一条ゆかり先生の最新刊『不倫、それは峠の茶屋に似ている たるんだ心に一喝‼ 一条ゆかりの金言集』、みなさま、お手に取っていただけましたでしょうか?
早くも重版がかかり、好評の声を続々いただいています!たとえば…
「読み始めたら、一気に最後まで読んでしまいました!
そして、とてもスッキリ爽快な気分になりました」
「金言、それぞれ興味深く(耳が痛く…)読みました」
「ショート漫画「その後の有閑倶楽部」、懐かしい面々の現況に心が躍りました!」
あー、ありがたや、ありがたや。担当編集者にとっては、このうえない♪よろこび~~!でございます。
OurAge世代は、必ずといっていいほど、一条先生の作品に触れてきたはず。『砂の城』『デザイナー』『有閑倶楽部』『プライド』…一条先生のファンとお話すると、「私はコレ!」という作品がばらけているのがおもしろい。私は『有閑倶楽部』を愛読していましたが、同期の女性は「『砂の城』を読んで、すっごいおしゃれだなーと思った」「『デザイナー』に衝撃を受けた」など、同じ年なのに好きな作品が、けっこうバラバラなのです。
そこが、一条先生の才能のなせるわざなのでしょう。シリアスもコメディーも、ラブロマンスもホラーも、なんでもござれ。先日、改めて『デザイナー』を読み返してみましたが、かなり大人っぽい内容でビックリしました。読み手はローティーンの女の子たちなのに…でも、そんな風に読者に“忖度”しなかったところが、一条作品の魅力だったのだと感じます。
「今週を乗り切る一言」を担当するようになって、私は一条先生のさまざまな作品に触れてきました。漫画は極上のエンタテインメント、エッセイは明快で痛快でユーモラスな語り口、どちらも心を惹きつけてやみません。そしてもう一つ、忘れてならない魅力が…
美麗としか言いようのない、イラストの数々です。
上の写真、左はデビュー30周年、右は50周年を記念して出されたもの。ページをめくると美しいイラストが次々と現れ、思わず息を呑みます。そして時代と共に進化し続けた一条先生の姿が浮かび上がってきます。『デビュー30周年イラスト集』より、私が印象的だったものをご紹介(一条先生の許可を得て、中ページを掲載しています)。
「犬でもできる語学留学」ぶ~け1992年11月号 扉イラスト
今見ても新鮮、おっしゃれー!そして“時代”をよく映していると思いませんか?まだバブルの余韻に浸っていた90年代、ゴージャスかつシックなドレスがあの頃を彷彿とさせます。
「おいしい男の作り方」マーガレット1989年9月号扉
連載の担当になり、一条先生のイラストを見るたびに、その美しさ、緻密さに圧倒されています。上のイラストでは雪彦さん(右の男性)の、革手袋の質感にノックアウト!この手袋ひとつで、大人の男の余裕とダンディさが表現されていると思います。ここに手を抜かないところが、“華麗なる一条ワールド”たるゆえん、なのでしょう。
そして上のイラストをはじめ、先生自らが厳選した美麗イラストを掲載しているのが…
「不倫、それは峠の茶屋に似ている
たるんだ心に一喝‼ 一条ゆかりの金言集」(1,760円・税込)
です。
読み始めたら止まらなくなる金言の数々、うっとりと目を奪うイラスト、心躍るショート漫画「その後の有閑倶楽部」…一条ワールドを堪能できる1冊、ぜひぜひお楽しみください!
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