こんにちは。米津玄師の東京体育館公演がリセールで当たり、堪能してきたライブ大好き編集者のすぎです。さいたまスーパーアリーナとか神戸とか、いろいろエントリーしてたけど、一番行きたかったところが当たって幸せでした!
さて、米津玄師からさかのぼること約1カ月。8月27日(土)に永ちゃんのデビュー50周年記念ライブに行ってきました。
新国立競技場で行われる初の有観客単独ライブ。新国立競技場の中に入ってみたかったという動機もありました。
こちらのチケットも公式トレードでゲット。不正転売禁止法のおかげで買い占めが減り、人気の公演も当たるチャンスが増えているのかもしれません。
実際には電子チケットなのですが、入場時にメモリアルチケットがもらえました。粋な計らいですね。
私は永ちゃんについては熱烈なファンというわけではないけれど、やはりロックのレジェンド。
過去にも東京ドームや武道館、2007年にBUMPとACIDMAN目当てで行った北海道のライジングサン・フェスなどで観て、カッコイイなぁとは思っていました。
(ライジングサンでは、近くにいた若者が永ちゃんのステージに「やばい、やばい」を連発していて、その「やばい」ってほめ言葉だよね? 感動してるんだよね?と、変わりゆく日本語の意味を実感した思い出があります)
東京公演では、開演前に「矢沢永吉ミュージアム」という記念の展示が見られるというので、早めに会場に行くことにしました。
ザ・永ちゃんスタイルの正装ともいうべき、白いスーツにパナマ帽というオジサマ方や、黒いTシャツに白いサスペンダーの方々、E・YAZAWAのロゴを散りばめた生地で特別にあつらえたであろう浴衣姿の3人組マダム(写真を撮らせてもらえば良かった・・)などなど。今日はファンにとってもハレの日なんだと思うと、私まで嬉しくなってきます。
ミュージアムは、レシートのような整理券をもらい、QRコードを読み取ると、順番が来たらメールで呼び出してもらえるというシステム。世の中、進化してますね。
その待ち時間を利用して競技場の周りを1周してみたところ、
カッコイイ過去写真の大きなパネルとか、
永ちゃんのフラッグとか、撮影スポットが満載。会場全体が祝祭感に満ちていました。
お約束のツアートラックも2台。裏から見ても派手ですね~。
ミュージアムはコンパクトなスペースながら
使い込まれたマイクスタンドや、過去のテレビ台本。
40点以上もの衣装。
愛用のギターやバイク等々。
撮影OK、ブログへの掲載OKという太っ腹企画だったので、ガンガン撮影してしまいましたよ。
そしてライブは18時にスタート。
私はスタンドの上の方の席ではありましたが、会場を横長に使うステージセットのほぼ正面でとても近く感じたし、傾斜も急で、かなり見やすかったです。
6万人を相手に、堂々たる歌いっぷりの永ちゃん、72歳。(9月14日で73歳に!)。
ちゃんと鍛えているであろう肉体で、ロックは盛り上げ、バラードはセクシーに。
全23曲中、実は6曲ぐらいしか知らなかったのですが、そんなことも気にならないぐらいの表現力で聴かせてくれました。
予告されていたゲストのMISIAの歌声はもちろん素晴らしく、そこに余裕で声を重ねてデユエットする永ちゃん、かっけ~。
そして1曲だけ歌ったら、サラリと退場してしまうMISIA。なんて贅沢なの~。
(翌日はB’zがシークレットゲストとして登場し、『ファンキー・モンキー・ベイビー』を含む2曲をコラボしたというニュースに、うわ~、それも観たかった~とは思いましたが)
火柱はバンバン上がるわ、少しでもファンの近くに行くために、白いキャデラックのオープンカーで会場を1周してくれるわ、花火は打ち上がるわ、思い切り派手な演出も面白く。
キメキメのロックスター然とした振る舞いの一方で、「武道館と同じようなつもりでいたら、遠くて全然間に合わなくて焦ったよ。やっぱ広いねぇ」と、花道から慌ててステージに戻るお茶目なシーンも(笑)。
「50年経った今も、夏の野外で、6万人もの人たちの前で歌えるなんて、本当に嬉しいです。感謝してます」
この先も決して離れることはないであろう、大勢の熱いファンをがっちり掴んでいる永ちゃんでさえ、ここに立っていることを決して当たり前だとは思っていないんだ。
そんな謙虚なMCに、人としての魅力も感じました。
アンコールのラストは、『止まらないHa~Ha~』で、恒例のタオル投げ。タオルを持っていない私はエアーで参加(笑)。楽しかったな~。
唯一残念だったのは、やはりタオル投げの定番曲『トラベリン・バス』が、私の行った初日だけ演奏されなかったこと。(その後のライブで、「めちゃくちゃ苦情が来た」と話していたそう。笑)
聴きたかったな~。
50周年スタジアムライブの余韻もさめないうちに、11月11日からの全国ツアー17公演も発表され、年末の武道館4DAYSで、武道館ライブはなんと150回目。
桁外れの伝説は、まだまだ続くのですね。リスペクト!