お風呂上りに、とりあえず何を着ますか?
私は自宅でも、スポーツジム(今はコロナ対策で休会中ですが)でも、このラップタオルです。
実は、私、この6年間、OurAgeストアを担当し、大人のためのアイテムを見つけたり別注で作ったりしてきましたが、個人的に一番気に入っているアイテムがこれ、その名も「バスドレス」なんです。2年半で各種4枚を大人買いして愛用しています。
正直に言いますと、その前にネットで買ったものに不満がいっぱいで、今治タオルのブランド「クレシェンド」に、まったく新たな製品のコラボをお願いしました。同世代の女性社長といっしょに作り上げたものを自画自賛するのもどうかと思いました。でも、とにかく私の要望を全部かなえてくれた、大人好みの実用品です。大ブレイクはしませんが、気付いて買った人には愛される隠れた名品と言いますか。OurAgeストアを来月閉じることになり、最後に1度だけ、バスドレス愛を語らせてください。
この「バスドレス」の好きなところ
① 膝が隠れる長めの丈。
ツンツルテン丈で膝を見せる勇気は、とおの昔になくなった私には、これ、本当にありがたいです。(実は、この長さ、探しても見つからなかったんです。)
② フロントの重なりがたっぷり。
ジムの洗面台の椅子に無造作に座っても、重なり幅が広いので、前が割れて膝が出ることがない。おしとやかに座るのが面倒な私には夢のよう。
③ ラップタイプで、着脱がらくちん。
ゴムの入ったものを頭からかぶるのって意外に力が必要で面倒。これなら、ぱっと巻いてぱちんとスナップをとめるだけ。ジムでは、お風呂場から出たらバスタオル代わりにこれで手足を拭いて、あとは巻くだけ。胴体の水分は自然に吸わせます。時間も荷物も節約できるのです。
④ 体型を選ばず自分サイズで留められ安心。
フロントの内側にスナップが3つあり、体型に合う位置で留められます。ジムで座ってドライヤーで髪を乾かすときに、思い切り腕を上げてもポロリ(昭和か?)の心配がありません。
⑤ 正面の見た目がすっきり。
ゴムが脇から後ろに入っていて、フロントは平らな作り。さまざまな体型の人が試着し何度もサンプルを作り直し、見た目も追及した結果です。
⑥ 肌触りのよさが続く。
今治タオルの光沢のあるパイル地には大人の贅沢感があり、軽くて肌触りがなめらか。2年以上使っているのに、いまだにへたらず心地よさにうっとりします。(実は、以前ネット購入したものは最初から残念なほどゴワゴワでした…。)
⑦ 乾きが早い。
今治タオルの中でも高度な技術で織られていて水分をしっかり吸収するのに、乾きが早い。ミルクボーイの「オーバーオール」ネタではありませんが、たとえば昔のバスローブは「梅雨入りに洗濯したら、乾くのは梅雨明け(!)」のイメージで敬遠していましたが、これは他の洗濯物と同時に乾きます。
「そもそも、すぐに服を着るからバスドレスはいらない」という方もおられるかと思います。私も、そう思っていました。でも夏のお風呂上りに、汗が引くまでこれを身に着けていると気持ちいいんですよ~。
そしてですね、これを使うようになってから、首や肩、腕までボディローションを塗るようになりました。ま、ボディケアを50代から始めるというのは相当遅いんですけどね。なにしろ、気になる膝やお腹を隠してからでないと、安心してボディローションも塗れませんからね。
ということで、これぞ、私にとってのラップタオルの最高峰。自粛期間も幸せを感じさせてくれる存在です。
私がとくに好きなのは中厚素材のこちら、「【OurAge別注】ジムライン バスドレス」。20年来いっしょに仕事をしてきた大好きなモデルさん、久島優子さんが着てくれました。実はこの写真、カメラマン山崎誠さんも、スタイリスト本瀬久美子さんも、20年来のお仕事仲間。50代ともなると、長年のお仕事仲間が増えます。そして、ずいぶん前から撮影現場では自分が最年長です、はい。
↓こちらは、薄手タイプが欲しいという声に応えて後から作られたもの。軽く薄手なのにへたらないパイル地を使用し、持ち歩きや夏用としても人気です。
■クレシェンド ジムライン 薄軽バスドレス
では、今回も失礼して「50代 あるある(かもしれない) 川柳」を一句。
ボディケア 隠したところは 見ないふり