8月も後半になりましたが、猛暑はまったく衰えず。紫外線も強く、蒸し暑く、肌へのダメージはおそろしいほど。さらにエアコンの効いたオフィス環境は、砂漠並みの湿度20%以下になることも。過酷な環境のなか、あなたの肌は“ミイラ化”していませんか?
いえ、比喩ではありません。「肌の“ミイラ化”とは、角層細胞の内側にあるケラチン繊維が脱水症状に陥ることで、ひとつひとつの細胞がしぼんでしまうことを指します」と、花王のリリースにあります。さらに「ミイラ化した角層細胞が凝集することで、茶褐色にくすんで見えやすくなります」。つまるところ、角層がミイラ化すると表皮や真皮にダメージが加わり、エイジングの加速につながるそう。さらにおそろしいことに、肌は一度ミイラ化すると、元にはほぼ戻らない⁉(涙
ということで、肌をミイラ化させないために「花王エスト」が満を持してリリース。それが
新「エスト ザ ローション」「エスト ザ エマルジョン」なのです。

【左】エスト ザ ローション EX(Tタイプ) 140ml 6,930円
【右】エスト ザ エマルジョン EX(Mタイプ) 120g 7,370円
「エスト」といえば花王のハイエンドライン。今年、誕生25周年を迎えたそう。新製品の発表会会場には歴代の「エスト ザ ローション」も展示されていましたよ。

あー、これ使ったなぁ…と懐かしく思う人も多いはず。バージョンアップを重ねて今回発売されるのは4代目です。

イメージビジュアルも会場の雰囲気も、なんというか荒野というか、砂漠のような神秘的な雰囲気。なんで砂漠…? 実は新製品の説明には
「極限の乾燥環境に挑む 新・砂漠ローション(エマルジョン)。」
とあります。
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さらに「角層細胞を潤いで満たし、砂漠のような乾燥環境でも潤いが続く」と書いてありますが、砂漠ねぇ。さぞや乾燥しているんでしょうけど、どのくらいなのか想像もつかない。鳥取砂丘に行ったこともない私、これも比喩表現かと思っていたら…
想像をはるかに超えてきました、エスト!なんとギネスブックに「世界一の乾燥地帯」と認定された、チリのアタカマ砂漠で検証実験をしてきたそうです!

↑こちらがアタカマ砂漠!
アタカマ砂漠とは
・観測が始まって以来、500年間も雨の記録がない場所がある。実験時の湿度は9.2%
・平均標高は2000m以上、日差しも強い
・アタカマ砂漠への道は「死の道」と呼ばれる
そんなところに社員やスタッフがわざわざ足を運んで、新製品の保湿効果を確認したそう。大丈夫なんですか、花王さん!しかも6時間、スタッフはUVケアもせず、過酷な状況にさらされていたのだとか。私、ぜっっったい無理…。
で、検証結果のグラフを見ると、確かに水分量は高いままキープされています。塗布した1時間後の水分量を、6時間後もあまり落としていません。旧製品だと、3時間後にガクンと水分量が落ちるのに比べ、時間が経っても高い状態を維持できています。
実際、会場でローションを試してみて驚きました。最初はしっとり潤う感じで「まあ、こんなものかな?」と思っていたんですが、しばらくするとすっと皮膚になじんで、肌は柔らかいまま。エマルジョンはみずみずしく柔らかく、なじませてしばらくたっても、肌のもちもち感は変わりません。やはり「世界一の乾燥地帯」にも負けない保湿力はダテじゃない!
でもとにかく、「500年間雨が降らないアタカマ砂漠」のインパクトは強烈でした。会場には実際に現場に行ったスタッフがいらしたので、質問攻めに。

↑到着するまで3日かかったそう。地球の真裏ですもんね…
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↑彼のチリみやげだそうです。素朴でカワいくて、色使いも素敵♪
スタッフによると
「生命のかげが一切ない。植物も見えず、火星にいるのかと思うほどでした」
「湿度9.2%は、すぐに目やのどが痛くなります。日本だと夕方に感じる目のあたりのシワ感が、あっという間に出ました」
「ドライブしていると、簡易なお墓がいくつもあって、自分もああなりかねないのかもと…ちょっと身の危険を感じました」
とのことで、いやー、本当にお疲れさまでした!
25年間続くブランドというのは、常に常にチャレンジを続けて、以前の製品を超えていこうとするのでしょうね。さらなる「エスト」の進化にも興味シンシンです。

