こんにちは。主人公の2人がスピッツ好きという設定に惹かれて見始めたドラマ『silent』にすっかりハマっている、ライブ大好き編集者のすぎです。ヒゲダンの主題歌『Subtitle』も名曲ですよね~。
さて、今回は初めての藤井風さんです。
遠征する気満々で土日公演はほぼ申し込んでみた5~9月のホールツアーは、みごと全滅。
すぐにこの、大阪で2日間だけ行われるスタジアムライブの発表があったのですが、10月の野外は寒そうだし、どうしようかなぁと最初は躊躇していました。
が、8月13日深夜。コロナに罹患したVaundyのピンチヒッターとして登場し、生配信されたライジングサン ロックフェスティバルの、特にKing Gnuの『Vinyl』のカバーに感動。
「めちゃくちゃ難しくてびっくりした」と言いながら、出演決定から2日で仕上げたというピアノの弾き語りは、マジ天才でした。
この生配信、深夜1時に約20万人が同時視聴していて、本当にすごい時代になりましたね。
「やっぱり生で見てみたい!」と決意して、オフィシャル先行2次抽選に応募。スタンド5階のA席でしたが10月16日(日)のチケットをゲットすることができました!
というわけで、万博記念公園にあるパナソニックスタジアムです。
久しぶりに京都にも行きたかった私は、京都のホテルに泊まって、JR茨木駅からシャトルバスで行くルートを選択。
特に何もない結構な距離を歩いて、ようやく到着しました。
モノレールの万博記念公園駅から来た人は、たくさんの藤井風フラッグに迎えられ、「藤井風越しの太陽の塔」なんて写真も撮れたようです。うらやましい。
「風の秋まつり」と名付けられた、この2日間。
フードエリアの「KAZE KITCHEN」では、ベジタリアンである風さんが監修した大豆ミートハンバーガーや大豆ミートの焼きそば、カレー、野菜フライなどを販売。
食品ロスを考える展示や、規格外の野菜を販売するブースもあったのですが、このエリアもまぁまぁ遠いモノレール側にあったので、結局、見に行くのをあきらめてしまいました。
でも、スタジアムの壁には、風さんの大きな写真がそこここに!
壁が大きすぎて、1枚の写真には収まりません。
『LOVE ALL SERVE ALL』(全てを愛し、全てに仕えよ)は、今年3月に発売されたセカンドアルバムのタイトル。
ファーストアルバム『HELP EVER HURT NEVER』(常に助け、決して傷つけない)同様、慈愛に満ちて哲学的です。
ライブのオープニング。オーロラのような背景全面の映像のあと、ドレープが印象的な衣装で座禅を組み、せり上がってきた風さんは、お釈迦様かと思いましたよ(笑)。
かと思えば、センターステージのピアノに駆け寄り、立ったまま激しく『何なんw』のアウトロを弾いたり、仰向けで長椅子に寝転んだまま歌ってみたり。
穏やかな岡山弁と流暢な英語のMCも含め、全てが自由で自然体。
かわいいのかセクシーなのか、コロコロ変わって、もう、何なん?って感じです(笑)。
『ロンリーラプソディ』の間奏部分では「一緒に呼吸しましょう」「きれいなもんだけ吸って~」「ネガティブなもん全部吐き出して~」という風さんの声とともに深呼吸。これ、普段からやるといいかも。
レゲエのリズムにアレンジされた『帰ろう』や、真っ赤な衣装にチェンジしたあとサックスを吹いて登場した『死ぬのがいいわ』、風さんを乗せた櫓が高く伸び、花火が打ちあがった『まつり』など、心に残る曲や演出はいくつもあったのですが、会場中がどよめいたのは新曲『grace』を披露する前。
「この曲は、みんなに自由を感じてほしくて。携帯出して、撮影でも何でもしてええよ」
慌てて携帯を取り出し、スイッチオン。
5階席からの風景です。
スクリーンのアップの映像を狙ってみたりもしました。
細くて長い指が本当にきれいなんですよね。
周りの人が動画で撮影していることに気付いたものの、動画を撮り慣れていない私はうまくできず・・。
あきらめて写真に戻ると、曲はほぼ終盤。ダンサーたちも登場しています。
そんなこんなで自分の撮影は今イチでしたが、インスタで #藤井風スタジアムライブ などと検索すると、いろんな席から撮った写真や映像が見られて面白いですよ。
パナソニックスタジアムはサッカー専用スタジアムなのでスタンドとピッチの距離が近く、傾斜も急なため(立ち上がると、かなり怖かったのですが)、4万人収容とは思えないほど見やすい会場でした。
音楽ライブで使用されたのは、今回がはじめてだそう。
ただ、私は規制退場の順番運が悪く、席を立つまでに30分、さらにバスに乗るまでに1時間半という憂き目にあいました。後日この話をサッカーファンの弟に話したら、パナスタの帰りはいつも混むので、JRの駅まで30分歩くほうが良いとのこと。リサーチ不足でした・・。
でもバスを待っている間、高松から高速バスで日帰りという人と、北九州から来て大阪に泊まり、めいっぱい観光したという人に、あれこれ風さんバナシを聞き、それはそれで楽しかったです。
そういえば大阪のついでに岡山に行ってきたであろう、きびだんごの袋を持った人も見かけたし、思いのほか年配の方もたくさんいらっしゃいました。(紅白効果でしょうか?)
全国津々浦々の老若男女を動かしてしまう藤井風さん、25歳。たった一人がもたらす、その経済効果たるや!
前途洋々、力まずひょうひょうと海外でも活躍しそうですね。