YOJOとは養生のこと。
切実ではなく、楽しみながら続けたい自分のための小さな約束です。
料理家の飛田和緒さんに、日々実践している4つのYOJOを教えていただきました。
(2019年12月取材)
飛田和緒さん Kazuo Hida
profile
1964年生まれ。料理家。東京生まれの東京育ち。高校時代の3 年間を長野で過ごす。家にある食材を使った、おいしくて無理のないレシピ、奇をてらわないレシピが人気。『がんばらない、無理しない いちばんおいしい野菜の食べ方』(オレンジページ)、『ひだパン』『ひだゴハン』(ともに東京書籍)など、著書多数。
Instagram @hida_kazuo
飛田和緒さんの4つのYOJO
1
一年を通して、温かい「えんめい茶」をたっぷり飲む
10代から飲み続けている黒姫和漢薬研究所の「えんめい茶」は、長野県・黒姫高原に自生するエンメイ草や、クマ笹、ハト麦など5種類の山野草から作られた、カフェイン、タンニンなどを含まないブレンド茶。「飽きのこない優しい味。毎朝たっぷり作ってポットに入れておくと、家族や撮影があるときには訪れたスタッフもおいしいと喜んで飲んでくれるんですよ」
2
パジャマもバスタオルもガーゼ素材を愛用
シャリッとした麻の肌触りよりも、ガーゼの柔らかさが心地よく感じられるようになったと飛田さん。「ざっくり緩めに織り上げたガーゼは、洗うたびにふわふわ、とろんと柔らかくなるんです。冬は三重、春は二重仕様のものに替えて一年中着ています」。乾きが早いのも長所。
ゆるガーゼ バスタオル¥3,800・パジャマ¥19,000/PG GAUZE KITTE 丸の内店
3
旬の素材で作った、安心・安全な手作りの保存食
自宅の地下には、毎年作る保存食のストックがたくさん。味噌、梅干し、栗の渋皮煮、果物のシロップ煮、きのこの塩漬け、トマトピュレ、キムチ、干し柿と、その種類は数えきれません。「旬の素材は長野で暮らす母や知人から。塩分を控えるなど好みの味つけで、添加物を使わずに作り置きできるのがいいところ。毎日の料理にも欠かさず使っています」
4
必要性を感じて始めた運動で、体も心も軽やかに
45歳を過ぎた頃、健診で医師からすすめられたのがきっかけで、運動を始めたそう。「50代になってさらに体力が落ち、以前はできていた階段の上り下りがつらくなってきたり、代謝の低下や足のむくみを感じたときは、ヨガやストレッチをすると確実に症状が改善。時間を見つけてはリビングで体を動かすようにしています」
撮影/フルフォード海 取材・原文/向井真樹