こんにちは、ギリコです!
OurAge読者の声を集めた連載「隣の50歳」。
今回きいてみたのは「理想の老後」です。
人生100年時代という言葉がすっかり定着した昨今、読者のみなさんの理想の老後とはどんな生活でしょうか。
ではさっそく結果発表へといきます。
気になる結果はいかに!
じゃじゃ~~んッ
1位 「健康」、「お金」、「友人」、「趣味(旅行も含む)」のある生活
825票
実はギリコ、今回票を集計する際かなり頭を悩ませました。
なぜかというと寄せられた回答が単にひとつのこと、例えば
「なんといっても健康なこと。これがなくてはいくらお金を老後のために残しても何にもなりません」(52歳・公務員)
「認知症にならず健康でいたい」(45歳・会社員)
のように「健康」というひとつの要素だけをあげている回答はあまりなく、
「夫婦ともども健康でそれぞれが興味のあることを楽しめる生活。もちろんお金の心配がないことが前提。究極の理想はお金が潤沢にあり、ボランティアをしながら旅行や趣味に勤しめれば最高」(56歳・パートアルバイト)
といったように健康、お金、趣味などいくつもの要素を含んだ回答が多かったからです。
そこで「健康」「お金」「友人」「趣味(旅行)」のうち、複数が含まれているものをひとつのカテゴリーとして集計してみたところを1位となりました。
ということでどんな回答があったかご紹介しますね。
「夫婦ともに元気で友人づきあいや親せきづきあいに無理をせず、それぞれの趣味をほどほどに楽しみながら暮らしていければいいなと思う、まずは自宅のリフォームから始めることになりそうです」(53歳・専業主婦)、「年金が支給される年齢になっても健康維持、生活の質の維持のためにパートなどをしてアクティブでいたい。休日は同じ趣味を持つ友達と一緒に楽しみ、健康で充実した生活を送れるようありたい」(53歳・会社員)、「夫婦ふたり、健康で体が動くのであれば質素に暮らすのも悪くないかと思う。晴耕雨読に憧れます」(55歳・その他)、「そこそこ健康を維持し、ピンピンコロリが理想。そうなるように主人とふたり、食生活に気を付け筋力維持にも努めていきたい」(58歳・会社員)、「お金の心配がなく穏やかに暮らすこと。仲間と楽しい時間を共有する健康で充実した老後の人生」(51歳・会社員)、「健康で趣味の陶芸を楽しみながら旅行もしたい」(52歳・会社員)、「夫婦ともに心身健康で、趣味を持ち、孫の顔を見たあとにピンピンコロリで次の世界に旅立ちたい」(50歳・専業主婦)、「日々穏やかで健康に過ごしたい。老後資金が不安なので体が許す限り社会と接点を持つ意味からも何かしら働き続けていたい(42歳・その他)、「家の住み替えをし、好きなものだけに囲まれて生活したい。趣味を充実させ、年に何度かは旅行に行きたい」(48歳・パート・アルバイト)、「お金がそこそこ使えて、たまには旅行に行って、夫や友人とランチやお茶をするなど楽しくゆったりした老後」(41歳・公務員)、「自分のことは自分でするという自立した生活をし、友人と食事や旅行を楽しみ、趣味のアロマやハーブで潤いをもたせた暮らしを送る。そして最後は突然楽に神様のもとへ」(57歳・専業主婦)、「孫の面倒をみたり友人と旅行に行ったり趣味のバドミントンを続けたい。お金の心配がいらない生活を送りたい」(41歳・会社員)、「気候が穏やかで交通の便がよく、治安がよい場所で中古でもいいのでマンションで暮らしたい。本当に気が許せる友達がいて、衣食住に困らず、多少の娯楽が楽しめる資金があること。趣味の創作活動で人との繋がりを持ったり、体力の許す範囲でボランティアに参加し、社会とのつながりも持てれば」(44歳・パート・アルバイト)、「自分のことは自分でできる体と頭でいたい。旅行をしたり、趣味を楽しんだりと心穏やかに過ごしたい。仕事を持っているとどうしても忙しなくイライラしてしまうので、そういう生活はしたくない」(46歳・会社員)
2位 パートナーと仲良く過ごしている
178票
「夫と猫と仲良く暮らすこと」(45歳・会社員)、「贅沢ができなくとも夫婦仲良く子どもに迷惑をかけずに暮らしたい」(52歳・専業主婦)、「夫婦仲良く健康で過ごせたらよい」(57歳・パート・アルバイト)、「夫といつもいつまでも元気で仲良く笑顔で一緒にいたい!」(52歳・会社員)、「旦那さんと一緒に穏やかに健康的に生きていたい」(49歳・パート・アルバイト)、「夫婦仲良く暮らすことが一番の理想。自分が今を生きていることに感謝し笑顔で過ごせていれば、それが最高に理想の老後生活です」(45歳・専業主婦)、「いつまでも主人と一緒にいたい。主人と一緒に旅行にでかけ、子どもたちの成長を見守り、いただいた仕事をほどよくし、眠るように亡くなる。ささやかな幸せがあればいいです、大きなことは望みません」(年齢・職業 無記入)、「パートナーといつまでも一緒に歩んでいたい」(62歳・会社員・役員)、「夫婦仲良く、つつましく暮らす」(44歳・専業主婦)
3位 穏やかに暮らす
59票
「家族に振り回されず、穏やかに暮らしたい」(46歳・専業主婦)」(54歳・会社員)、「お金や健康面で苦しむことなく穏やかで豊かな暮らしをしたい。定年になるまでは今やっているパートは続けられると思うが、本当はフルタイムで働いて老後費用を貯め、活気ある充実した毎日を送りたい」(49歳・パート・アルバイト)、「お金の心配をせず、穏やかな生活を送りたい」(42歳・会社員)、「穏やかで自然に囲まれた暮らしを送りたい」(43歳・専業主婦)、「穏やかな毎日が繰り返されること」(57歳・会社員)、「できるだけ野菜は自分たちでつくって、実のなる木も植えてたまに釣りにも行って、自然と共存するような穏やかな老後生活が理想です」(55歳・専業主婦)、「老後は心穏やかに好きなことをして生きたい。犬を飼って、音楽を聴き、お茶のお稽古をして、一年に国内旅行と海外旅行をそれぞれ一回ずつ行きたい」(51歳・会社員)、「私には大変な持病があるためこれ以上誰にも迷惑をかけたくありません。なので結婚も出産も早々にあきらめたのですが、同じ病気の男性とゆるやかに支え合って生きています。歳をとったら彼としみじみとお茶を飲む穏やかな生活が理想です」(45歳・その他)、「良質なものに囲まれて、シンプルに、数より質を選んだ暮らしにはいりたい。流行優先の、ブランドに飛びつく生活をやめて穏やかに暮らしたい」(57歳・専業主婦)、「夫婦ともども健康で仲良く一緒に趣味のウォーキングをしたり、ガーデニングをしたりして質素でも穏やかに暮らすというのが理想」(50歳・パート・アルバイト)、「2LDKの新築マンションに住み替えて穏やかな生活を送りたい。贅沢はしなくていいので憂いのない普通の時間が送れれば幸せ」(56歳・パート・アルバイト)
4位 子やかわいい孫に囲まれていること
43票
「孫の成長が楽しみです。できるだけ一緒に時間を過ごしたい」(54歳・会社員)、「子どもが結婚して孫ができていること。子どもは夫婦共働きなので孫の面倒を見るつもり」(55歳・専業主婦)、「自分のことが自分ででき、子どもたちや孫とつかず離れず暮らす。年金とお手伝い程度の仕事でのんびり生活したい」(45歳・会社員)、「子どもや孫に囲まれながら好きな海外旅行をしたり習い事をしたりしたい」(45歳・専業主婦)、「孫の近くに住んで頻繁に行き来しながら夕食を一緒に食べる。昼間は好きなときに集まるなど程よい距離感を保ちつつ」(42歳・会社員)、「夫婦でのんびり暮らす。海外旅行のような派手なことをする必要はなく、毎日が笑って過ごせればいいような気がしています。できればたまには孫の世話など子どもたちに頼られたい」(46歳・会社員)
5位 自立している
42票
「とにかく自分のことは自分でできる頭と体でいたい」(46歳・会社員)、「ひとりになっても自立して生活できること」(55歳・その他)、「経済的に自立し、健康で自分のことは自分でできて、あたり前のことがあたり前にできることに感謝する生活」(55歳・専業主婦)、「最期まで自分のことは自分でできるようでいたい」(60歳・専業主婦)、「自分のことは自分でし、ぽっくりと逝く」(52歳・その他)、「仕事を続けながら好きなことにチャレンジしていたい。主人とはお互い自立しながらも助け合って生きていきたい」(53歳・会社員)、「離婚ではなく卒婚に憧れます。同じ家に暮らしていてもお互いが自分の好きなことをし、自分のことは自分でするのが理想です。主婦の仕事が年々面倒に感じるようになってきたので、自分のペースで暮らす老後が理想」(43歳・会社員)、「夫婦べったり一緒にいる老後はお互い嫌だと思うので、それぞれの楽しみを見つけ、精神的に自立していたい」(53歳・パート・アルバイト)、「できるだけ自分でなんでもできるようでいたい。自分ではどうにもならなくなったら、お金を払ってサポートを依頼し、家族には頼らないよう心がけたい」(46歳・会社員)、「経済的に自立していること。金銭的に子どもに頼らず自分たちの収入で生活を賄えていること」(50歳・会社員)
寄せられた回答の中には
「理想はありません。老後を考えると空しくなる」(59歳・会社員)
「どんなにお金があっても歳をとるのはイヤです。理想の老後なんてありません」(56歳・パート・アルバイト)
といったような〝老後〟そのものを考えたくないというコメントもありましたが、おおむね
「0歳と4歳の子どもを連れて離婚してから15年。子どもの学費の支払いが終わったら自分のために時間とお金を使ってみたい」(47歳・会社員)、「肌がキレイで姿勢のよい明るくてパワフルなおばあちゃんでいたい」(44歳・会社員)、「理想は平屋かマンションなど段差のない家(2部屋で70平米くらい)で、パートナーか新しい夫と大型犬の3人で暮らしたい。家事はできるだけロボットか機械に任せ自分自身がやるのは最低限のことだけにし、たまに来る孫のために庭の手入れを庭師に任せる。3か月に一度パートナーとのんびり旅行し、車は持たずカーシェアリングを利用」(41歳・学生)、「家を継ぐ者がいないので、墓じまいをし身辺整理などを全てを終わらせて心配事がないようにいたい」(48歳・会社員)、「自然に囲まれて自給自足の生活ができればいいかな。夫がリタイアしたら海から近い田舎に住んで夫に魚を釣ってきてもらい、私は畑仕事。温泉があればもっといい」(60歳・パート・アルバイト)、「主人が定年退職するとき私も主婦を定年退職させていただきます。体が自由に動くうちに四国をお遍路したり、日本一周の船旅をしたい。ある程度の年齢になったら運転免許を返納するつもりなので、買い物や通院に便利な公共交通機関の発達したところに住みたい」(50歳・専業主婦)、「結婚し子どもが生まれてからは子ども中心の人生で自分の楽しみがもてなかった。だから理想の老後は時間もお金も心も自由で行きたい場所に行き、食べたいものを食べ、したいことをする毎日。孫は時々会えれば十分」(49歳・パート・アルバイト)、「老後は夫とふたりで住んでいる地域に貢献できるようなことに関わっていきたい。具体的には夫は航空整備士というキャリアを活かし、高齢者のために壊れた家電の修理をボランティアでできれば。そして私は広告代理店に勤めていた経験を活かし、夫の活動をPRしてサポートする」(49歳・会社員)
と、意欲的な回答が大多数でした。
「隣の50歳」、いかがでしたか?
今回はいろいろと具体的に書き込んでくださった長い回答が多く、読んでいるとその方の理想の老後像が自然と目に浮かんできて、「こんな老後楽しそう!」とか「なるほど、こういう老後もいいかも」と思ったギリコです。
たくさんの声を本当にありがとうございます。
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イラスト/すぎうらゆう