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良質な睡眠のために加藤紀子さんが手放せないふたつのもの(インタビュー/後編)

デビューして33年、今年52歳となった加藤紀子さん。

更年期まっただ中ではあるけれど、ほとんど不調は感じていないとか。

丹精込めて自ら作った野菜をたっぷり食べ、仲のよい友人たちと笑い合うのはもちろん、健康のための意外な秘密兵器もあるようで…。

 

(加藤さんが畑で得たものについてのインタビュー前編はコチラ

 

撮影/露木聡子 ヘア&メイク/松田美穂(アルール) スタイリスト/岡田早苗 金田実香 取材・文/本誌編集部

加藤紀子さん 笑顔のアップ写真

加藤紀子さん
Profile

かとう のりこ●1973年1月30日、三重県鈴鹿市生まれ。’92年に歌手としてデビュー。幅広いメディアで大活躍するさなか、2000年よりパリへ語学留学。2002年に帰国し、芸能活動を再開。以降、テレビ、ラジオ、エッセイ執筆など多方面で活躍。2013年にTOKYO No.1 SOUL SETの川辺ヒロシ氏と結婚。現在、TBS『ふるさとの未来』(水曜深夜0時58分~)にレギュラー出演中。

 

更年期の不調を感じていない理由は…

「母親が、けっこう更年期が大変だった印象があるので、私も受け継ぐんだろうなと思っていたんですけど、ホットフラッシュだとか、いわゆる更年期の主な症状としていわれているものが、ほぼほぼなくて。それはたぶん、お豆腐を食べているからかな?と思っています」

 

そう、加藤さんは2017年に「豆腐マイスター」の資格を取り、2018年から「全国豆腐連合会」の「お豆腐親善大使」を務めているほどの豆腐好き。

女性ホルモン(エストロゲン)と同様の働きをするといわれる大豆イソフラボンをたっぷり摂取している。

 

と同時に、14年前から畑にハマり、さまざまな野菜を自ら育て食べている健康的な生活は、OurAgeでの連載エッセイ『畑からこんにちは』でもたくさん披露してきてくれた。

 

さらに昨年の秋には「東美薬膳®認定アドバイザー」の資格も取得。知識を深め、自分のため、家族のために、食養生の道をさらに追求していきたいのだそう。

 

「自然なものを利用して、いかにきれいな心と体を保っていくか。表面的なものではなくて、体の内側から美しくありたいって、いつも思っています。

だから食べ物を育てに畑に行くというのは、私にとってはエステに行くようなものなのかもしれません」

 

自主性を重んじるこのエステ、なかなかスパルタなようで…。

 

「畑でやる作業って、スクワットの連続なんですよ。若い頃から腰痛持ちではあるので、できるだけ負担をかけないように膝をついて作業したりしています。

種蒔きの日なんて、『鍛えてるな~』と思う一方で、家に帰ったら『今日はご飯作るの、マジで嫌だ』と思うぐらいヘトヘトになります」

加藤紀子さん、目線なしの上半身カット

ブラウス¥33,300/TSI(le PHIL) パールネックレス¥49,500・ピアス¥39,800/805showroom(a wear JW)

 

いちばん大事なのは睡眠!

筋膜リリースのフォームローラーで腰を伸ばしたり、テニスボールでぐりぐりしたりといった健康対策もしているけれど、たどり着いた結論は「睡眠がいちばん大事!」ということ。

 

「今まで私は、『熊に襲われたのか!?』っていうぐらいズタボロの、でも触り心地のいいお気に入りのTシャツとスウェットで寝てたんですよ。

寝汗とか結構ひどくて、夜中に『あっつ~』って起きるときもあれば、布団を全部はいでたりするみたいで、その姿があまりにひどいってことで夫に写真を撮られたこともあるぐらい(笑)。

 

そんな私がBAKUNEというリカバリーウェアを知って着るようになったら、本当におりこうさんな形のまま、夜中に起きることもなくなったんです! 通気性がいいのか、冬に湯たんぽを抱えて寝ても暑くなくて、絶対に睡眠の質は上がったと思います。

 

あと、私は歯をすごく食いしばっていたようで、今はマウスピースを入れて寝ています。

44~5歳のときかな? 寝てる本人に自覚はなかったのですが、だんなさんに『すごく歯ぎしりがあるよ』と言われ、歯医者さんでも『歯のすり減りがすごい』って言われて、最初はシリコンでマウスピースを作ってもらったんです。

そしたら思っていたような違和感とか全然なくて、すごくラクで。顔の力が抜けたというか、本当にその日はよく眠れたんですよね。

 

今は色のついたマウスピースを使っていて、すり減って色が落ちているところもあるから、まだ歯ぎしりが直ったわけではないけれど、低減している気はします。

旅行用のマウスピースケースも持っていて、忘れると『うわ~』って思うぐらい頼っています」

記事が続きます

 

睡眠以外に毎日の健康ルーティンはありますか?

 

「朝起きたたときに、今までは『冷たい水を飲んで内臓を起こそう!』みたいな時代を生きてきたけど、最近はなんとなく『白湯、白湯、白湯』って声が聞こえてきて(笑)。飲んでみたら本当においしくて!

白湯を飲みながら洗濯したり、朝昼兼用のご飯の準備をして、あとはビタミンDを蓄えるために必ず短時間でも太陽にあたるようにしています」

加藤紀子さん、手をあごにつけた上半身カット

指輪/本人私物

 

幸せな未来のために

50代となった加藤さん、これからの人生について思うことは?

 

「今は60代を楽しく過ごすための種蒔きの時期だと思っています。

住む場所にしても、以前は東京の一軒家がすごく魅力的だと思っていたけれど、最近は土のあるところで足を伸ばして、風の通る場所で時間に追われない生活をしたいなと思うようになってきました。

扉を開けたら土があって、そこに野菜が植わっていたり果物の木があったり…。

 

そんな話をしていると地方の友人たちから家を紹介してもらえることもあるのですが、長野とか、今あるのはめちゃくちゃ大きい家ばかりなんですよ。でも掃除が嫌だから(笑)、そこまで大きくなくていい。

いろいろ考えると本当にワクワクするんですけど、彼も50代後半なので、そんなゆっくり夢のような話じゃなくて、リアルに急がなきゃいけないのかも」

 

その人生観には、加藤さんが20歳のとき、お父様が50歳で亡くなっていることも影響しているのだそう。

 

「いつまでも命があるって思ってちゃいけない、というのはすごく意識しています。健康でいなきゃいけないし、この先どこに住むかわからないから、いっぱい出会うために出かけなきゃいけないし。止まってる場合じゃないなっていう、旅の途中だと思っています。

仕事もやれるうちに何でもやっておこうとか、『後悔しないように楽しむ』というのが、すごく今の自分のテーマとしてありますね」

 

 

YouTube 「加藤紀子畑チャンネル」 https://www.youtube.com/c/katonoriko

公式ブログ 「加藤によだれ」 https://ameblo.jp/katonoriko

インスタグラム @katonoriko

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