海あり川あり。快晴の高知は何もかも青い
初めて訪れた高知。まずは「透明度が高くて船が宙に浮いているように見える」と言われる柏島に。高知県の西の端なので、高知駅から特急『あしずり』で西へ向かいます。

東西に長い高知県。高知市から西部の宿毛市まで135km、東京~静岡間くらい遠いんですね! こちらは四万十川。川幅がすごい。

レンタカーで海岸沿いの「あしずりロード」を走って柏島に向かいます。海の青さと透明度に心が浮き立ちます。

真ん中に見えるのが柏島です。こちらでは何十年ぶりかでシュノーケリングをし、野生のイルカを見ることもできました。

翌日は「仁淀ブルー」で有名な仁淀川に。お天気と光の加減で、「ブルー」というよりは「グリーン」でしたが、本当に水がきれいで素晴らしい清流を堪能しました。 (キャニオニングにも挑戦したのですが、これはなかなかハードでした!)
お待ちかね「高知の日曜市」へ
そして高知市に戻り、日曜日には楽しみにしていた「日曜市」がありました。年始とよさこい祭りの期間以外は毎週開かれていて、300年以上の歴史があるそうです。高知城のすぐ近くの目抜き通りで、1kmに渡って300ものお店が軒を連ねます。

地元の野菜、果物、魚、手作りの漬物やパン。台所用品や刃物、植木や骨董まで。地元に根づいた生活市でありつつ、観光客にも人気があって平均17000人以上の来場があるとのこと。

名物のさつまいもの天ぷらや、地元でとうもろこしの栽培から手がけているというタコスには行列が。文旦はじめ、高知ならではの柑橘のドリンクも人気です。

その中でも特に私が楽しみにしていたのがこの「田舎寿司」。県内の各地で作られているという、野菜中心のお寿司です。酢飯には柑橘が使われていて酸味は弱めで爽やかな味わいでした。
初めて食べた田舎寿司にチャレンジ
そこで今回、この田舎寿司の再現にチャレンジしてみました。材料はこんな感じ。

日曜市で買ったお寿司の写真の、下の段の左から2番目は「りゅうきゅう」というハスイモの茎なのですが、材料がどうしても入手できなかったので、ナスで見た目だけ近づけることにしました。生の「りゅうきゅう」は日曜市でもたくさん売られていて、地元の方は冷凍保存もされるとのことでした。

酢飯はかなり淡い味付け。本場にならい、100%すだち果汁を使ってみました! 高知で買ってきたものです。1合のごはんに果汁30cc、塩・砂糖各3gで。普段の酢飯よりかなり薄い分量です。揚げは甘辛く煮て、卵は玉子焼き器の大きさに焼きます。こんにゃくは、本家はほとんど味がついていなくて茹でただけかも、と思いましたが、軽くみりんと薄口しょうゆで煮ました。たけのこはかなり甘く煮てあったので、揚げの煮汁に砂糖を足して煮てみましたがなかなか味が入りません。みょうがは甘酢に漬け、ナスは焼きナスにしました。しめ鯖は市販品で。
我流「田舎寿司」の完成です
ど、どうでしょうか・・・?見た目はまぁまぁ似ているのですが・・・。
食べてみた反省点は、みょうがはしんなりしていた方が美味しいので、2日くらい前から漬けた方がいい。玉子は薄かったので、卵2個で玉子焼き器の大きさに焼くのがよさそうです。完敗だったのはたけのこで、そもそもこのお寿司はかなり酢飯の味が薄く、甘かったり酸っぱかったり甘辛かったりする具材と混ざることで美味しさが完成する感じです。なのにたけのこの甘い味付けが全然真似できませんでした。それに、ごはんをぐっと詰め込んでもツルンと出てきてしまい・・・(本家もたけのことごはんは離散していましたが)。

本家も1回しか食べていないので、何が正解かもだんだんわからなくなって来ましたし、県内各地、それぞれの土地の味もありそうです。また高知に本物を食べに行かなくては! と胸に誓う私でした。
魚と龍馬とアンパンマン
高知ではもちろんたくさんのカツオを食べ、カツオ以外の魚も食べ、たくさんの龍馬さんを見・・・。私が行った時、ちょうどドラマ『あんぱん』が最終回を迎えていたこともあり、地元は大変な盛り上がりでした。最終回のパブリックビューイングもあったようです。

自然が豊かで海も川も山もあり、魚がおいしくて、街には可愛い路面電車が走っていて、楽しい要素が想像以上に多岐にわたっていた高知旅でした。次回は「田舎寿司」作りの体験ツアーに参加したいと思います!


