映像作品のサウンドトラックで、お気に入りはありますか?
音楽好きの私に、たまにやってくる「サントラブーム」。その最中は、映画のサントラなら、洋画も邦画もアニメも、下手するとお話を知らなくても聞きまくります。最近のブーム到来の時ヘビロテしていたのは『グレイテスト・ショーマン』。公開からかなり経っても、聴くとやっぱり気分があがる「This is Me」。「A Million Dreams」にはいつも勇気づけられます。
CDで持っているサントラ盤の一部。一番手前は『鬼滅の刃 竈門炭次郎 立志編』。原作マンガを読みながら聴くのも一興。一番奥の方にある『グラン・ブルー』は1992年のもの。約30年前・・・・・私が20代。『キャッツ』は2020年に公開された映画バージョンのサントラ。ここにはないですが『レ・ミゼラブル』もいいですよね~。
そして、今は「ドラマ・サントラブーム」です。
サブスクのmusicアプリ(AmazonMusicやLINE MUSICなど)で音楽を聴くことが俄然増えてきて、お気に入りのものだけでなく、新しい音楽に触れられる機会が増えたのは本当に幸せ。そして、ある日「お客様へのおすすめ」に出てきたんですね~。ドラマのサントラ一覧が。
もちろん、今までもドラマのサントラにハマったことはあります。『太陽にほえろ!』のサントラレコードを、中学時代~高校時代に買い集めてました、お年玉で。『太陽にほえろ!』、こう書くだけで、テーマ曲が頭に流れますね~。(みんな、流れますよね?)
映画のサントラは、映画館で聴くことを前提にしているだけあって、壮大だったり荘厳だったりします。一方ドラマは、とてもポップで聴きやすい。聴いているとドラマの中にいる気分になれるような、そんな感じの音楽。
サントラを聴く楽しみ。1つ目はシーンを思い浮かべて聴くこと。2つ目は、純粋に音楽として聴くこと。3つ目は、曲のタイトルを見てほくそ笑むこと。たとえば「法廷の風景」。これは、わかりやすいですね~。法廷シーンになるたびに出てくる音楽。「パンケーキ屋さん」。ん? 主人公が好きだったっけ? それとも、ドラマの重要なアイテムとして登場?「今日、火曜日ですよね」。これだけで、なんのドラマかわかる人がいるかも!? 「ダジャレやりなシャレ」。なるほど、この曲にこんなタイトルがついていたんだ~、と感心したり。
2021年夏から秋。ハマったのは、多少の新旧含め平成・令和の連ドラのものです。では、勝手にベスト5発表します。
◆第5位 HERO
2001年キムタクの月9。曲が流れだすと、並木道にずらっと並んだ登場人物たちが目に浮かぶ。ど頭のトランペットが、本当にかっこいい。「法廷の風景」はこのサントラに。
◆第4位 コントがはじまる
絶対聞いて欲しい「出囃子Rock’nRoll」。一緒に、ヘイヘイヘイッと歌いたくなります。「里穂子のテーマ」は、少し切なくなったり。
◆第3位 獣になれない私たち
「Hard Work, Always」では、あの騒がしい社長と会社の風景が思い出され、「A Nice Glass Of Beer」は、ビールが飲みたくなります。アコースティックギターの音に、鉄琴みたいなキラキラした音が入って、超おしゃれです。
◆第2位 逃げるは恥だが役に立つ
とにかく、各曲のタイトルが秀逸。「今日こそ絶対に帰ります!!」「しょうもない妄想」「雇用契約」などなど。曲とタイトルのマッチングを味わって欲しい。「今日、火曜日ですよね」は逃げ恥サントラのもの。ハグの日ですね。
◆第1位 99.9 -刑事専門弁護士- SEASON II
メインテーマのバグパイプ風の音が奏でるメロディに、ここではないどこかに連れて行ってもらえる感じ。一気に作品の世界に入り込めます。メインテーマのピアノアレンジもとても良いのです。深山の寒いダジャレの曲も。「ダジャレやりなシャレ」がそれです。
以上、勝手にベスト5でした。
ちなみに「パンケーキ屋さん」は『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』から。レンと直樹が、パンケーキを食べてる平和な場面の曲です。
ドラマを彩る音楽の力ってすごい。映像にピタッとはめるために、どんな風に制作していくのか、いつか作曲家の方にお話しを聞いてみたいです。10月から新ドラマがスタート。ストーリーはもちろん、新しい音楽との出会いも楽しみ。
気分転換のスイッチは、人それぞれ。今の私の場合、リモートワークから自分時間への切り替えスイッチは、ドラマのサントラ。
音楽と映像が一緒に頭に浮かぶことで、ホウキで頭の中をざざっと掃くように、仕事回りのいろんなことが、どこかに移動してくれるみたいです。
音楽がどーのとかツベコベ言わずとも、ドラマ好きの方はぜひ。楽しめますよ~。