ラジオの人生相談で人気のジェーン・スーさんに伺うアラフィフの心得。今回は、耳に痛い人も多そうな「意識のアップデート」についてです。
心得 5
自分は古い人間と認め、
つねに意識をアップデートすべし
意識のアップデートは重要です。まず初期設定として「自分の感覚は古い」と自覚すべき。
若いタレントのことを知っていても、最先端の仕事をしていても、パソコンでいうところの“OS”が古いことを頭に置き、新しい価値観にどんどん触れていきましょう。
それを怠っていると、最終的に社会に居場所がなくなってしまいます。
大事なのは、感性をやわらかく保つこと。物事をやわらかに見られるようになると、人生が豊かになります。
今、世の中で流行っているエンターテインメントは何なのかとか、恋愛の価値の比重がどんどん変わってきているな、とか。
私たちが10代だった頃にはなかったものもたくさん登場していますし、性自認や男性の思考も変わってきています。
「TikTokが楽しめないからおばさん」ではなく、「その中で彼・彼女たちが何をやっているのか」を知っておくことが大切なのだと思います。
前回までご紹介してきた「アラフィフの心得」は、下のリンクから読むことができます。
※次回はアラフィフの心得6「筋トレ」をご紹介します。
お話を伺ったのは
ジェーン・スーさん
Jane Su
1973年、東京生まれの日本人。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティ。TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」のMCを務める。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で第31回講談社エッセイ賞を受賞。近著に『ひとまず上出来』(文藝春秋)、共著となる『新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない 愛と教養のラブコメ映画講座』(ポプラ社)がある
『ひとまず上出来』
(文藝春秋)
イラスト/平松昭子 取材・原文/上田恵子