
まるごと認めること
そのうえで必要なら
漢方茶や漢方薬をだす。
養生の仕方を
できる範囲で、伝える
漢方カウンセリング
奥は深い
更年期は特に、溜めないで欲しい
話しても何の解決にもならない、なんて
言わないで。
話して、離して、放して、ね。
少しでも
重い荷物を手放せるように。
少しでもお役にたてるように。
みなさまとって、2019年が
健やかな一年でありますように。
注:漢方薬については
漢方専門の医師や漢方薬剤師
漢方アドバイザーなどにご相談・
カウンセリングの上お飲みください。
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