こんにちは。ライブ大好き編集者のすぎです。
前回、新年の挨拶をしておきながら、またしても去年の話ですみません。
2019年のライブ納めは12月27日、竹原ピストルさんでした。
オリンピックに向けての耐震改修工事も終わり、約2年ぶりの代々木体育館。近くの歩道橋から見る原宿駅前も渋谷方面の景色も、ずいぶん変わりました。
私のピストル歴はそれほど長くはなく、本木雅弘さん主演の映画『永い言い訳』での演技が評価され(日本アカデミー賞 助演男優賞受賞)、住友生命のCMソング『よー、そこの若いの』(2017年の紅白歌合戦で歌唱)や、ドラマ『バイプレイヤーズ』の主題歌『Forever Young』(大好きな曲!)で話題になっていた頃、ACIDMANの大木君がキュレーターとなったアコースティックのライブイベントで生歌を聴くことに。
その歌ヂカラに圧倒され、ちょうど出たばかりで買おうか迷っていたアルバム『PEACE OUT』を、彼の出番が終わった途端、その場で即ポチッたほど感動しました。が、なんとイベント終了後、ロビーに本人が出てきてアルバムを手売りしているじゃないですか! 「え~、さっき買っちゃったよ」と思いつつ、その場でのサインの誘惑に抗えず、ゲットしたのがコレ↓。(ちなみにアマゾン購入分はキャンセルできました)
話を戻します。年末に、たった一人の弾き語りで代々木体育館?! と驚いたのですが、この日はピストルさん43歳の誕生日。スペシャルなライブだったんですね。
会場内には、歴代のアーティスト写真を使った顔ハメパネルがあり、ちょっと笑える「撮影のコツ」も。
かつては年間250~300本ものライブを行い、これだけ人気が出た今も、ツアーの合間に昔お世話になったドライブインや地方の居酒屋も含め200本近いライブをし続けているピストルさん。その強靭な喉と体力には恐れ入るばかりです。
ツアーとはいえ、弾き語りなのでセットリストはかなり流動的なようですが、たくさん披露された新曲も歌詞がちゃんと耳に入るし、名曲のカバーは原曲よりもドラマチックだし、人柄の良さがにじみでるMCは面白いし。
ライブの終盤、切れたギターの弦を張り替えながら即興で歌った『ドサ回り数え歌』には、場数を踏んでいる人の凄みを感じました。(そして弦の張り替えが早い!) 2時間40分、全32曲。十二分に堪能した夜でした。
さて、またしても遅い時間の夕食です。
深夜まで営業しているので、ライブ後でも全然OKなのが、ここ「ヒロヤ」さん。表参道と外苑前のちょうど間ぐらいで、エイベックスビルの脇道をしばらく歩き、小さな稲荷神社の向かい側。少し奥まった入口は分かりづらいです。
日本の旬の食材を生かした創作フレンチで、材料名と調理法程度のメニューを見てオーダーすると、見た目も味わいも斜め上をいくような美味しい料理に出会えます。
イタリアンや和食の修行経験もあるシェフなので、〆にはリゾット、パスタ、炊き込みご飯というメニューもあるのですが、食べたいもの(肉系でとか魚でといった、ざっくりしたものでもOK)や気分を告げてお任せにするスタイル。
この日はリクエストした穴子が売り切れていたため、ウナギの炊き込みご飯という贅沢なものに。
前菜2~3品+ご飯1~1.5膳を食べたら、残りは持ち帰りにしてもらうのが私のパターン。でも他の方が食べていたリゾットも美味しそうだったので、次は頼んでみようかな。もっと早い時間に行って、お任せコースも食べてみたいな……などと思いながら、リピートしているお店です。