にわかに活気づく世田谷代田に、このへん一帯地元民としては驚きながらも納得
唐突ですが、富士山と美味しいものが大好きです。
富士山と言えば、富士見橋! 富士見橋といえば中部〜関東地方にはたくさんありそうですが、今ホットな富士見橋と言えば、世田谷代田駅。
見るたびに大人も泣いてしまうドラマ、『silent』のロケ地となって、にわかに驚くほど人が増えたこの駅周辺。何気ない感じながら実は、富士山を見晴らすスポットや美味しいものがいろいろあって、お洒落な人気エリアが下北沢の向こうまで続いているなど、じわっと来る魅力のある場所なので、人気沸騰も納得。かねてより代田〜梅ヶ丘〜羽根木〜笹塚〜下北沢界隈をお散歩テリトリーとしている自称「このへん一帯地元民」のワタシも、よく友人を案内しているエリアです。
そんなこのあたりでちょうど、秋にふさわしい美しい景色と美味しいものを見つけたので、ちょっとご紹介。
まず、世田谷代田といえば、ぜひご覧いただきたいのは、やはり富士山です。。
お散歩ついでに駅周辺にいくつかあるカフェやコーヒースタンドのどれかに寄り、美味しいラテを片手に午後の日差しと富士山の景色を楽しむのが大好き。美しい富士山を見られたときは、たまらずパチパチと写真を撮っています。特に美しいと思うのは秋の夕映えどき。
こちらは昨年の11月末のある日、多分駅の改札出たあたり(あのベンチのある…)から、16時23分に撮ったもの。なんだか神々しいような光に圧倒されて撮りました。11月なら、雲の少ないお天気のいい日に16時過ぎにここにいれば、美しい富士山に出会えるかも! ぜひ、夕焼けバックの富士山を、ご堪能ください!
ジャム購入を控えていたのに、ヒトメボレしてリピート買いした、青森産のりんごジャム
で、このあたりにはここ数年に新しくできたものも含めて、素敵なお店がたくさんあります。
住宅街の中のビーガンカフェや、豆にこだわってるコーヒースタンド…。その中のひとつで、ワタシが必ず寄るお店は、その富士見橋の向こう側。というのも、以前そのお店でゲットしたりんごのジャム「たべるジャム」が、とても美味しかったから! で、最近、珍しくリピ買いしました。
珍しく、というのも実は、元々ジャム好きだったワタシですが、ここ10年強の間、摂取を控えておりました。
まだ「食べてもそんなに太らない体質かも?」などと油断していた30代後半頃、いただきものの美味しいジャムにハマった私は、毎朝パンに盛って食べまくり、まんまと体重増…。そのとき決めました!
「絶対美味しいジャム」だけを、節度を保って「ここぞ」というときのみ食べることにしよう!、と。(大げさですがw)
以来、朝食はバタートーストとサラダ+卵などにして、ジャムはおやつや、ヨーグルトに添えるなどして少量いただくのみに。お土産などでいただくことも多いので普段はそれで満足。長い間ほとんど自分でジャムを買っていなかったのです。
が、そんな私が、富士見橋の向こうのお店でこのジャムを見かけて唐突に購入した結果、リピ買いすることになろうとは。
そのわけは、ただただ「美味しそう!」という直感がひらめいたんです!
その「たべるジャム」はこちらです。
●たべるジャム 980円/DAITADESICA フロム青森
なんとも淡い、朝やけのような色合いのやさしいピンク色。いわゆる「りんごジャム」のオレンジ色ではありません。そして、ビンの外からもわかる、みぞれ状の感じも独特。
「食べてみたーーーーい!!!」
ヒトメボレでした。
よく見ると、さらにいろいろと惹かれるポイントが。
ラベルの上方には「青森県産りんご100%」(低農薬)とありますし、商品名の下に小さく記された、「30年間ずっと手作りしています。」という言葉に胸がきゅんとします。
さらに裏面の原材料欄に目をやれば、「りんご(青森県産)、砂糖」とシンプルな表記。
「うん、間違いない」
とひとり納得してうなづき、レジに向かいました。
で、食べてみると…。
本当に美味しい!!!!!
スプーンですくったところ
甘すぎず、煮詰め方がほどよいのか、粘度もほとんどなくて果実みがいっぱい。
舌触りもなめらかな、やさしいみぞれ感。甘みもちょうどいいのです。そして、その中に時折り感じる乱切りのりんごの歯ごたえ。
トーストに載せると、ボリューミーながらふんわりとしています。口に運ぶと、繊細な香りが広がって…。
色が同化していますが、左側に載せているのが「たべるジャム」です
私のお気に入りの食べ方は、クリームチーズをトーストに広げて、まず半分を食べ、途中から「たべるジャム」を追いトッピングすること。
うっすら塩気を感じるクリームチーズと、ほどよい甘さでりんごの香るジャムとの組み合わせが最高です!
スコーンにも、よく合いました! クロテッドクリームとも相性良し。
このジャムは、地元の農業組合、芳樹園さんが作られているということ。センスの良い仕上がりに脱帽です。
ただ、産直品ということで、収穫などの条件に左右される加工品は、シーズンごとの販売なのだそう。よって、現在の在庫以降の仕入れは未確定なのだとか…。
しかも、現在の店頭品の賞味期限は上の写真のように、本年の12月後半。なので、食べてみたい方は、早めのお越しが良さそうです。(現時点では、在庫は十分あるそうです!)
このジャムを見つけた「富士見橋の向こうのお店」は、「DAITADESICA (ダイタデシカ)フロム青森」といいます。
お米をはじめとした青森の農産物、加工食品、お菓子などの食品、さらに全国の食器や玩具なども置かれていますが、並ぶものはいずれも気の利いたものばかり。以前から同じ世田谷代田駅の近くにあるセンスのいい道具屋さん「DAITADESICA」さんの姉妹店と聞いて「なるほど!」と納得しました。
富士見橋を渡っていると、正面に見える青いキャノピーが目印。(この青、画面にも映り込んでいましたね)
青森から直送のお米や野菜などが、美味しくて、お散歩時にもついつい買い込みがち! 週末に「朝市」が開かれる週も。(詳しくは事前にHPなどでご確認を)
センスのいい「食まわりの小物」たちは、青森に限らず全国から選りすぐられています。お茶まわりの道具、木のお椀、ごはん茶碗などにそそられます
下北沢を挟んだ一帯の小田急線が地下化した跡地は、元線路だったところに素敵なお店がどんどんできている話題のエリアですが、こちらのお店もそのひとつ。(たぶんショップとしては、その最西端に位置する感じ)
このお店がある、マンマダイタという建物には、東京農大世田谷キャンパスが入っていることもあってか、珍しい特産品に出会える「農大ショップ 『農』の蔵」やカフェレストラン「CAFE HELLO」などもあり、「美味しいもの」が集まっている場所です。
そうそう、「DAITADESICA フロム青森」では、あの青森県は弘前の名洋菓子店「ボンジュール」のアップルパイも冷凍で取り寄せて販売されています。
数が限られているので売り切れのことも多いですが、秋〜春先のシーズンの間は随時届くとのことなので、タイミングが良ければ出会えるかも?
この日は売り切れでしたので、商品紹介の掲示物のみご紹介。青森の人気アップルパイ紹介の本なども置かれています
ここから梅ヶ丘方面に降りていくと、羽根木公園や、美味しくて手頃で大人気のお寿司屋さんなどがある商店街も。駅に戻って下北方面に向かう道は、同じく小田急線路跡にできたボーナストラックやリロード下北沢など、やはりドラマにも登場する人気スポットに続く道。街歩きの起点にも終点にもなる世田谷代田駅。ますます注目を集める場所になりそうです!