新型コロナの感染状況も落ち着きをみせ始め、街も賑わいを取り戻してきましたね。もうすぐ12月、華やかなホリデーシーズンが始まります。
ホテルやショッピングモールにはクリスマスツリーが飾られ、街並みにも趣向をこらしたイルミネーションが。キラキラの華やかさにうっとりするのもいいけれど、今年は冷たい夜気の中で、一味違う“森のオーロラ”体験をしてみるのはいかがでしょうか。
場所は目白の高台に位置する、ホテル椿山荘東京。2022年に開業70周年を迎える、東京でも指折りの名門ホテルです。私事ですが、数年前、両親の金婚式のお祝い会をこちらで行ったことがあります。親身に相談にのってもらい、いろいろと無理も聞いてもらって、両親も大いに喜んだ会となりました。さすが名門ホテル、行き届いたサービスだなーと感激したものです。
(在りし日の椿山荘。趣があって素敵ですね)
ホテル椿山荘東京といえば、なんといっても広い日本庭園が特徴的。都心にあって、この広々とした庭を散策できることが、このホテルを特別な存在にしていると思います。ちなみに、南北朝時代には既に椿が自生する景勝地で「つばきやま」と呼ばれていたそう。それがホテルの名前の由来になっているのですね。
この庭園を舞台に冬の風物詩として、“森のオーロラ”という光の演出がされているそう。“森のオーロラ”って?
オーロラ出現前の庭園。ライトアップもされ、これはこれで風情のある風景です。でもちょっと寂しい?
そこに突然、荘厳な音と共に雲が現れ…
光のレーザーの演出が加わります。
これが「森のオーロラ」。地形を活かし庭園全天に光が広がる演出です。6方向から6層に重なる光を組み合わせることで、オーロラの持つ複数の色のグラデーションが。
ホテル椿山荘東京では3年計画で、四季折々にさまざまな景色を提供する「庭園プロジェクト」を行ってきたそう。「森のオーロラ」はその冬バージョン。確かにライトアップだけでは、動きがなく寒いしすぐに飽きてしまいそうですが、これならしばし外で観賞タイムを楽しめます。キラキラのイルミネーションとは一味違う、ちょっと大人っぽい趣向かも。
ホテルでは現在、人気のイブニングハイティーも“オーロラ”をテーマに、期間限定で提供中なのだとか。
三段のオードブルスタンドに並ぶフィンガーフードは「クラムチャウダーのコロッケ」「キングサーモンのマリネのオープンサンド」など、小さくても味は本格的。そしてシェフ特製のローストビーフも!もうボリューム満点、お腹いっぱいです!(5,060円、フリーフロー付き 11,000円 税込み・サービス料別)
オーロラをイメージしたこんなお菓子も登場。「メレンゲシャンティ~オーロラ~」は、メレンゲのふわふわ食感とピスタチオの香りが楽しめます。ホテルショップで650円(税込み)で発売中。
12月、あちこちお出かけしたい気分ですよね。その候補のひとつに“森のオーロラ”、加えてみてはいかがでしょう?冷たい夜気の中、深呼吸しながらこの1年を振り返るのも、いいかもしれません。