<お悩みその6>
ブランドバッグってもう古いんでしょうか?ファストファッションが流行り、ファッションの低価格化がどんどん進んでますよね。そういったファッションとカチッとしたブランドバッグは合わせにくく、また、高級品を持っていると余計おばさんに見えるのかなーと思ってしまいます。昔買ったブランドバッグは今もお気に入りなので使いたいのですが、なんとなく尻込みしてしまって。。。地曳さんはどうお考えですか?(41歳・会社員・大阪府)
<お答え>
私はスタイリストという仕事柄、たくさんのブランドバッグを持っていて、日々とっかえひっかえしている…ように思われがちなのですが、そんなことは決してなく、半年、長ければ1年、ほとんどずっと、同じバッグを使うことも。ブランドかどうかにはこだわらず、とにかく気に入ったものを持つ主義。たとえば去年の夏なんかは、かごバッグにハマり、夏の間ずーっと使って、それでやっと気が済んだんですよね。安いバッグも大好きです、旬の「瞬発力」を楽しめるので。
今ハマっているのは、アニヤ・ハインドマーチの黒のハンドバッグ。カチッとした小ぶりのバッグながらクロスボディにできるストラップも付いていて、カジュアルスタイルを格上げしてくれますが、決してウルトララグジュアリーな値段のものではありません。
今までの私の人生で、登場回数の多いブランドバッグと言えば、まずは高校生の時から愛用中のヴィトンのモノグラムのスピーディ。そして、ハンドルがちぎれるくらい使い倒したゴヤールのトートですね。後は母から譲り受けたCHANELのマトラッセ。年齢が年齢なんで、軽いバッグは体力のなさにマッチしてくれます(笑)。
ブランドバッグって、お値段が高ければ高いほどパワーが強い気がします。持っていると、自分という人間にもパワーが与えられる気がして、それを求めているところがありますね、私は。独特の魅力と魔力を感じるんです。ただ、昔よりも全体的にとってもお高くなっているのでなかなか買いづらいけれど…
バッグって、「気持ちを上げてくれる」もの。高いからこそ気持ちが上がることもありますし、それがブランドバッグの価値のひとつでもある。でも、高くても安くても、今の自分の気持ちが上がるものならOK。自分の気持ちがいちばんのポイントです。新しい、古いも関係ありません。「上がる魔法」がいまでも残ってるなら、古いものでも使うべきです。
流行というものがあるので、「このブランドはいま大丈夫だろうか?」って不安に思うこと、ありますよね。でも、自分が気に入ってるなら使っていいと私は思うのです。
ファストファッションの服に合わせて気分を上げてくれるのなら是非、お気に入りブランドバッグを復活させてあげてくださいね。
逆にもし、他人の目が気になって、上がる気持ちよりもそっちが勝っちゃうならやめましょう。
好きだったら持つ! それは男と一緒。(あ、前もこんなことを言った気が。笑)
イラスト/松元まり子
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