春といえば、思い浮かぶのはなんですか?
お花見や新年度。人によっていろいろですが、私は断然「夜帰宅すると、家の玄関の前にたたずむガマガエル」です。
おそらく、私が小学生の時にどこかから手にいれてきたオタマジャクシの子孫。
庭に水槽を置いて、10匹くらいのオタマジャクシを育てて「手が出た!足が出た!尻尾がなくなってきた!」と喜んでいたのもつかの間。ある春の嵐の日。ザーザー振りの雨の中、小さな小さなカエルたちは、全員、逃げました、ウチの庭に。空っぽになった水槽を見たときの衝撃を、いまでも覚えています。
その子孫が、脈々と命を繋いで庭の主となり、毎年、春になると玄関の前で、「ども」と挨拶に来てくれていたのです。
残念ながら、ここ数年は出会えていないのですが、おそらく庭のどこかで越冬し、子孫が生き続けているはず。毎年、生ぬるい風が吹く春の夜に帰宅すると、玄関で足元を気にします。せっかく、挨拶に来てくれたのに、踏んずけちゃったら、大変だから。びっくりだから。今年は、会えるかな。
さて、越冬といえば・・・。今年の誕生日に、娘から「越冬」と名の付く、すんばらしいモノをもらいました。
『越冬クリーム』です。
もともと、顔や体にこまめに何かを塗るのが苦手。時に、顔がしっわしわでも、手ががっさがさでも、気にしないこともあります。リモート勤務の日で会議がなければ、何もしたくない。(しわしわだけど)ありのままでいたい。もちろん、私としては、基本的なことはやっているつもりなんですが。
娘からは、いつも「なんか塗りな~」「お風呂あがって、すぐに化粧水を塗らないなんて信じられない」と怒られていました。なにもしなくても、ぴっちぴちのお肌のお顔で言われてもね~。
またひとつ歳をとった日。見かねたんでしょうね。「これを使いなさい」とプレゼントしてくれました。
『越冬クリーム』と、どこかの雑貨店で見つけたという、スマホが操作できる「おやすみ手袋」を一緒に。二つ合わせて、ケアしなさい、と。
ハチミツ、ローヤルゼリープロテイン、プロポリスエキス、ミツロウなど、ミツバチの恵みをつめ込んだ保湿クリーム。アットコスメでもベストコスメアイテム賞をとっている人気の高い商品だそう。
「ハイハイ、わかりましたよん」と寝る前にぬりぬり。少し固めのテクスチャーですが、塗るとするっとのびて肌に入り込む感じです。
3日間続けたあたりで、手の甲と爪のふちが変わってきました。明らかになめらかになってる・・・・・。
「見て見てっ」と、朝の支度を急ぐ娘を捕まえて、手の甲を見せると「一週間たった鏡餅みたいだった手の甲が、三日目くらいには、なったね~」。
そ、そんなに、ひどかったですか~。
毎日続けてやるっ!と意気込んだおかげで、今年の2月はお肌の潤い、前年比クリアの模様。50歳すぎたら、一年中毎日が乾燥注意報と肝に命じないと・・・・・・ダメなんでしょうね。
なんとこのクリームは、冬期限定だそうで3月末には今年の生産・販売が終了してしまうとのウワサ。
越冬の時期は過ぎて、春が来ます。
夏までの間、保湿してもらうには買い足さないと。もう、鏡開きのころの餅とは言わせません。