①の続きです。
医師にApple Watchを奨められ、即購入した私。
さっそく心電図機能を使ってみました。
「今日は調子が悪いな」
とか
「心臓の脈が乱れてるな」
と思ったら、Apple Watchのアプリを起動。
文字盤にあるたくさんの機能の中から、心電図のアプリを示すマークをクリックすると下のような画面になります。
この画面が出てきたら、文字盤横のデジタルクラウンという突起(一般的な時計でいうところの竜頭)を30秒触ってるだけで、心電図をとることができるのです。
写真は相棒に実際にやってみてもらい、その様子を撮影したものです。
一回の計測は30秒。
デジタルクラウンに触り続けていれば、29、28、27といったように刻々とあと何秒で計測が終わるか文字盤に表示されます。
30秒が経過し、一回分の計測が終了すると、同期しているスマートフォンの『ヘルスケア』にそのデータが保存でき、いつでも見ることができるのです↓。
Apple Watchを使い始めてからの2ヶ月間で、私が計測&保存した心電図データは9本。
どれも「あ、心臓の調子が悪いぞ……」と感じたときに測っておいたものです。
さっそく定期的に受けている診察の際、「先生、この前奨められたApple Watchを買いました。心電図の機能をさっそく使っています。これが最近の調子が悪いときのデータです」と、主治医に保存しておいたデータを提出。
提出といっても、実際はスマホのヘルスケア画面を開いて渡しただけなのですが。
先生は私のスマホを受け取ると、慣れた手つきでさっと画面をスクロールし、データにどんどん目を通していきます。
そしてこの日診察前に病院でとった心電図と見比べたりしながら
「朝の4時台にとっているデータがあるけど、これはどうして。
苦しくて目が覚めたってこと? それともこんな時間まで起きて何かしていた?」
「このデータをとったとき、心臓のどこに違和感がありました?」
など質問。
そしてそれに答えていく私。
これが以前であれば、
医師:最近、調子はどう?
私:昼間の活動中より寝ているときのほうが、この頃は調子が悪いです。
医師:どんな風に?
私:たとえば明け方とか。眠っていたら脈がドンとあって、そのあとバチバチっときて……ず~~んと(心臓が)重くなることが多いです
医師:……ドンのあとのバチバチって、それは一気にくる感じ?
私:一気だったかな、う~ん、少し間があいていたかも
という、会話になっていたことでしょう。
つまりApple Watchに保存しておいたデータがあるおかげで、ドンとかバチバチという効果音だらけの要領を得ない説明をしなくて済んだのです。
私がこのとき、どれだけApple Watchの便利さを実感したのか、いうまでもありません。
最後にApple Watchには、この他にもOurAge世代におすすめの機能があるので、簡単ではありますがご紹介します。
それは『緊急SOS通報』と『転倒検出機能』。
『緊急SOS通報』
緊急の際、Apple Watch からすばやく緊急電話をかけて助けを求めることができるそうです。文字盤横の細長いボタン(サイドボタンという)を長押しすると、日本にいるときなら119番、110番などが表示されるので通報先を選んで連絡。またそのあとに自分で登録しておいた緊急連絡先にも電話をかけてくれるのだとか。私の場合は、以前記事にも書きましたが早めに老後の備えと終活を完了。万が一の場合を考えて家の鍵を預け、飼っている犬たちの情報はもちろん、持病のことや主治医が誰かなど、生活の大事な情報全てを共有しているNPO法人があるので、そこの電話番号を登録してあります。
『転倒検出機能』
着用者が転倒したことを感知すると、それを確認するアラートが発信される機能。転倒を感知すると警告音を鳴らし、画面にメッセージを表示。けれど着用者が1分間反応せず、Apple Watchが何の動きも感知しないときは、30秒のカウントダウンがスタート。Apple Watchが手首をタップしながら、警報音の音量を上げて鳴り続け、30秒以内に着用者が「キャンセル」をタップしなかった場合、着用者に代わってApple Watchが救急隊に電話連絡するというもの。通報先に電話がつながると、Apple Watchが着用者の転倒を検知したと音声メッセージで知らせ、同時に着用者がどこで倒れているか現在位置 (緯度経度座標) も通報するのだそうです。
縁起でもないと思われるかもしれませんが、心配性な私は早朝や深夜など人気のない場所でひき逃げ事故に遭ったときや散歩中に倒れたときに役立つと思い、購入後すぐに機能をオンにしました。
ほかにもApple Watchには、私は使っていませんが血中酸素濃度を測れたり、睡眠や手洗いに関するものなどたくさんの便利な機能があります。あとは血圧も測れるようになれば言うことなしですが、きっとそれもあと少し待てば可能になるかもしれません。
※今回、記事でご紹介した心電図計測機能や転倒検出機能などが搭載されていないApple Watchもあります。購入の際、ご注意ください