最近よく聞くようになった「マスク老け」や「マスクシンドローム」という言葉…
私も猛烈に実感しております。
なんたって顔の下半分がだる~っとたるんできたし、というよりむしろ顔が大きくなった気がするし。ほうれい線も心なしか深くなってる気もするし。
…などと見た目問題を気にしていたところ、それ以上の問題が発生。
それは「舌噛み」問題です。
あるときから急に、舌の左半分をたびたび自分で噛んでしまうようになったのです。それだけではなく、MyAgeやOurAgeが属する会社の組織名「女性誌企画編集部(ジョセイシキカクヘンシュウブ)」という言葉がうまくしゃべれない!?という緊急事態に…。
職場で電話をとって「はい、女性誌企画編集部です」と言おうとすると「はい、ジョセイシキキャ…ジョセイシキキャキュ…」とろれつがレロレロに。これはもしかして、マスクシンドロームのひとつ、舌やあごをちゃんと使わないでいたための劣化なのでは!?と気がつきました。
そこでハタと思いだしたのが、父が以前、デイケアサービスで教わったという「発声練習」。
今年91歳になった父が、数年前に急に滑舌が悪くなり、対面ならまだしも電話だと何を話しているのかうまく聞き取れないほどになってしまったことがありました。「これも老化、仕方がないのか…」とあきらめかけていたのですが、ケアマネージャーさんのすすめで通い始めたデイケアサービスで、お年寄り向けのヨガやストレッチと一緒に教えていただいたのが、口を大きく開け、大きな声を出す「あいうべ~」の発声トレーニングでした。
それを続けているうちに、半年後には父の滑舌がすっかり直り、以前のようにハキハキしゃべれるようになったのにはビックリ!
いやまさに、今の私に必要なのはコレでしょ!と思い出し、さっそく毎日実践してみました。やり方は超簡単♪
めいっぱい口を大きくあけて「あー」。
めいっぱい口を横に広げて「いー」。
唇をタコのように突き出して「うー」。
そして最後に、めいっぱい舌を下に突き出しながら「べ~」。
これを2週間ほど、お風呂の中で続けていたらアラ不思議。舌噛みグセがまったくなくなり、「女性誌企画編集部」もまあまあ(笑)言えるようになってきました。コツ、というほどではないですが、とにかく口を大きく開けることと、ひとつひとつをゆっくりやるのがよさそうです。
実はこれ、父からは「あいうえべ~」と教わったのですが、編集部の先輩から「それは有名な”あいうべ体操”では!?」と教えていただきました(;^ω^)。「あいうべ体操」とは、福岡の「みらいクリニック」院長の今井一彰先生が考案した、口呼吸を鼻呼吸に改善するための体操。口呼吸の改善は、アレルギーや呼吸器疾患、うつなどの心の病気や便秘などのお腹の不調と、実にさまざまな病気の予防や改善につながるのだそうです。
マスク老けや滑舌の悪化にいいだけでなく、こんなにすごい体操だったとは!! 口を使わないライフスタイルは、口呼吸をますます加速するのだとか。マスク生活であまり口を大きく開けることがなくなった今、「なんとなく口の動きが悪くなった…」と感じたら、ぜひ「あいうべ体操」やってみてください!