残暑きびしい毎日だから、
冷房は必要なんだけど
でも、冷房は苦手な
漢方ライフクリエーター
漢方薬剤師の樫出恒代です
外が暑ければ暑いほど
オフィスや電車やバス
スーパーマーケットやデパートも
冷房がどんどん強くなりますね
こんなに暑いと
「熱中症にご注意下さい!」というニュースがひっきりなし。
昼間も寝る時も
冷房をしっかりいれて、
水分はもちろん多目に摂って熱中症にならないようにしなくっちゃ。
暑さに負けない身体
夏バテしない身体
疲れを残さない身体のために
なにより大事なことは睡眠。
しっかり眠れることは
元氣な身体とこころのベースになりますね。
漢方カウンセリングでも必ずお聞きすること
「しっかり眠れていますか?」
「何時に寝て何時に起きますか?」
など、睡眠のことは大事です。
更年期に多くなる
「足がほてって眠れないんです」
こんなご相談。
足の裏がほてると、なんか、もぞもぞして
足の置き場がなくなり、
足の裏を冷たい壁や床に押し付けて
少しでも冷やそうとする
それでも、足のほてりはとれず
眠れない。。。
お風呂で冷たいシャワーを浴びたら
なお、熱くなるような。。。
そうです
これは、ズバリ
「冷え」からきているんです
冷房にあたると
最初は気持ち良いのですが、
冷房の効いた部屋の中に長くいると
だんだん
冷房による「冷え」が生じてくるのです。
特に夏は、ついつい冷たいものを
とりがち、お腹も冷えてきています
末端、特に心臓からいちばん遠い足の裏は
血流障害で血液が行ったまま戻らなくなって
そのまま〈ほてり〉となるのです
また、身体に水分が不足すると
いらない熱を冷ませなくなり
ほてりがおこることも。
その上、更年期には、体温調節のための
ホルモン分泌も低下し、
ほてりやすくなりがち。
よい睡眠のためには
日中は体温を高く、内臓も活発に働かせ、
寝る時には、深部体温を下げ
手や足から熱を放出することで、安眠に。
赤ちゃんの手足が温かくなったら
「眠くなったね〜」と
言いますね
足のうらがほてっていると
熱を放出できず、よく眠れなくなるのです
解決策としては
①夜寝る前に、ぬるめの足湯をしてから寝る
(お湯の温度は39〜41度くらい)
☆お風呂でゆっくり温まることもおすすめ
②寝る時にシルクなどのレッグウォーマーをつける〈くつ下ははかない、寝る直前まではいててよい〉
ふくらはぎを温めるとほてりがとれやすい
③日中の冷房対策を忘れずに、ブランケット、貼るカイロなどを使う。冷たいものを飲み過ぎないように。
④ツボ押しでほてりをとる
○太渓(たいけい)
大渓・・・うちくるぶしとアキレス腱の間
○三陰交(さんいんこう)
血海・・・膝の内側から指3本上
三陰交・・・うちくるぶしから指4本上
○湧泉(ゆうせん)
土踏まずのくぼんだ所のほぼ中央
漢方薬では
●六味丸(ろくみがん)
疲れやすい方、ほてりやのぼせが強い方。
足腰のしびれや泌尿生殖器など下半身の衰えにも。
●知柏地黄丸(ちばくじおうがん)
六味丸に知母(ちも)という熱をとり身体を潤す作用がある-生薬と黄柏(おうばく)-腎の衰えからくる熱を静める生薬を配合。
ほてり、のぼせ、口が乾く、疲れやすい、むくむ、だるさが続くなどの症状に。
●温経湯(うんけいとう)
血流を良くしてて、お腹を中心に温めて、
手先、足先のほてりをとり、また、乾燥した皮膚を潤す効果も。
ホルモンのバランスを整える効果もあり、
生理不順、生理痛、不妊、更年期にも使われる。
など
本当に暑さ厳しい今年の夏
秋を健やかにむかえるために
睡眠はやっぱり大事
夏の冷え
そして、ほてりは
今のうちに
さよならしましょうねー
注:漢方薬については
漢方専門の医師や漢方薬剤師
漢方アドバイザーなどにご相談・
カウンセリングの上お飲みください。
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