こんにちは。吉川千明です。
花粉も飛び散るこの季節、そして更年期。
目元のアレや乾燥に悩んでいませんか。
赤みや痒みが出たり、うっすらと皮がめくれたりしていませんか。
目元のS O Sサインです。
放っておくと小皺や色素沈着の原因になります。
本日はアイメイクの落とし方について書きました。
どんな高い美容液よりも効果あり。ぜひ、今夜からはじめてください。
写真は、美容のコンサルティングのプロフェッショナル、友人の宮本智美さんと。
いつもキレイにしている宮本さん。彼女はバリバリ更年期世代。
そもそもですが、どうして更年期は目元が乾いて荒れるのでしょうか。
答えは、40代に入っての女性ホルモン、エストロゲンの急激な減少が原因です。
エストロゲンはコラーゲン、脂肪細胞、水分保持に関わり、
ふっくらとみずみずしい目元をキープ、乾燥や荒れから目元を守っていました。
目周りは、お顔の中で皮膚が最も薄い場所。
皮脂腺、汗腺もなく乾燥しがちで荒れやすく、元々手荒にしてはいけない場所ですが、
これからは女性ホルモンもノーガード。
少しでも潤いを減らさない、バリアを弱めない更年期に適したスタイルに
スキンケアの方法も変えていく必要があります。
目元にやってはいけない3つのこと
1.目元に汚れを残したままにする
=アイメイクはしっかり落とすこと
私はアイメイク肯定派。
目力のなくなるこの年頃、アイシャドー、アイライナー、
マスカラ、アイブロウ、眉マスカラとなんでも使い
思い切りメイクを楽しんで欲しいと思っています。
しかし、メイクの残りはまつげやまゆ毛の毛穴をつぶし、脱毛の原因を作ります。
荒れや色素沈着の原因にもなります。
粘膜、インサイドに入れたアイラインは
目の健康のためにも夜にはしっかりと落としましょう。
2.目元と顔を一緒に洗う
=ゴシゴシ洗い、縦洗いは絶対にN G
目元はお顔全体よりも一段も二段もデリケートな場所。
しかもアイメイク汚れは複雑系。
水で落とす製品と油に溶かして落とす製品に分かれます。
顔と目周りの一発洗いは、目元を乾燥させ、
しかもアイメイクは落ちていなことがよくあります。
そして、皆さんの洗い方は、かなり乱暴。
洗顔料をつけた手のひらで、瞼の上を行ったり来たり。
それではまつげも眉毛もみんな抜けてしまいます。縦洗いは厳禁です。
目元は目元で洗い、顔全体とは切り離す。更年期の洗い方です。
3.浴用石鹸で洗う
意外にも、浴用石鹸で顔全体を洗っているという人の多いこと。
浴用石鹸は、部活の後の高校生の背中の汚れも引き受けます。
真っ白で、泡のよく立つ石鹸は、一見無垢なイメージですが、
それは更年期の目元には向きません。スッキリ、さっぱりし過ぎるのです。
浴用石鹸に準ずるような石鹸や泡ものも
更年期以降のアイメイク落としには向いているとは言えません。
さっぱり、が必要ないと言うことです。
汚れは落とすが、潤いは残す、
肌を柔らかく保ちながら洗える洗顔料が必要です。
目元にやって欲しい3つのこと
1.アイメイクは最初に
「水」と「ウエットコットン」で落とすこと
最近の主流、フィルムタイプのマスカラとリキッドアイライナーは水で落とせます。
ひたひたに水を含ませたコットンを左右の瞼に置いて上から軽く抑えます。
30秒ほど置いたら、まつげの向きに上からスッと外すとこの通り。
目元に負担をかけずにマスカラやラインが落とせます。
更年期にはフィルムタイプのマスカラとリキッドのアイライナーがおすすめです。
オフが楽なだけでなく、メイクがにじみにくくパンダ目にさせません。
それでなくても疲れて見える更年期におすすめです。
2.次にピュアな「アブラ」、
植物オイルを使い、指でメイクを落とします
水で取れなかった油溶性のメイク汚れは、
洗浄剤が入っていない植物オイルやオイル美容液で落とします。
洗い流す必要がなく、肌の上に残っても良い植物油を使うことがポイントです。
贅沢ですが、オイル美容液でも良いのです。
アイシャドーや上下に引いたアイライン、
粘膜、インサイドに引いたアイラインにもおすすめです。
毛が生えなくなってきた眉毛のメイク、アイブローのオフにもおすすめです。
指でやさしく馴染ませます。
オリーブオイルや椿オイル、アルガンやホホバなどお手持ちのもので良いのです。
鎮静作用、抗炎症作用のある植物を使ったものがあればなおさらに良いですね。
3.拭き取りは、オイルをふくませた綿棒やコットンで
綿棒やウエットコットンにオイルを馴染ませて、綺麗な部分でぽんぽんと置くように
何度かメイクがつかなくなるまで拭いていきます。
たっぷりと染み込ませて丁寧に摩擦しないようにするのがポイントです。
私はいつも3、4本綿棒を使います。
これでもうメイクは完全に落ちています。
しかも良質なオイル成分で、しっかりと保護されています。
あとは、目元を避け、お顔全体を良質なクレンジングで洗ってあげてください。
更年期の乾いている時期、私のおすすめはミルククレンジングでの1回洗い。
ダブル洗顔なし。石鹸も泡も使いません。
簡単な3ステップですが、
50になっても、60になっても、70歳になっても、
皺を増やさない。目元とお顔のクレンジングの基本です。
オイルはたくさん候補があります。
参考までに私の家にあったオイルの中から、目元に良さそうなものを並べてみました。
左から、
- 五島の椿フェイスオイル(五島の椿)
- エキストラヴァージンオリーブオイル(井上誠耕園)
- ドライ&センシティブオイル(ブーミングボブ)
- ナウレピュアオイル(ヤラブの木)
- カレンデュラ・スキンオイル(ハイランドレメディーズ)
この黒い瓶のものは少々お高いですが、特別です。
メイクアップリムーバーなのですが、洗浄剤は入っていません。
メイクを落としながら、目元を整えていく目的で作られた
イギリスのオーガニック製品です。
8種類の植物油と15種類以上のハーブが使われています。
クレンジングミルクも良いものがたくさんありますが、
お値段もお手頃で、しかも敏感な時期に最適な3本をピックアップしました。
左から
更年期、美容にも一手間かかりますが、ますますキレイになること間違いなし。
艶を残すように考える!ことがポイントでしょうか。
今回もありがとうございました。