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【更年期の治療】HRT(ホルモン補充療法)で乳がんのリスクは上がらない? 副作用は?

更年期症状がつらい場合に、婦人科で受けられる治療としてHRT(ホルモン補充療法)があります。一方HRTの乳がんリスクを心配する声も少なくないよう。その点を、産婦人科医の小川真里子先生に聞きました。

Q. HRT(ホルモン補充療法)で乳がんのリスクが上がると聞いたけど大丈夫? 副作用は?

A. 今はメリットのほうが大きいという見解です

 

「HRT(ホルモン補充療法)による乳がんのリスクは、2002年にアメリカで発表された研究報告が元になっていますが、実際は一般的にHRTの使用対象と異なる女性が多く含まれていることがわかり、2016年には7つの国際学会が『乳がんリスクは大きくはない』と発表しています。

 

そのリスク上昇率は1000人に1人以下で、これは飲酒や喫煙などの生活習慣によるリスクと同等か、それ以下で、ほとんど心配はいりません。ほかに子宮体がんは黄体ホルモンを併用すれば問題なく、子宮頸がんの腺がん、卵巣がんは長期投与で若干リスクが上がる傾向。血栓症や心筋梗塞は肥満や60歳以上だと少し増えます。

 

しかしながら、それよりもメリットのほうがはるかに大きいというのが最近の見解です。その他の副作用では乳房が張る、不正出血などが起こることがありますが、それは一時的なことなので心配いりません。メリットとデメリットをよく確認して、納得して始めることが大切です」

 

※乳がんは女性の8〜9人に1人が罹患する病気です。HRT(ホルモン補充療法)中に乳がんにならないわけではありません。

 

小川真里子
小川真里子さん
産婦人科医、医学博士
公式サイトを見る

東京歯科大学市川総合病院産婦人科 准教授。日本産科婦人科学会・日本女性医学学会女性ヘルスケア専門医・指導医。専門は更年期医療学、女性心理医学、女性ヘルスケア。相談やカウンセリングを中心としたケアサポートとともに、最新のテクロノジーや視点を取り入れて、更年期を取り巻く環境や文化を積極的にアップデート

 

 

構成・原文/山村浩子

 

 

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