こんにちは、ギリコです!
今回は断捨離でモノを減らし続けてきた私が、逆にあえて増やしているモノをご紹介します。
現在マイナス21キロのダイエットを達成した私。
実はダイエットに挑戦する前は、せっせと家の断捨離(※)をしていました。
体の余分な脂肪を減らす前に、家にあふれたモノたちを減らしたのです。
(なぜかというと、ダイエットより家の片づけのほうがその場で成果が目に見えてわかるので、達成感が得られやすかったからです)
その結果、家の中はだいぶすっきりし、たとえばキッチンはこんな感じに↓。
〔ガス会社の人が来たときに「モノが少ないですね」とつぶやいた我が家のキッチン。ヤカンの隣にあるガラスのポットには仕事中に飲む麦茶、写真左端の白いボックスはぬか床です。モノが少ないと掃除がラクです。思い立ったとき、パッと拭いたり、掃いたりできます〕
このようにモノをどんどん手放した私ですが、逆に増やしているモノがあります。
それは……
防災用品です。
災害に対してもともと警戒心(というか恐怖心)が強かったのですが、東日本大震災を機に、自宅の防災用品の備蓄を強化。
ずいぶん前にもおすすめの防災アイテムをこの「編集部のつぶやき」(災害が多くおまけに首都直下地震が来ると言われている昨今。備えあれば憂いなしと減災・防災のためコレ買いました)でご紹介したことがありますが、その記事を書いた後、冬に停電を経験。
そのとき、備えてあった防災用品(カセットガスがあれば使えるストーブ、ランプ各種)が大活躍。
その経験からさらに便利グッズを探すようになりました。
〔停電中、「これがあって助かった!」と思った一番がこのカセットガスストーブ。電池も不要で、火力も強くて暖かい。しかも軽量です〕
そこで今回は、最近、新たに買い足したおすすめグッズをお見せします。
まずはこちら!
これ、このように↓首から下げられるのですが
本当に便利。
横から見るとよくわかるのですが、首から下げたとき、ライトが足元のちょっと前方を照らす構造になっていて、それがとてもよいのです。
私はこれを非常時の備えとしてだけではなく、夜の犬の散歩や夕方ハイキングの帰り道など、ふだんから使っています。
軽量で、かけていても首が疲れません。
なにより両手が空くので、片手で犬のリードを持ち、もう片手で買い物袋を持ったりもできます。
大きな地震などいざというときは、両手は犬をしっかり抱きかかえるのに使えるようにと、これを玄関と寝室のベッド脇に置き、予備も買ってあります。
次におすすめするのが
これ、単1~単4までどの電池でも使えるのです。いざというとき、これほど心強いことがあるでしょうか。
こちらも軽量!
(50代になり、持って使うものは軽量なのが私には重要)
これも玄関、リビングと家のあちこちに置いています。
ライトを上向きにして立てて置くこともできるので、非常時には卓上ランプなどにもなります。
3番目が
これはテレビ番組の「災害時にも役立つグッズ特集」で紹介されていたのを観て、すぐ購入しました。
〔上の写真はわざと点灯させている状態です。スイッチを入れなければふだんは消えていて、停電になると自動的に明かりがつきます。ふつうに読書灯に使ったりと日常使いができます〕
台座となっているアダプターの上に置いておくと自動で充電され、停電時、自動で点灯します。
台座から外せるので持ち運びができ、しかも頭の部分がフックになっているので、ぶら下げて使うこともできます。
明るさも段階があり、ボタンを押せば変化します。
私は光が反射するよう底面が鏡になっているケースの上に置いています。
そのほうが非常時に点灯したとき、明るさが増すからです。
ただ、値段が税込み7990円と安くはないので、先にご紹介した「電池がどれでもライト」のようにいくつも購入はできず、これはひとつだけ持っています。
ここまではライトを3つご紹介してきましたが、次にご紹介するのはトイレアイテム。
災害時、一番の懸念のひとつがトイレです。
使い捨てトイレをたくさん用意してあることは数年前の「編集部のつぶやき」で書きましたが、最近はこれも常備。
使った後の使い捨てトイレをさらにこの袋に入れるためです。
区から配布された防災ハンドブックを読んでみると、〝もしも大きな地震がやってきたら…「在宅避難を推奨しています!」(自宅で安全が確保できる場合)〟とあり、「そうであれば下水施設がダメージを受けた場合、排せつ物はしばらくの間、自宅内にためておくことになるかも」と考えたのです。
それで購入しましたが、これも犬の散歩のときフンをしまうのに便利なのでふだんから使っています。
数年前の停電を経験したとき、やはり同じように停電に遭ったあるタレントさんが「ポータブル電源があったおかげでいろいろ助かった」とブログに書いているのを読んで、マネして購入しました。
家のストック置き場に置いてあり、ときどきバッテリーの残量をチェックしていますが、このポータブル電源はもはや我が家の守護神のような存在。
口コミをチェックすると、キャンプなどアウトドアで活用している方もけっこういるようです。
「停電してもこれでスマホが充電できる。非常時に情報が得られる」と思うと心強い。
また、写真には写っていないのですが、側面に大きめのライトがついているので明かりも確保できます。
ポータブル電源はネットで検索するといろいろなメーカーのものがあり、スペックもさまざま。
バッテリーの容量が大きくなればそれだけ値段も高くなるのですが、私は災害時、電力復旧にどれだけ時間がかかるのかわからないので、思い切ってハイスペックなものを選びました。
今回写真は撮らなかったのですが、広げると2メートル近くあるソーラーパネルも購入してあります。
充電しておいた電力がなくなったら、そのソーラーパネルをポータブル電源に接続すると、太陽光で充電できるのです。
いざというときの備えとはいえ、このポータブル電源やエネポ↓のような高額なグッズを購入するとき、ためらいがないわけではありません。
〔以前「編集部のつぶやき」でご紹介した、カセットガスで発電するエネポ。高かった…。でも、これがあることでどれだけ心強いことか。これも我が家の守護神です〕
そんなとき私が心の中で唱えていることがあります。
それは
「防災グッズについては買わなかったことを後悔するより、買ったことを後悔したほうがいい」
です。
「もっと高機能なものにしておけば、、、」
「あのときあれを買っていれば、、、、」
と、平時にケチってしまったことをまさかのときに悔みたくないのです。
購入した防災グッズの使い方説明書は、一冊のファイルにまとめて収納し↓
わかりやすいよう備蓄品と一緒におさめてあります。
最後にご紹介するのは、これです。
住んでいる東京都中央区の緊急告知防災ラジオです。
これは希望者に3000円で頒布されました(ただし数に限りがあり、先着順だったような記憶が)。
このラジオ頒布は、たまたま犬の散歩のとき目にした道端の掲示板に貼ってあった「区からのお知らせ」で知ったのですが、「自分が暮らしている市町村区が住民に行っている施策、サービスは日頃からチェックしておいたほうがいい」と実感したひとつです。
私がこのようにあれこれ備蓄せずにはいられないのは、「(不確かな未来への)漠然とした不安の裏返し」だと自覚しています。
知人からは「東京は物資も人手も潤沢なんだから、そこまで準備しなくても大丈夫だってば」「そんなにそろえなくても、いざとなればなんとかなるよ」とあきれられたこともあります。
それにいくらふだんから備えていても、自宅の損壊レベルによっては、防災用品を取り出すことができなくなったり、何とか取り出せても壊れて使えない状態になってしまっているかもしれません。
でも備えておきたいのです。
〝買い集めてきた防災用品の出番がこないこと〟を祈りながら。
※断捨離はやましたひでこさんの登録商標です