こんにちは。
夏生まれの
漢方薬剤師、樫出恒代です
今年も連日、真夏日が続いていますが、
みなさま、体調を崩していませんか?
このところ、漢方カウンセリングにいらっしゃる方は、
風邪ひきさんが多いのですよ。
いわゆる「夏風邪」。
外では35度を超える気温、オフィスでは25度。いまの環境は
だいたい10度の違いがあるといわれていて、
それでは、身体も対応するのが、たいへん!
自律神経のバランスが崩れてしまい、
夜は眠れなくなり、朝は起きにくく、昼は居眠りzzz
当然、だるいし、やる氣もないし、
免疫力も落ちるし、
結果、風邪をひく。
夏風邪の特徴は「お腹にくる」ということ。
咳や鼻 水、それからのどの痛みなども多い症状ですが、その根本にはお腹の冷えがあります。
夏になるとやはり冷たい食べ物や飲み物が多くなり、エアコンにあたる回数も増えます。
オフィスで仕事をしている方は1日中エアコンの中にいます。
仕事が終わり帰る頃には足がパンパンにむくむという方も多いのでは?
これは、下半身の血流、水の流れが止まっている状態。
確実にお腹も冷えています。
そこでお腹を冷やさないための5か条
1.冷蔵庫から出していっきに飲まない
***必ず、コップにいれてゆっくり飲む。
お腹の中の温度は38度です。これをいっきに下げてはだめ❌
2.腰湯をする
***暑いからシャワーのみの方、バスタブに少しだけお湯を張って腰だけでも温める
3.腹巻、レギ ンスなどをつかう
***お腹と下半身は恒に温めるように意識して
4.使い捨てカイロを常備する
***ホテルやレストランでの食事や打ち合わせなどの時はかなり冷えます。
迷わずカイロをお腹と腰に貼ってください。熱くなったらもちろんはずすこと。
5.脂っこいもの、煮込み料理などの食べ物は控える
***夏はデトックスの季節。重いお料理は胃腸に負担になるだけでなく、体全体のデトックスの力も下げます。
お蕎麦やそうめん、温かいお粥などに生姜やネギ、しそ、みょうがなどの薬味をいれていただきましょう。
そして、自分にぴったりの
漢方茶や漢方薬を上手にとりいれて。
特におすすめはハッカ。
ミントのことですが、漢方では
和ハッカを使います 。
ハッカになつめとみかんの皮をいれたお茶は
氣分をすっきりさせ、お腹の働きをよくしてくれます。
ハッカ茶を飲んで、いっきにストレスが発散されたーという方も!
夏限定のハッカ入りKaon茶もおすすめですよ。
http://kampokaon.com/products/
漢方薬では、
○お腹をあたためて下痢を治し食欲をアップさせてくれる
→六君子湯(りっくんしとう)
○夏風邪が治らなくて、いつまでも咳や鼻がでたり、お腹の調子も悪い方
→柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
○のどの痛みやしわがれ声、喉のつまり感、咳が続く、眠りも浅い方に
→半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
○お腹の温度を0.5度上げてくれる、身体とこころの冷えによい
→双参(そうじん)
など
漢方薬をお試しになりたい場合は漢方薬剤師や漢方アドバイザーにご相談ください。
夏風邪は治りにくいとよく言われます。本当に、手当をちゃんとしないと長引いて、秋ま で持って行く方も。
そして、秋にまた新しい風邪をひく、、。
いま、風邪を引いてる方は
漢方と養生でしっかり治してくださいね。
注意
漢方薬はひとりひとりのタイプによって違いますので
漢方薬剤師や漢方アドバイザーにご相談ください。
漢方カウンセリングルームKaon