HAPPY PLUS
https://ourage.jp/kounenki_no_chie/chinese-medicine/228174/

今こそ、漢方で免疫力!

樫出恒代

樫出恒代

漢方薬剤師・漢方ライフクリエーター。漢方カウンセリングルームKaon代表。Kaon漢方アカデミー代表。新潟薬科大学薬学部卒業後、一人ひとりのこころとからだにていねいに向き合う漢方カウンセリングを提唱。連載の味わいあるイラストは、本人によるもの。
美容家吉川千明氏との共著に「内側からキレイを引き出す 美肌漢方塾」(小学館)
OurAgeインタビュー「信じていなかった漢方の力に救われて、この道を究め続ける薬剤師」はこちら

記事一覧を見る

今年は、一年が早く通り過ぎたよう。

クリスマスイルミネーションが、はじまりました。

 

漢方ライフクリエイター

漢方薬剤師の樫出恒代です。

 

最近、またまた、新型コロナウイルスの感染者数が増えてきたというニュース。

 

第3波の到来ということも言われ

緊張が高まります。

 

大事なことは、

コロナウイルスをとにかく

避けること。

手洗い、消毒、うがいのほかにも、

マスクやフェイスシールド、

アクリル板はもう当たり前になってきています。

樫出さん 予防グッズ

 

そして、ソーシャルディスタンス。

 

でも、物理的に避けて

逃げ惑うだけでは、やはり限界があります。

 

コロナウイルスが襲ってきても

身体にいれない

かからないようにする。

 

 

それには免疫力をつけてることが、大事。

 

免疫力とは、簡単にいうと

「異物を外に出す力」

 

免疫とは、自分の身体を守るシステムのこと。

私たちの体内に入ってきたウイルスや細菌など、

体内に発生する異常な細胞を撃退し、病気を防いだり、

病気になっても元の健康体に治してくれる働きのこと。

 

そして免疫力が低下すると、口内炎・疲労感・風邪・インフルエンザ・肺炎・ヘルペス・アトピー・鼻炎などさまざまな症状を引き起こします。

 

 

そこで気になるのが、自分の免疫力の状態。

今回、免疫力チェックを用意したので、いくつ当てはまるか、試してみてください。

 

 

【免疫力チェック】

□ 最近、疲れやすいと感じる

□ イライラしやすい、怒りやすい

□ 風邪を引きやすい

□ 下痢や便秘になりやすい

□ 最近、口内炎または結膜炎になった

□ ちょっと具合が悪いと、すぐに薬を飲む

□ 思ったことを口にできない

□ 仕事や家事など、時間に追われている気がする

□ 日頃から運動をしていない

□ ときどき暴飲・暴食をすることがある

□ 睡眠時間が不規則、または睡眠不足

□ 自宅周辺の交通量が多い

□ たばこを吸う

樫出さん 症状

0個…とても健康です!

1~3個…免疫力安心レベル

4~7個…あまり健康的とはいえません。免疫力下がり気味

8~11個…かなり疲れているはず。免疫力も低下しています

12~13個…完全に免疫力低下状態。もしかしたらすでに隠れた病気があるかもしれません。要注意

 

 

チェックはいくつつきましたか?

自分を知ることはとても大切。

その上で、ケアしていきたいですね。

 

 

そこで、漢方!

漢方薬も助けになります

例えば。。。

 

 

疲れやすい、やる氣がでない

○補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

 

体力虚弱で元気がない。目に力がない。

胃腸の働きが衰えて、疲れやすい。

虚弱体質 / 疲労倦怠 / 病後 / 術後の衰弱 / 食欲不振 / 寝汗 / 感冒

 

下がった「氣」をあげる効果もあるので

氣力アップにつながります。

が、ストレスなどにより

「氣」が上がりすぎ、顔や頭に熱をもっている方には、補中益気湯は合わない場合もありますので、ご相談を。

 

 

疲れやすい、貧血、皮膚の乾燥

○十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

 

補中益気湯と同じく、体力虚弱で、疲れやすく

虚弱体質 / 疲労倦怠 / 病後 / 術後の衰弱 / 食欲不振 / などにつかいます。

 

違いは、消化吸収力が弱いため栄養不足状態、貧血傾向、皮膚の乾燥、ガサガサ、色艶が悪い、

ふらつきがある、手足が冷えるなどには、十全大補湯を使います。

 

 

眠れない、氣疲れ

○加味帰脾湯(かみきひとう)

 

不安や氣疲れ、疲れやすい、虚弱体質

貧血、ふらつき、めまいなどにも

 

体力低下だけでなく、氣もちが落ち込みやすい方に。「氣」と「血」を補ってくれる漢方薬。

 

 

他にも免疫力をサポートする漢方薬はいろいろあります。

漢方は自然の恵み

私たちの底力をしっかり支えてくれます。

 

 

そして、

免疫力を高めるには以下のことを心がけて。

 

1 笑いのある生活(つくり笑でも)

2 ストレスを溜めない(気分転換を)

3 定期的な運動(続けること)

4 充分な休養と睡眠(ゆっくり・ぐっすり)

5 バランスのとれた食事(和食を)

 

プラス

オーバーワークしないこと、

無理をしないこと、

自分を大事にすること

 

 

新しい生活スタイルの中で

思うようにいかないことも多い生活の中で

 

それでも、この状況がずっと続くわけではないのだから、

 

明るく

前を向いて

笑って

日々過ごして

 

滞らないように

 

そうすることで、

免疫力をつけて

免疫力に

しっかり働いてもらって

 

残り少ない2020年を

元氣に過ごしてください!

樫出さん 明るく前向き

 

 

注:漢方薬については
漢方専門の医師や漢方薬剤師
漢方アドバイザーなどにご相談・
カウンセリングの上お飲みください。

 

漢方カウンセリングルームKaon
Facebook
https://www.facebook.com/kampokaon
ブログ
https://ameblo.jp/kaon2010/
HP
http://kampokaon.com/

MyAge

大人のからだバイブル vol.2 「痛み知らずの体になる!」

OurAgeの人気記事が1テーマムックに!
何度も読み返せる保存版OurAgeです。

MyAge
試し読み Amazon Kobo 7net

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

トラブルが出やすい肌におすすめのデリケート肌向けスキンケア! 期間限定でマイルドなモイスチャークリーム3本が付いたお得なセットが販売中なのでお見逃しなく!

トラブルが出やすい肌におすすめのデリケート肌向けスキンケア! 期間限定でマイルドなモイスチャークリーム3本が付いたお得なセットが販売中なのでお見逃しなく!

PR
<前の記事

<前の記事
第118回/「むだ話」は、 あなたにとっての漢方薬

次の記事>

次の記事>
第120回/2021年「腎」を鍛えて女を磨いて力強く前進!!~漢方の力

この連載の最新記事

「更年期の手指の痛みや不調」におすすめの漢方とツボ

第152回/「更年期の手指の痛みや不調」におすすめの漢方とツボ

【更年期の漢方の選び方】「もっと強い漢方薬ないですか?」と患者さん。強い漢方、弱い漢方って?

第151回/【更年期の漢方の選び方】「もっと強い漢方薬ないですか?」と患者さん。強い漢方、弱い漢方って?

【更年期の漢方】咳やのどのつまり、疲れ、シミが気になったA子さんを公開 漢方カウンセリング!進め方と結果は?

第150回/【更年期の漢方】咳やのどのつまり、疲れ、シミが気になったA子さんを公開 漢方カウンセリング!進め方と結果は?

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル