綺麗な花があちこちを彩る美しい季節
-あなたは春は好きですか?
漢方薬剤師・漢方ライフクリエイター
樫出恒代です
春になると
「不調の嵐・・・・」
という方からのメール、相談が
とても多くなってくるのです。
特に更年期世代の方からが圧倒的にたくさん。
「頭痛、頭重も」
「夜中に熱くて飛び起きるんです」
「舌が痛い」
「腰が痛い」
「足がつる」
「動悸がする」
「眠れない」
などなど
症状もひとつではなく、、
おとといはホットフラッシュがひどくて眠れなかったんです
昨日は頭が痛くてつらくて
今日は動悸が。。。
あらあら
本当に不調の嵐
まるで春の嵐のように!
・・・更年期世代は春に体調悪化しやすい・・・
春は漢方で
「発陳(はっちん)」といわれます
冬の間にかくれていた全てのものが
芽を出して活動的になる時期。
漢方的には毒素が出る時期!
心身ともに、のびのびと
氣もちよく動き始めるのがいい時期なのです。
そうです!止まっていてはだめなのですね
春という季節の特徴のひとつに
極端な寒暖差。
一日のなかでも朝は冷んやり、日中は汗ばむほど。
10度以上の差がある日もあり、
「毎日、何を着たらいいの〜」という声も聞こえます。
そして、われわれ
更年期世代は
女性ホルモンが、ジェットコースターのように
どーんと減少。
ホルモンバランスの変化に自分自身がついていかなくて
様々な不調が出やすくなる時なのに、
春という季節の影響を受け
なお、心と身体のバランスを崩しやすくなってしまうのです。
そんな
不調を少しでも改善して
バランスをとっていくための
漢方養生いろいろ
1.動くこと
春は止まることを嫌う季節
歩く、走る、踊る、なんでもいいから
身体を動かしてください
しゃべること、歌うことも、okです
氣も巡ります
2.太陽を浴びること
自律神経は朝の日差しを浴びることで交感神経、暗くなった夜は副交感神経が働いて
自律神経のバランスを整えてくれます
3.新緑、花をみること
自然に触れること、春は目の疲れが出やすいとき、
目に効果的なことは緑を見ること
目に栄養を。
4.我慢しないこと
我慢、それを続けることで熱が身体にこもる。イライラし、お腹も張って氣も張ってきます。
自分の身体を労って
春はできるだけ我慢しない生活を。
5.食べすぎ、飲み過ぎはひかえて
胃腸と肝臓を労わること
6.下半身を冷やさないこと
下半身、足元が冷えていることで、
なお上半身に熱がこもりやすくなるため、意識してあたためて。
7.いらない熱をとる食材を食べる
ゴボウ、たけのこ、よもぎ、クレソン
菜の花、キャベツなど
おすすめの漢方薬の代表的なもの
○柴胡加竜骨牡蛎湯
(さいこかりゅうこつぼれいとう)
体力はある方で、イライラ感が強い、感情の起伏が激しい、高血圧、動悸、不安、不眠、便秘、神経症など
○桂枝加竜骨牡蛎湯
(けいしかりゅうこつぼれいとう)
疲れやすく、些細なことが気になる方に。神経症、不眠症、眼精疲労など
○抑肝散加陳皮半夏
(よくかんさんかちんぴはんげ)
イライラ、発散ができずまわりにあたってしまう、歯ぎしり、不眠、お腹の張り、貧乏ゆすりなど
他にも
半夏厚朴湯
苓桂朮甘湯
加味帰脾湯
なども
あなたは今年の春、どんな風にお過ごしでしたか?
自分を守り、安心できる漢方をそばにおいて
そして、できれば相談できる漢方の専門家、
自分の専任の漢方アドバイザーがいるといいですね。
まずは
自分を大切にすること
氣をめぐらせて💓
注:漢方薬については
漢方専門の医師や漢方薬剤師
漢方アドバイザーなどにご相談・
カウンセリングの上お飲みください。
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