今回は、使うと人から「それ、どこのものですか?」ときかれることが多いコスメを紹介します。
スキンケア用にメイクアップ用、国内メーカーに海外ブランド、プチプラから百貨店やサロン専売の高価格帯のものなど、ひとくちにコスメといっても世の中にはたくさんの種類が売られています。
「これはすごい!」と使ってみたコスメの威力を感じる瞬間は、私の場合2パターンあります。
当たり前といえば当たり前のことですが、まず使ったあとの肌(またはメイクの仕上がり)が明らかにそれ以前とは違うことを自分自身が実感できたとき。
そしてもうひとつが、使うと人から「それ、どこのですか?」ときかれるときです。
そんな〝使うと人から「それ、どこのですか?」ときかれることが多いコスメ〟の筆頭がこちら↓
ブリリアージュのメイクアップベース フェイスレスポンサー(上の写真右/税抜き価格4300円)とパウダリーファンデーション オーセンティックウーマン(上の写真左/税抜き価格7500円)。
とくにおすすめなのはメイクアップベース フェイスレスポンサー。
けっこう明るいピンク系の下地です。
白浮きを怖れず多めに塗るのがポイント!ブリリアージュのメイクアップベース フェイスレスポンサー
この明るいピンクの下地を思いきって多めに塗るのが、このコスメのよさを生かすポイント。
一回のメイクで上の写真の3倍くらいの量をつけるのです。(私の場合、上の写真の量でだいたい顔の1/3分です)
すると顔のくすみがカバーされるだけではなく、年齢とともに目立つようになってきた肌表面のぶよぶよデコボコした感じが軽減され、するんとしたハリのある肌に見えるのです。
ふだんオークル系のファンデーションをお使いの方だと、最初は「そんなにたくさん塗ったら、顔が白く浮いてしまうんじゃないか」と躊躇するかもしれません。私もそうでした。
実は白浮きしないように仕上げるコツがあります。
まずこのメイクアップベース フェイスレスポンサーを塗ったら肌に密着するように手の平でプレス。そしてパウダリーファンデーション オーセンティックウーマンをブラシにとり(今度はさきほどとは違い、量は少なめに)、ふわっと肌にのせたらあとはブラシで磨くように撫で続けます。
すると……
肌に見事なツヤが出てくるのです。
懸念していたような白浮きはせず、おまけに化粧崩れ知らず。
そのため「今日は忙しい(化粧直しをする暇がない)日」や「人にたくさん会う日」はこれを使うことが多いです。
ブリリアージュはベテランヘアメイクアップアーティストの嶋田ちあきさんがプロデュースしているブランド。気楽にじゃんじゃん買えるような値段ではありませんが、かといって「一生手が出せない」と諦めてしまうほど高額でもないという、絶妙な価格帯。年齢肌の不具合が消えるというあの仕上がりを思えば、コストパフォーマンスのよい商品です。
次は〝使うと人から「それ、どこのですか?」ときかれることが多いコスメ〟のスキンケア部門にいきます。
それはなんてったってトランスダーマC。
洗顔のすぐあとにつける導入美容液(ブースター美容液)ですが、これは周囲の反応をみるまでもなく、使って2~3日目には自分でも肌が変わったと実感できるコスメのひとつです。
はっきりいって値段は高い。けれど使用2~3日目で毛穴の形が変わる!トランスダーマC
私がトランスダーマCを知ったのは、ある美容のカリスマ(諸事情で名前は出せないのですが)を取材したとき。
「この人、毛穴がない」と思うほど、なめらかでハリのある肌をもつそのカリスマが絶賛するので「そんなに言うなら」とマネして使い始めたのがきっかけですが……本当にすごかった。
塗った瞬間、肌がじわっとあたたかくなるという独特の使用感にも最初は驚いたものです。
とにかく毛穴の形状が変わる。キュッと締まり、目立たなくなるのです。
肌にハリがでてたるみが改善するので、朝に鏡を見たとき顔全体の印象が明らかに違うという、私にとってはまさに神コスメ。
放送作家でコラムニストでもある山田美保子さんがとある週刊誌の〝楽屋でよく見かける流行モノ〟という記事でトランスダーマCについて「あまりにも効果が絶大なので自分だけのスペシャルケアとして、こっそり使いたい顧客がいる」と紹介していたのを読んだときは、「やっぱりそうだろうな」と納得したものです。
ただ、難点は価格。
残念なことに安くはない(通常サイズ30mlとミニサイズ10mlがあり、価格は通常サイズが税抜き価格16000円、ミニサイズが6500円。上の写真の商品はミニサイズ)。
そのためセコイかもしれませんが百貨店のカードのポイントが貯まったときや、たまたま商品券をもらったときなんかに「これで何買おう?あ、やっぱりあれだ」と真っ先に思い浮かべる使いみちが、私の場合このコスメです。
本当は一年中じゃんじゃん使いたいところですが、通年使用するには私には高価なコスメ。なので鏡をみて「まずい、毛穴が大きくなってきた!しかも涙型に開いてきた(=肌のハリがますますなくなってきたということ)」「肌がゴワついている」と思ったら集中使用。
するとトランスダーマCを集中して使っている期間は「お肌、何かしてます?」とか「肌の感じが変わった?今、何を使ってる?」ときかれることが本当に多いのです。
値段の高さが難点と書きましたが、その値段だけの価値は十分にあるコスメです。
3つ目、最後にご紹介するのは洗顔ムース。
こちらは美白の象徴ともいわれる美容家がプロデュースしたFTCホワイトモイスチャームース。
肌のトーンが明るくなる、君島十和子さんプロデュースのFTCホワイトモイスチャームース
そう、その美容家とは君島十和子さん。
美白の象徴で伝道師でもある十和子さんがプロデュースした製品というだけあり、使い始めてしばらくすると肌のトーンが一段明るくなる洗顔ムースです。
これで顔を洗い始めて2週間~3週間くらい経つと肌のくすみがとれて明るくなり、取材先のサロンなどで「ギリコさんて、お肌が白いですよね」と言われることがちょくちょくおきるのです。
ここでも気になるのは価格。ずばり、税抜きで3800円です。
ドラッグストアに行けば低価格の洗顔フォームがたくさんあることを思えば、決して安いものではありません。でも肌のトーンが明るくなることに加え、乾燥肌で50代の私が使っても、つっぱらず乾燥せず、使ううちに肌の感じがふんわりやわらかくなるのです。
このFTCホワイトモイスチャームースで顔を洗うと思い出すのが、造顔マッサージで一世を風靡した美容家田中宥久子さんの言葉。
やはり取材でのことだったのですが、「美肌づくりの一番の基本は、洗顔剤はよいものを使うこと。だって朝、一番最初に素肌につけるのは洗顔剤でしょう?でも美容液やクリームにはこだわって高いお金を出す人も、洗顔となると安いものを使っていることが多いのよねぇ。でもまずは洗顔剤をいいものにしてみれば、肌の調子って変わるのよ」としみじみ言っていたのです。
それ以来ちょっと背伸びした価格のものを使うようにしてきましたが、中でもこの洗顔ムースは効果だけではなく使用感も抜群。高級タオルに顔を埋めたときのような、うっとりするほどふわふわの泡の感触……大げさでもなんでもなく、本当の本当に自分へのご褒美といえるほどの感触なのです。
この泡によって、FTCホワイトモイスチャームースがもはや洗顔剤という単なる日用品の枠をはるかに超えた逸品であることを思い知らされるのです。