自慢じゃありませんが、「今年こそやせる!!」と新年の誓いを立てて早や5年。にもかかわらず、相も変わらず1年364日(人間ドックの前日だけは除く)毎晩の飲酒をやめられないあさこです…。
私の酒びたり生活の歴史は長く、花も恥じらう(?)大学生時代からですから、もはや筋金入り、というか根っからの酒好きというか…。その後、出版社に入社し、編集者としていろんなダイエット記事を担当しながらどれも実践できなかった私が、この14年ほど、健康のために続けている唯一の“食事法”があります。
それは「毎朝野菜スープを飲む」こと。
きっかけは、取材で管理栄養士の伊達友美さんにお目にかかったこと。伊達式ダイエットで著名な伊達さんから、2週間ほどの食事内容をすべて書き出してくるようにというお題をいただき、取材当日に提出したところ…
「あ~…これは雑誌編集者によくある食生活ですね」と伊達さん苦笑(-_-;)。当時の“編集者によくある食生活”とは、毎夜遅く、ときには0時を過ぎてから夕食をとり、しかも食事は脂っこいものや炭水化物がメイン、さらにお酒も必ずセット、というスーパーダメダメ食生活のことでした。
でも、そこで「夕食は8時までに食べること。お酒は控えましょう」と、正しいけれど私にはとうてい実現不可能、絵にかいた餅的なアドバイスを聞かされるに違いない…という私の予想は見事に覆されました。伊達さんは、
「お仕事柄、この生活リズムは当分変えられないと思いますから、あさこさんは朝ごはんで炭水化物をとるのをやめましょう。代わりに毎朝、野菜スープを飲んでください」
とおっしゃったのです。
え、それだけでいいの!?
「あさこさんの場合、遅い時間にお酒や麺類などの糖質をたっぷりとっていますから、朝食でもしっかりパンやごはんを食べては炭水化物のとりすぎ。しかも睡眠時間も短いですから、朝はまだ前の晩の食事が消化もされていないかもしれません。それより、圧倒的に食物繊維やビタミンミネラルが足りていないので、朝一杯のスープで、できるだけ野菜やキノコなどをとるようにしてみてください」
それを聞いて、それまで健康のためにと朝からパンを焼いたりごはんを炊いたりおかずをつくったりと奮闘していた私は、「な~んだ、そんなことでよければ喜んで! てか、むしろラクちん♪」と、さっそく翌日から“毎朝スープ生活”に切り替え。
以来、およそ14年。すっかり習慣化した“毎朝スープ”は今も続いています。週末に野菜やキノコ、豆腐などスープの具材を買いだめ。基本の味つけは①コンソメスープ、②かつおだし、③鶏がらスープ の3種類。これに塩味やしょうゆ味、味噌味、トマト味、カレー味、ごま油、バターしょうゆ味や豆乳…などの変化をつけるので、これまで1日として同じスープはなかったかも?というほどバリエーションは無限大! これが飽きずに続いている秘訣かもしれません。
近年は、昔のように0時を回ってから夕食…なんてことはなくなりましたが、相変わらず夜8時前に夕食をとれることはほとんどない毎日。残念ながらこれでヤセることはありませんでしたが( ;∀;)、糖質の摂取が減ったためか、午前中体が軽くなったのは確か。1日の栄養バランスも、スープの具材のおかげでずいぶんと向上した気がします。
さらに昨年、MyAge編集部に異動してからは食材や栄養素についての知識も少しずつ増えてきたので、水溶性食物繊維の豊富な海藻類、不溶性食物繊維の多いたけのこや大豆やホウレンソウ、両方豊富なきくらげやなめこ、カルシウムや鉄分の多い小松菜や菜の花などなど、「コレ体にいいのよね~♪」と思いながら食材をプラスするのも楽しみに。
今回、このブログのために初めて写真で記録をとってみたのですが、毎日いろんな味・いろんなビジュアルのスープの写真がたまっていくのがちょっぴり快感になってきました(*’ω’*)!。毎晩の飲酒癖も変わらず、あまりにもささやか~な“健康食”ではありますが、せめてこの“毎朝スープ”はこれからも続けていきたいと思います。