漢方薬剤師・漢方ライフクリエーターの樫出恒代です。
「50歳になったら、嫌なことはやめなさい」と言うのには訳があります。
漢方カウンセリングにはいろいろな女性がいらっしゃいますが、特に多いのは45〜60歳前半の女性です。人生いろいろでひとくくりにはできない。
でも、みなさんに共通してお伝えしたいことといえば、更年期以降、特に50歳になったら
我慢はやめて
遠慮もやめて
人の目も氣にせず
自分が嫌だと感じることは、やめましょう
ということです。
50歳からその後は余生と考えてもいいのかも
漢方の古典の書物『黄帝内経素問(こうていだいけいそもん)』の中で、男女の年齢に応じた身体の変化が記されています。
そこには女性は7の倍数で変化の節目を迎えると書かれています(男性は8の倍数)。
7歳:腎気が盛んになり、永久歯が生え、髪が長くなる
14歳:月経が始まり、子供を持つことが可能になる
21歳:女性としての身体の成熟期の始まり
28歳:身体の機能や生殖機能のピーク
35歳:顔に初めて老化の兆候が現れ、髪が抜け始める
42歳:顔全体に老化の兆候が見え、シワや白髪が出始める
49歳:代謝が落ち、月経が終わり子供を持つことができなくなる
2000年前と現代の女性の身体は全く同じではないかもしれないけど、ほとんどが変わらないと思うのです。でも、人生50年という時代だったからでしょうか。
この書物には49歳までしか書かれていない。その後のことは書いていません。(人生50年と書きましたが、養生して100歳まで生きていたと書いてあるものもあります)
「自分が嫌だと感じることは、やめましょう」と言うのは、だからこそなのです。
50歳からその後は余生と考えてもいいのかもしれない。
30代、40代に髪を振り乱し頑張ってきた自分、人のために耐えてきた自分、世間からの目を氣にしてきた自分に、もうさよならしていい。
嫌なことは、やめましょう。自分を生きるために。
記事が続きます
女性が自分を生きるために。
自分を満たす、漢方の知恵と力(ちから)
でも、「そんなこと言ったって無理」。そう思っていたら、その通りになるもの。
少しでも、できることから、自分の手で、意思で、変えていき、嫌なことから離れていきませんか?
「でも」、「どうせ」、「だって」…と言い訳しがちになり、氣が落ちてくるのが更年期以降です。
氣を補充して、自分の根っこを決めるためのエネルギーを底上げしてくれる漢方をぜひ取り入れてみてください。
今の自分にぴったり合うもの、身体と心が求めているもの。そんな漢方は必ずあなたを助けてくれますよ!
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