こんにちは。美容家で、メノポーズカウンセラーの吉川千明です。
2023年もよろしくお願い致します。
新年は、美容を一番にお話ししたいところですが、
本日は「更年期とは」を書きたいと思います。
長い間、女性検診を受けていらっしゃらない、
更年期のためにと高いお金をかけて、全く違うことをやっていらしたら、
それは、危なっかしいことだなと。
また、もったいないことだなと思います。
2023年の、年の初めに改めて「更年期の基本」を書かせていただきました。
年末にプロフィール写真を撮り直しました。
フォトグラファーはt.cubeの玉木順子さんです。
1 更年期は「期間」のことを指します。
更年期がない人はいません
閉経を挟んでの10年を更年期といいます。
閉経の前5年、後5年を足して10年を「更年期」と呼びます。
「期間」のことです。
閉経しない人、一生月経がある人はいませんので、
すべての人に更年期がやってきます。
更年期かどうかを精査するより、さっと!治療やケアを始めた方が得策です。
2 更年期は「閉経」になってはじめて、
入口がわかります
いつから更年期なのか、わからないのが更年期です。
ホルモン値を測り、卵巣に残っている卵子の数を調べる検査(AMH)で
閉経時期を予測することもできますが、40歳になったら全員、プレ更年期。
40代の半ばには、もれなく更年期に入っていると思ってよいと思います。
3 更年期は老化が進む時期
女性ホルモンは卵巣から分泌されます。閉経に向けて、卵巣機能も急降下。
女性ホルモンの分泌も激減します。
女性ホルモンは女性を健康に保つ「最強の抗酸化物質」です。
なくなると、体に与えるダメージがとても大きいのが特徴です。
更年期はとても疲れやすくなる時期です。放っておいたら老けていく時期です。
4 更年期は脳がパニックを起こす時期。
自律神経も乱れます
女性ホルモンの分泌は、「脳」から「卵巣」への指令によって起こります。
女性ホルモンを分泌できなくなると、
「脳」は「卵巣」に向かって激しく指令を送り続けます。
この脳の大騒ぎ、大パニックが自律神経や感情面にまで大きく影響を与えます。
これが何年も続きます。
5 更年期の時にでる数々の不調を
「更年期症候群」と言います
かつては、「更年期障害」と呼ばれていましたが、最近ではこう呼ぶようです。
更年期の不調はとても多く、その数をあげていくと200とも300とも言われています。
こうだ!と定められず、定めなき訴えとして、「不定愁訴」とも呼ばれます。
6 更年期の不調の代表は?
代表にホットフラッシュがありますが、
ホットフラッシュだけが更年期の不調ではありません。
動悸、息切れ、冷え、ほてり、むくみ、ひどい肩こり、首のはり、腰痛、喉のつまり、
疲れ、指関節の痛み、眠れない、不安感、焦燥感、イライラ、めそめそ、
集中力がない、やる気が起こらない、頭痛、めまい、アレルギー、蕁麻疹、
胃が弱くなる、ガスが溜まりやすくなる、尿もれ、膣の乾き、性交痛、等々。
いやいや、まだまだあります。
7 更年期に個人差あり。個人差の理由は
共通しているのは、「女性ホルモンの低下」です。
そこに、その人の「体質・気質」、さらに「今、置かれている環境」がミックスして、
更年期の不調のあるなし、不調の軽い重いとなって現れてきます。
気遣いの人で、両親の介護を抱えて、さらに転職したばかり、
などとなったら、体調だって悪くなるでしょう。
8 更年期は自然なこと。
治療すべきなのかどうなのか?
最近のあるアンケート調査では、
更年期の不調が原因で仕事に支障を感じた人は100万人。
40、50代の女性の約1割が、更年期症状が原因で、
会社を辞めたり仕事を諦めているそうです。
こんなことは、他の先進国ではないことです。
放置しない、治療も受けるケアもする。
野放しの自然から、手入れをして長持ちさせる丁寧な生き方への転換です。
9 更年期のいろいろの症状は
産婦人科医へ相談を
まずは産婦人科医へ相談を。
バラバラの科に通わなくては、と思うようなことが
産婦人科医で一気に解決してしまうことがあるからです。
すべての不調のベースに「女性ホルモンの低下」があるからです。
これを整えることから始めると良いと思います。
卵巣、子宮、乳房だけでなく、
今、自分に起こっていることをすべて、話してみるとよいですよ。
10 「女性ホルモン値が落ちていないから」と、
何の治療もされずに帰されたら
不調が出ているのに、女性ホルモン値は下がっていないからと
帰されるケースがよくあります。
数字にでないと治療しないという、
四角四面のお役所のような産婦人科のお医者さんですね。
帰された患者さんは困るでしょうね。
体調不良を改善できず会社を辞めてしまうのでしょうか。
患者さんは嘘を言っているわけではありません。
出ている症状を改善してくれる、あなたのためになる産婦人科医を選び直しましょう。
11 更年期、毎年1回の婦人科検診を習慣に。
飛ばしては意味がありません
卵巣がん、乳がん、子宮頸がんは増えている病気です。
子宮体がんは50代が頻発年齢。
がんだけでなくても、検診は飛ばしたら意味がありません。
毎年受けて、自分の変化に気づくことが大切です。
もし、行っていなかったらすぐに受けに行ってくださいね。
さあ、おまちかねのコスメです。
名品からいくつかご紹介して終わりたいと思います。
京都のKOTOSHINAのボディケアシリーズです。
パークハイアット京都やフォーシーズンホテル京都など、
ラグジュアリーなスパでも採用されています。
京都の日本茶のエキスを使いフランスで化粧品にしています。
のびの良いボディミルク、濃厚なボディバターは体温で溶かして使います。
女性ホルモンが少なくなり、肌が硬くなり始めている私達には
うれしいアイテムです。贅沢ですが、2種を使いわけてください。
左より ボディミルク、ボディバター
最後は、しっかりと水分を抱えることのできる美容液を2種類ご紹介します。
気持ちよく使え、長時間、潤します。
写真左は、ドイツのオーガニック、ロゴナの
ヒポファンとヒアルロン酸を配合した二層式の美容液です。
ヨーロッパでは絶大な信頼をもっているシリーズです。
ロゴナ エイジプロテクション ファーミングシーラム
ロゴナ公式ウエブサイトhttp://www.logona.jp
写真右は、金沢の福光屋さんの作ったエイジングケアから。
日本酒を作る発酵技術を美容原料作りに活かしています。
フレナバはすべての製品が大好き!です。
フレナバ バランシングセラム
福光屋