3日に1度のHRTと、
ウキウキが元気の源
朝倉匠子さん(エイジングスペシャリスト)
47歳頃、遺伝子検査や婦人科系ドックを受けて、骨粗鬆症のリスクの高さを知ったんです。亡く なった母も骨粗鬆症で、急に腰が曲がったのを見ていましたから、私はどうしても避けたかった。それで、骨粗鬆症予防薬とともにHRT(ホルモン補充療法)をスタートしました。症状はなかったんですけどね。
その後、51歳で閉経したときも特に何もなかったんですよ。でも53歳になると、ホットフラッシュや睡眠障害など、はっきりとした更年期症状が出てきたんです。 それで肌に貼るHRT「メノエイドコンビパッチ」を3、4日に1回貼り替えることにし、加えて PNFなどのエクササイズを取り入れました。半年に1度、女性ホルモン値を測定していますが、HRTによってホルモン値もキープでき、不調も改善できていたんです。
ただ、不正出血が時々あって、もしかしたら補充するホルモンの量が多いのかも…と思いはじめました。アンチエイジング学会で著名な先生に意見を求めると、「3日か4日に1回という変化のある投与がいけないのでは? “3日に1度”と、つねに同じ周期にしたほうがいい」とのこと。そのとおりにすると、ピタッと出血がなくなったんです。 それ以来、体調はすごく安定しています。
今57歳ですが、以前よりすごく元気。歌を始めたりたくさんの人と会ったり、ウキウキすることが体調を支えている気がします。体調がいいから楽しくいられるのか、ハッピーだから体も元気なのか…、きっと相乗効果ですよね!
Shoko Asakura ■ profile
CMモデル、テレビ番組の司会、経済インタビュアーとして活躍後、渡米。加齢学を学び、エイジングスペシャリストとして活動を再開。エイジングに関する講演などで活躍する一方、美容・健康、ライフスタイルなど、多方面のアドバイザーとして、著書も多数。
<ハスミ>
イラスト/かくたりかこ