一年中冷涼な信州育ちということもあり、蒸し暑い東京の夏は大の苦手。昔から生来の汗っかきを自認していましたが、ある時から、気温と関係なく、日に何度も額や鼻の頭にじわ~っと汗がにじむように。「いや、この汗は今までとはちょっと違うかも…」と気がつきました。
そう、更年期症状のひとつ「ホットフラッシュ」が始まったのは私が49歳ぐらいのとき。以来、5年以上もの長きにわたり、これに悩まされてきました。
悩ましいホットフラッシュを軽減した注目のサプリメントとは?
症状の強さには波がありますが、夏の盛りなど、ひどいときは家から駅に着くまでの10分ほどの間に、顔と頭から吹き出る汗で首から上がびしょびしょに…。やむなくすっぴんで出勤し、会社で顔や首(ショートヘアなので時には頭まで!)をじゃぶじゃぶ洗ってからメイクしたりも。
人と会うときや食事のときなど、いついかなる時もハンカチと扇子が手放せず、オフィスで働いていても多いときは15分に1回(!)汗が噴き出てくるので、デスクにはCDケースサイズのミニ扇風機を設置。
「ぶ~ん」とかすかながら稼働音がするので、頻繁に使うのは周囲に申し訳ない…と思いつつ、いちばん汗をかく顔に風を直撃できるので、コレのおかげでずいぶん救われてきました。
そのうち、ジムで運動したりウォーキングしたりして汗をかくと少しホットフラッシュが軽減することがわかり、この2年ほどはだいぶラクに…というか、ホットフラッシュとの“つきあい方”に慣れてきました。が、いまだに、美容院でドライヤーの熱を浴びたり、人前で緊張したりという「温度刺激」や「メンタル面でのストレス」があると、思わぬ時にドッと汗がにじむこともたびたびです。
そんな折、昨年12月に婦人科医の対馬ルリ子先生が理事長を務めるNPO法人 女性医療ネットワークが主催する第2回「骨盤底祭り」をオンラインで視聴していたところ、運命的に出会ったのが「エストロリッチ」!
このサプリメントを製造販売しているインタートレードという会社の社長さんと対馬先生がイベント中に行なった対談のタイトルは、「ITはなびらたけのサイレントエストロゲン様活性を使った“エストロリッチ”の効果について」。
むむむ? ITはなびらたけとは? サイレントエストロゲン様活性、っていったいナニ!? と興味津々でおふたりのトークを聞いた翌日、さっそくネットでポチってしまいました。日頃あまりネットショッピングしない私がいつになくスピード購入したのは、ひどい更年期障害で苦しんでいた社長さんの奥様が、このサプリメントで救われた…というエピソードの説得力になぜかいたく心を惹かれたからでした。
エストロゲン様の活性をもつ「サイレントエストロゲン」
このサプリメントの原料は「ITはなびらたけ」。ハナビラタケといえば、中華料理などで珍重される、その名の通り花びらのように真っ白で優美なキノコ。日陰の涼しい場所で、かつ湿度の高いところを好むため、標高1000m以上の高地などに生息する幻のキノコなんだとか。
インタートレード社と、東京女子医科大学、産業技術総合研究所による共同プロジェクトで、このハナビラタケの有効成分について研究を進めた結果、女性ホルモンのエストロゲンに似た活性をもつことがわかったのだそう。
エストロゲンの細胞増殖作用はがんリスクの要因のひとつともいわれていますが、ハナビラタケから抽出した成分には細胞の増殖を活性化する働きがないことがわかっており、“サイレントエストロゲン”とも呼ばれています。
同社は山梨で3カ月間かけて独自に長期栽培したハナビラタケを「ITはなびらたけ」と名付けてブランド化。この粉末にビタミンC(アスコルビン酸)を加えたのが「エストロリッチ」です。ひと箱、1日3粒×30日分の90粒入りで、ドラッグストアやオンラインで購入できます。
昨年12月からすでに3箱、継続服用してきましたが、飲み続けるうちに「なんとなく」ホットフラッシュが軽く感じられるように。決して劇的な変化ではなく、また、この3カ月は冬の寒い時期で温度刺激を受けにくかったことも一因だと思いますが、1日のうちホットフラッシュを感じる回数や程度が徐々に減ってきているようなのです(*’ω’*)。
病院でも処方され、更年期症状にいいサプリメントといえばやっぱりエクオール。近年は美肌や抜け毛対策まで、より幅広い効果が実証されてきているといいますが、もうひとつの選択肢としてのハナビラタケサプリにも、編集者としては興味大! しばらく続けて、さらなる効果を自分のカラダで確かめてみたいと思います。